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😶 言い方を選ぶって大事以下略 これはAメロでもBメロでもなんでもなくてサビなので何度でも言うが、 「言い方」というのは非常に大事で、相手にどう伝わるかという観点で明らかに悪い意味を持つ言葉は使うべきではないというのが結論であり、そういう意味では今回も限りなく「言い方をマズった」ものだろう 、と分析する。 要するに明らかに粗野で、低俗で、真意を悪意に変換させるような、意味を乱すような意味合いの言葉を、悪意のない状態で振り回すのはよくない、ということだ。 「言われた人の気持ち考えてくれ」と言っているのでは断じて無い。「放とうとしている言葉の意味を考えてくれ」と言っている。 あからさまに悪意を持つ言葉を使うと誤解されたり、嫌われたり怒られたりする。当然だ。「悪意」があるのだから。 その心に悪意などなくても、言葉が棘を持っているのだ。それを投げかければ当然、相手に棘が刺さる。「なんでそんな怒ってるの?」と思うかもしれないが、言葉が悪かったからだ。悪い言葉を選んだからだ。 よく政治家の失言だのという記事を目にする時があると思うが、あれは彼らが本当に失言を放った時、別に悪気があって言っている訳では無い。と思う。 多くはちょっとした悪ふざけや、無意識に定着した問題思想の発露である。 だが、大人である以上、問題視されるような言動を起こしたことについては責任が伴う、というのは事実であり、TRPGの卓に座れる程度に会話出来てデカくなったのであれば、その責任はついてくるものである。 少し仰々しい政治の場に立つ人間の言動を見ると、「…であるからして…というのは…であり…」という、傍から見れば非常に回りくどい言い方が頻出する。 あれは、相手に問題を指摘され揚げ足を取られないように…もとい、自分が問題のある発言をしないように伝え方を選んだ結果ああいうふうになる。 因みにそこに、「ばかっぽい」だとか「キモい」とかいう、俗っぽくあからさまに見下したような単語は出てくることはない。 「っていうかお前のその案、この辺りに穴があるんだけどその辺どうするつもり?この統計を見るに上手くいくと思えないんだけど」みたいに言えば済む話を、わざわざ丁寧に丁寧にオブラートに包みまくって「我々が懸念致しますのは、こちらのグラフをご覧いただいた通り、……における問題であります。…様に置かれましては、こちらについて納得のおける回答を頂きたく存じます」的なことをつらつらと小難しく言っている。 これのキモは、一見すると「ばか」とか「低脳」だのの明らかに悪意ある俗なヤジが入っていないところである。 その真意に相手を蹴落とそうという悪意があったとしても、言い方ひとつでここまでごまかせる。いや、正しくは、「相手が言い方を理由にこちらを糾弾するスキを与えない」ということが出来る。相手は明らかな理由なしに、朧気に隠された悪意を指差して怒ることはできず、大人しく答えなければならない。 まぁそういうわけで、大人の世界では極力「言葉を選ぶ」というのが必須スキルだ。 何も相手の心を読めだとか言っている訳では無い。言葉の意味さえ正しく認識すれば、この言葉は使うべきではないな、というのが分かるようになってくるはずだ。
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