温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記 「「声をかけられる初心者」になるには」

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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2023/09/18 18:36[web全体で公開]
😶 「声をかけられる初心者」になるには
 最近どこかで、「もっとたくさんのTRPGシステムに触れてみたいが、初心者歓迎卓がないことがネックである」といった嘆きを見かけたことがある。
 大いに共感する反面、そう言った希望になかなか沿えない側の立場としてのある程度の理由を鑑みると、軽率に初心者の方に声を掛けさせていただくこともできないことは事実としてあるため、システム経験者にとっては非常に悩ましい課題の一つである。

 初心者に声を掛けたり、初心者歓迎卓を主催するシステム経験者も人間である以上は、なるべく礼儀正しく、最低限のマナーを守れる人で、かつこちらの指示やお願いを聞き入れてくださる温厚な初心者さんとセッションを行いたいというのは致し方ない願望である。
 要するに、初心者でも経験者でもこれは同じことだが、「楽しませてもらおう」というのではなく、「共に楽しもう」という意欲のある人とセッションを行いたいわけである。
 そして、「初心者を招き入れづらい」というのは、初心者ゆえに互いの関りが薄いことから、その初心者の方がTRPGプレイヤーとしてのその最低限度の条件を身に着けてくれているのか、ということが非常に分かりにくいことも大きな原因の一つなのだ。

 そういうわけでちょっとリアルな事情をご説明したところで、では初心者側は、システム経験者の目に留まり、多くのシステムになるべく触れる機会を得るためにはどうすればいいのかについて、私が個人的に思う「経験者に声をかけてもらうための方法」を、経験則も交えてここにつらつら書き記しておこうと思う。異論は認める。

◆どのような人が求められるのか
 身も蓋もない話だが、初心者獲得は得難い機会だからと言って、誰でも歓迎、どんなに無礼でシナリオ崩壊プレイが好きなプレイヤーでも大丈夫です、とは、とてもではないが言えないのである。とはいえこれは極端な例であり、ほとんどの方はこの中に当てはまるようなことは無いだろう。「ドキッ」とはしないはずだ。この冗長な日記をここまで読んでいらっしゃる方ならば。
 TRPGというのは、いかんせん人と人とが関わり合って初めて成り立つゲームである。要するにシステム経験者も、いくらなんでも、ある程度同じシステム上で時間をかけて積み上げてきた、自分の周りの人のつながり……ここでは「サークル」と呼称する……に、下手な人を招き入れて波乱を起こすわけにもいかないのだ。

 ……話がまた長くなってしまったが、さておき、そういったことも含めた様々な事情で、経験者の方も、できれば「礼儀正しく、和を乱さず、共に楽しめる」人を求めるわけであり、これはもう仕方がないというか、TRPGである以上、初心者側もあるていど身に着けてしかるべきものではあると思う。
 私がここで述べていることは、何も初心者に限った話ではない。繰り返し言うが、「礼儀正しく、和を乱さず、共に楽しめる人」というのは、初心者だろうが経験者だろうが絶対的に求められる条件なのである。
 要するに、「初心者としての最低条件」ではなく、「TRPGプレイヤーとしての最低条件」と言い換えていい。

 では以下に、「自分はTRPGプレイヤーとして礼儀正しく、和を乱さず、ともに楽しもうという努力ができる人です」と知ってもらうための方法をいくつかご紹介させていただく。

〇プロフィールを整備しよう
 オンセンSNSのマイページには、自分の予定を記しておく欄や、「100の質問」といった、個人としてのプレイ嗜好などを問いかけるもの、自己紹介欄がある。
 これがこのSNSでは結構ばかにならないとは言える。この辺りを几帳面に書いておくほど、判断材料が増え、話しかけてもらえる確率が増える。
 特に自分のプレイ嗜好、どのようなシステムに触れてみたいか、シナリオはどのようなものが好みか、こういったことはしっかり書いておくと良いと思われる。

〇コミュニティに参加してみよう
 オンセンSNSには、オンセンSNS登録者などが運営している「コミュニティ」というものがある。
 とある条件下でしか予定が合わない人のためのコミュニティとか、特定のシステムの応募をするためのコミュニティとか、そういったものだ。
 とりあえずは、自分のやってみたいシステムのコミュニティを検索して、参加して、自己紹介だけでもしておくとそのコミュニティの参加者にはあなたの存在が知れ渡る。ついでに、コミュニティには卓募集の告知が流れることもあるので、何かと便利が良い。
 コミュニティと言うのは、同じ条件、同じ嗜好、同じ興味を持つ人同士が集まりやすいため、手っ取り早い手段とも言える。
 ほとんどのコミュニティには参加する際に自己紹介が求められ、参加者に対する条件も設定されていることが多いため、そのあたりはきちんと確認して、従っておけば、大体の参加者は新たな参加者に好印象を抱くはずだ。

〇日記を書こう
 かつて、オンセンSNSに登録し始めて間もないころ、私は大体今とそう変わらないような、かたっ苦しい日記をつらつら書くだけ書いていた。
 それは別の場所でのセッションが上手く行かなかったことへのボヤきも混じっていたり、まあとてもではないが今からしてみればまともとは言い難いような、恥ずかしいものだったが……何度も何度も書いているうちに、とある経験者の方の目に留まり、息抜きにセッションでもどうですか、とお誘いを戴いたことがある。
 ……要するに「情け」をかけるほど醜い日記であったことは間違いないわけだが……それが今のオンセンSNSで、私が一気に仲間と、たくさんのシステムに触れる機会を得たきっかけとなったことは言うまでもない。
 理想と現実のギャップに苦しんでいる見苦しい心境の吐露でも、いや、或いはそんな内面をさらけ出した冗長でつまらない日記だからこそ、「私」というキャラクター(性格)が他の人に知ってもらえ、ある程度の判断材料になったようだ。
 自分のプレイヤーキャラクターを知ってもらおうと思った時、諸氏はまずプレイヤーキャラクターの言葉で「話す」というロールプレイを行うことが多いと思う。このSNSで日記を書く、コミュニティで発言する、プロフィールを整備する、あらゆる言葉は、それと同等の効力を持って「あなた」というプレイヤーを他の人々に知ってもらうための情報源になっているのは間違いない。
 私も、初めて関わるGMやPLの人はまずプロフィールを見る。次に、足りないと思えば日記を見る。
 その人が書いた日記と言うものは、セッション前にその人の人となりを知る上で大きな情報源となるのだ。案外ばかにならないもので、プロフィールだけでは見えてこないことも、容易に浮き彫りになることもある。
 それから、日記からだと話しかけやすいということもある。
 日記には話題があるからだ。時には「○○のシステムを体験してみたいんだけど、卓がなかなかなくて……」なんて日記が出たら、○○のシステムを知っていてルールブックも持っている立場なら、一言声をかけてみようかな、なんて気分にもなる。
 まあ、とりあえず臆せず書いてみてもよい。諸氏がどのような日記を書き連ねるにしろ、少なくとも私の書くこんな堅苦しいものよりよほどマシなものに見えるだろう。

〇礼儀正しく、マナーよく
 礼儀正しくというのは、人として、TRPGという人と行うゲームをするにあたって、至極とうぜんのスキルとも言える。
 何事も顔も本名も知らないであろう相手と関わり合う場合、礼儀なくしてはやっていられない。
 しょっぱなからタメ口をきいてくるような人を相手には、流石に初心者歓迎卓どころか、セッションさえやっていられないのだ。
 日記を書いていたり、コミュニティでの発言をしたりした場合に、コメントがつくこともあるだろう。その時の返信は、出来る限り丁寧に行った方が好印象だ。
 また、マナーだが、迅速に返信する必要がある相談などにはなるべく迅速な返信を行ったり、他者が快くコンテンツを利用できるように最低限の心配りを忘れないようにすることも大切である。大体の場合、「ありがとうございます」と「すみません」が適切に使える人ならこれは大半クリアしていると私は見ている。


 さて、ここまで、「オンセンSNSで自分を外部の人に知ってもらうための方法」を冗長に説明してきたが、こんな長ったらしく堅苦しい文章をここまで読んできた方なら、もう大丈夫だろう。
 というのも、私がここまで説明してきたことよりもよほどいい方法が、もう浮かんでいるはずである。それなら、私から言うことは特にない。
 救いの手を求める尊き初心者の方々が、良き出会いに恵まれることを心からお祈り申し上げる。
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レスポンス

シマエナガ三銃士
シマエナガ三銃士温森おかゆ(まんじゅう)
2023/09/18 19:07[web全体で公開]
> 日記:「声をかけられる初心者」になるには
すごく共感いたしました。

まぁ、初心者……というか、ほんとうの意味でTRPGを始めようとしている方達や、
1,2回参加してみて楽しかったからもっと遊んでみたい!という方達。

つまるところ、ものすごく失礼な言い方になってしまうのですが(ほとんどの方は当てはまらないと思いますが)
「ルール違反や問題発言等を許容してもらうために初心者と名乗っておこう」という方も中には‥‥というのが実情なので、ひとえに初心者歓迎と言えないのが本当のところかなぁ、と思います。

もちろん、上に挙げたような、ほんとうの初心者さん達で、なおかつ前向きな方はなるべく参加頂きたいと思っていますが。


‥‥‥ただ、夏ごろに初心者歓迎卓を企画・開催した身としては、おかゆさんが仰っているように、なかなか難しいのかなぁ、と思ってしまいました。
まぁ、私は、ぶっちゃけ‥‥
・礼儀正しく ⇒それほど言いません。自分から喧嘩しに行くような発言でもなければ少々気にしません。
・マナーが  ⇒マナーが何を指すのかすら分かってない状態、である可能性が高いので、注意することはあってもあんまり気にしません。

といった対応をしているのですが。ただ、うん。いらっしゃったのです。
・採用済みだったのに直前で無言キャンセル ⇒すごく困りました。シナリオを急遽調整しないといけなくなりました。
・事前うちあわせをしてくれない人 ⇒これが一番困るかもしれません。セッションページのコメント欄で意思疎通が出来ないと、GMはすごく困ると思います。
・修正や注意点の指示に従ってくれない ⇒時間がなくて返信や修正が遅れた、とかならいいんです。返信すらない人とか、了承してくれたのに日数を経ても修正されてないキャラシとか。

こういった方が初心者を名乗って応募されていたりするので、初心者歓迎卓が立ちにくい要因になっているのかなぁ、と思います。なるべく、根気強く対応いたしてますが。あんまりひどいと他の参加者様の手前、放置も出来ない感じになっていきますね。

そういった事情から、やはり初心者側の方々も、言葉足らずでもいいからGMや参加者の方とのコミュニケーションを取るようにしていただくのが、参加の近道だと思います。修正点が多いとかそういうシステム的な部分は、少しずつ慣れていけばいいだけですし。

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