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😆 【SW2.5】身内卓 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)グランゼールを舞台にしたダンジョン縛りの持ち回りキャンペーン、第12話です! 遺跡マニアのPCが楽しみにしていた未探索の遺跡が、既に探索された後で気落ちしながら街へ帰るところ。 蔦の生い茂る崖に違和感を覚えるPC一行。なんかこれ、まったく同じ生え方しているところがあるような……? 調べてみるとなんと幻影であり、扉が出てきた。 扉には、第1話で攻略した迷宮マニアの魔法王『迷宮王』からのメッセージが魔法文明語で刻まれていた。 曰くここは試練場である、と。己が一流の迷宮攻略者たらんとするならば、挑んでみよ、と。そう煽ってきていた。 遺跡マニアのPCはもちろん未探索の遺跡に大喜びし、名誉を求めて偉大な冒険者になろうとしているPCも共に熱くなる。 まあともかく、PC一行はこの迷宮――『迷宮王の試練場』に挑むことにしたのだった。 広大な迷宮は、大雑把に4つの大部屋と、4つの紋章を集めなければ開かない扉のあるボス部屋という分かりやすい構成。 試しにひとつめの大部屋へ向かうと、扉には「危険地帯」と魔法文明語で書かれている。 ひとまず開けてみると、毒の空気が充満した小部屋だった。ここでは1ラウンドに4点の毒属性魔法ダメージを受けるらしい。 シャドウのスカウトが単独で部屋に入り、探索をする。かのPCは6レベル以上あるので1点しかダメージを受けない。 そして時間と罠との勝負が始まった。入り口で待機しているPCたちに聞こえるのはスカウトの叫び声とか爆発音とかだった。 それもそのはず、扉に次ぐ扉、小さな部屋が幾つも並び、悠長に探索している暇はない。 ペナルティを受けつつ時間短縮で解除判定を試みたりしながらも、罠を踏み抜きながら部屋を進んでいたのである。 5分ほど待っていると、満身創痍になったスカウトが紋章を手にして戻ってきたのだった。 ふたつめの大部屋の扉には「走らされる」と魔法文明語で書かれていた。嫌な予感のするPCたち。 扉を開けると、西に向けて流れる床。そして無数に空いた深さ10mの穴。浮遊と飛行をする魔物たち。 1ラウンドに5m、西に向けて強制移動させられる床に余分に移動力を割きつつ、穴を避けながら魔物を倒す部屋だった。 なお熟練戦闘である。 ウィザードである私のPCはレビテーションしながら射程の長い魔法を撃つ。 他のPCたちも全力移動したりしながら、穴を避けつつ敵を殴ったり、支援したり。 苦戦はしなかったが、慣れない熟練戦闘に疲弊するPLたち。いつもは上級戦闘だからね。 魔物を撃破して、無事に2つ目の紋章を入手したのであった。 3つ目の大部屋の扉には「音楽は好きか?」と魔法文明語で書かれていた。どうせ【キュアリオスティ】だろ? 部屋に入ると、想像通り【キュアリオスティ】が聞こえてくる。部屋中に張り巡らされた射線の通る鉄格子。 電光(射程50m/貫通)を撃ってくるゴーレムが2体見えた。どうやら毎ラウンド呪歌に抵抗しながら電光を撃つゴーレムや音源である魔物を倒す部屋らしい。 もちろん熟練戦闘で、だ。鉄格子のせいで曲がりくねった部屋でちびちびと移動力の計算をするPLたち。 戦闘自体は余裕だったのだが、慣れない熟練戦闘に疲弊するPLたち。全力移動の移動力分だけチマチマとマス目を数えるの、ほんと大変なんすよ。 なにはともあれ、無事に3つ目の紋章を入手したのだった。 そして4つ目の大部屋の扉には「見えないものに注意」と魔法文明語で書かれていた。透明の敵でも出てくるのか? 部屋を開けると、真っ直ぐに伸びた細めの通路から広い部屋へと繋がっている。 通路から部屋に入ったところの左右の角は死角になっており、扉を開けたところからは見えない。 蝙蝠の耳飾りを持っていた私のPCがGMに魔物の有無を問うと、……やっぱりなんかいるらしい。 一旦、扉を閉めて【ライト】をかけた【フローティング・アイ】で死角に潜む魔物をまもちきすることに。 後衛殺しで有名なセラッサルーイがそれぞれの角に潜んでいた。 言うまでもなく熟練戦闘マップ。前衛は部屋に突入しつつ、PCのひとりがフラウを召喚して、【アイスウォール】を通路に張って後衛を守る作戦に。 問題なく勝利して、4つ目の紋章を入手したのだった。 そして4つの紋章を必要とするボス扉へ。 中は書庫のようになっており、これはイビルインデックスが出てくる奴、――と思ったら本当に出てきた。 同時に召喚される2体の魔神メルビズ。ボスの欠片入りイビルインデックスは格上なのでなかなかに強い。 もちろん熟練戦闘だ。乱戦を乱立させながら後衛を守る前衛たち。 範囲魔法で壊れる机や本棚。遠距離攻撃はさすがにどうにもならず、後衛にも届く。 時間はかかったものの、なんとか敵を全滅させると、最後の小部屋への扉が開いた。 小部屋には迷宮を攻略した者たちへの称賛の手紙と、一冊の書物、幾つかのチェックのついたブルライト地方の地図、宝箱があった。 書物と地図は遺跡マニアのPCに預けて解析を頼んだ。 宝箱は開けてみると、――宝箱の鍵が。宝物鑑定によると、装飾過多な宝箱自体が宝物であったらしく、高値で売れることが判明。 PCたちは満足して帰還したのだった――。 クッソ重いギミック付き熟練戦闘を4つも準備しやがってこのGMめ!!この身内卓では初の熟練戦闘にも関わらず、いきなり重たいものをぶっ込んできたわけですよ。ぷんすこ。 私は「熟練戦闘やるなら、せめてチュートリアルとギミック付きボス戦の2回くらいにせよ」という言葉を投げつけました。 GMもやたら時間かかる熟練戦闘に懲りたらしく、上級戦闘でギミック付きの戦闘ができないか模索するとのこと。 ギミックも凝ってて面白かったのは確かなんですが、さすがに熟練戦闘×4は大変すぎという意見の一致をみた身内卓。 なんにせよ何週間かに渡る長期戦は、ここに終幕したのでした。
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