まるーやさんの日記 「ファンタジー寺子屋論」

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まるーや
まるーや日記
2019/11/23 16:30[web全体で公開]
😶 ファンタジー寺子屋論
私はファンタジー世界にも寺子屋やそれに準ずる「かんたんな読み書きそろばんを教える場所」はあってしかるべきだと思う派です。
もちろん、午前中だけ教えて、午後は働かせるくらいでかまいません。

一応、なんでファンタジー界における安価な労働力としての子供にも教育が必要かというと「社会に対する長期的な投資」です。
 子供はまだまだ本能優位なので、ヒトにするため、ヒトとして生きていくためにはやはり教育が必要です。 
大人がいないときでも最低限メモをとったり書面を読んだりできるようにはなりますし、
商業ならばお釣り計算もまかせられますし、
教会や豪商などが宿なし子を集めて真っ当に養って教育し社会に戻したら、成人になったとき一人二人くらい恩を返してくれるでしょう。 
少なくとも、預かられた子が育てばそのぶん宿なし子だった分の労働人口が増えて、ならず者に利用される子の割合は少なくなると思います。
冒険者になるにしても、依頼書や手記の読める読めないがその後を左右することは十分にあります。

まともに教育されなかった子供は無知な民となり、その民は無知であるがゆえに貧困に陥りやすく、貧しく無知だからこそ教えることは少なく食べることに苦しむのです。 
(貧しくても知識があれば私塾を開ける、無知でも豊かなら労せずして食べていける)
そしてそういう民は、人間社会への不満や恨みをつのらせ悪や外道に堕ちやすいのでして。
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レスポンス

カイ
カイまるーや
2019/11/23 18:20[web全体で公開]
> 日記:ファンタジー寺子屋論
ファンタジーの世界観は中世ヨーロッパベースが多いですからね...
価値観も民を賢くすると扱いづらくなると思ってる貴族も多そう
江戸時代に識字率の高さに驚いてるあたりなかなかそのような施設は

まあ、ファンタジーなら学校があっても不思議ではないですがね!
斧を使う山賊
斧を使う山賊まるーや
2019/11/23 17:58[web全体で公開]
> 日記:ファンタジー寺子屋論
わたしは、字も知らない子供がグレて、魔法使いの家に盗みに入り、魔法使いに捕まって、弟子になるシチュエーションが好きです。

あとは、人外(高位精霊や竜など)が子供達と遊びながら物事を教えていくのも好きです。

地域によっては、公用語が精霊語や竜語のそれに近かったりしてもいいですね。

あぁ、ファンタジー最高
佐藤
佐藤まるーや
2019/11/23 17:13[web全体で公開]
> 日記:ファンタジー寺子屋論
 あってもおかしくないどころか、あった方がいいですねー。仰る通り「長期的な投資」として。
 キチンとした長期的な視野を持たない支配者層にとっては「一般人はある程度バカで使いやすい方がいい」という認識で、教育の場を壊そうとしてくるかもしれませんが、技術の発展には社会全体の教育水準向上も必要ですし……。

 寺子屋に近い概念としては、教会学校(日曜学校)がありますね。
 宗教団体が道徳教育も兼ねて教育活動するのはファンタジー世界でも十分ありそうです。

 ただ、余裕のない農家などは歓迎しないかもですね。
 昔は「子供=労働力」という認識の家庭も多かったでしょうし。将来のことも考えて教育を受けさせるのではなく、短期的な視点で「畑仕事をしろ!」「水くみに行け!」「子供は親の言うことだけ聞いてりゃいいんだ!」と押し付ける家庭が多かったはずです。

 教育は本当に大事だと思いますが、貧困家庭にとっては未来の飯の種を得る前に、今日を何とか生き延びることが大事になっちゃうので……。
 

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