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😶 誘導のバランス 個人的な考えだが、プレイヤーがBAD ENDそのものではなく、BAD ENDを甘んじて受ける覚悟でそのルートや条件を選んだのでない限り、キーパーはグッドエンドに向かうようにそそそ〜っとかる〜く導くべきだと考えている。 全て知っているからこそ、キーパー裁量次第でそこは大抵どうとでもなるわけなのだから。 ただPLが「RP的にも、ここはそれを知ったとしても俺のPCはこっちを選ぶ」と宣言した場合は遠慮する必要は無い。RPの責任を負うのはPLのやることだ。 プレイヤー同士のコミュニケーションさえ円滑に取れていれば、どのような結果であっても問題がない。方針を導き出すためのコミュニケーションが多すぎて困ることはあまりない、はっきり伝えていくといいと思っている。 私の私見では、シナリオにおいて依頼者NPCや同行NPCは初見では極めて疑われやすい。 CoCだとすーぐ「ニャル…?」とか言われる。無自覚ニャルも存在不可能ではないから困る。だからこそトリッキーな立ち位置に居やすい特殊設定のエンターテイナーだと思う。 だが褐色肌だからといってニャルかどうか分からないし、黒髪だからってニャルと疑うのは些か安直だ。 そのような典型的褐色肌黒髪のAPP18で実はニャル様なんてNPCを出すシナリオは今どき正直過ぎて賞賛したくなるくらいだ。疑う必要が無さすぎて和みさえするかもしれん。 対して白髪の青年だの美中年は比較的外見的特徴が一致している場合が多い印象を受ける。旧き神のなんとかデンスさんは化身だらけという訳でもなく、ついでに言うとさり気なく助けに来ていることが多いため(なお大抵はっきり「助けに来たよ」と言ってくれる親切さは全くない)疑われると困るからなのかもしれない。 たまにノーなんとかさんが気に入るほうを選んでしまうとまずいこともあるので、正体が分かろうが信用はしてはいけないのがCoCだ。どちらにせよ信用出来ないというのが結論だろう。 閑話休題。 普通に考えて普通じゃない状況で近付いてきて何か頼んできたり何か知っていたり状況を良くも悪くも変化させたりするから疑われる。 疑うまではいかなくとも、プレイヤーの望み通りに動くわけでもないだろうから「余計なこと」をするのではないかというある種の恐怖を生む存在でもあるし。 たまに神話生物に特攻して死んで神話生物の興味関心を引いてしまう運命の頭パァな奴もいるかもしれない。 それを知っているのはKPだけだ。既プレイで違うPC持ってきて前回とは違う光景を見に来ているPLも居るかもしれないが。 疑心暗鬼が生まれてそれが誰かにとって不都合で不本意な結果になる可能性があるのなら、それとなくどこかでヒントをうっかり思わずちらっとこぼすのもアリなのではなかろうか。勿論KP発言ではなくシナリオ内の描写にした方がいい。KP発言だと疑いようがなくなってしまう。疑わせる気が本来全く無いし怪しんでる時間が惜しければKP発言でもいい。 NPCがなんか怪しいことをしていたとか。「解決したいんだ」と心からの真実をこぼすとか。それが真実であっても偽物であっても構わない。何にせよ判断条件を増やすだけなのだ。 それらの誘導を上手く使いこなすのもKPの技であると思う。KPは機械ではないのだ。ただPLの宣言から描写していくだけでも十分だが、そこから1歩進んだスキルを展開しても面白い。 その結果方針が変わっても変わらなくても、それはPLの自由というものなのだから。その事でKPが責められるべきことではないし、PLが悲しい結果に終わるようなことはあってはならない。
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