LeTSさんの日記 「TRPGについて考えていて、疑問。」

LeTSさんの日記を全て見る

LeTS
LeTS日記
2020/07/21 11:21[web全体で公開]
😶 TRPGについて考えていて、疑問。
前回だらっと考え事をしてましたが、(最初に書いたのと違う感じがしてるけど)その時にふと思ったんですよ。
昔に本で「TRPGはウォーゲームやってる人たちが発想してできた」と知ったのですが、
・その”ウォーゲーム”ってなに?

D&Dが元祖的な話も知ってはいるんですが、D&Dみたいなファンタジーウォーゲームだったの?
それとも、リアルウォーシミュレーションからは作り上げてファンタジーにしてみたの?
みたいな話を知らないのですよね。
最初の販売が1974年らしいので、それ以前のボードゲーム史をおさえたら自然と判るのかな?
・・・それなら「これが元だ!」みたいな記事があるような気もするけど。

ご存じです?
いいね! いいね!8

レスポンス

wpeke
wpekeLeTS
2020/07/21 18:33[web全体で公開]
> 日記:TRPGについて考えていて、疑問。
このように近かった両者ですが、「ウォーゲーム」のマニアック化等などの問題もあり、残念ながら「TRPG」が好きでも「ウォーゲーム」をやろう という人はほとんどいないようです。 ただ、「アーカムホラー」等TRPG風味のあるボードゲームにその影響は残っているように思われます。
個人的には 「TRPG」や「ウォーゲーム」といったジャンルわけにこだわらず、楽しいものにはいろいろ手を出す仲間が増えればいいなぁ なんて思います・・・おしまい
wpeke
wpekeLeTS
2020/07/21 18:31[web全体で公開]
> 日記:TRPGについて考えていて、疑問。
このファンタジー好きなゲーマーたちは思いいれが強くw やがて自分の「戦士」たちの戦闘能力だけでなく、「個性」や「背景」まで考えはじめ、その「人形」たちのセリフで会話するようになりました。これを「ミニチュア」がなくても遊べるように体系づけたのが、世界最初のTRPG「D&D」の原型と言われています。  このように「TRPG」は「ウォーゲーム」から生まれた・・というより同じ親から生まれた「兄弟」もしくは「先輩後輩」というのが近いかな・・と思います。あとから生まれたTRPGは先輩の「ウォーゲーム」のノウハウを活用することができましたしね。
70~80年代は「ウォーゲーム」の背景世界から「TRPG」が生まれたり、「TRPG」の大規模戦闘を扱う「ウォーゲーム」ができたりと両者の関係はすごく近いものでした。
wpeke
wpekeLeTS
2020/07/21 17:51[web全体で公開]
> 日記:TRPGについて考えていて、疑問。
もともとは人形の「兵士(や艦船)」をジオラマや「地図」の戦場でルールに基づいて戦いを再現する「ミニチュアゲーム」が遊ばれていました。(この発祥は軍隊の図上演習だとかHGウェルズの作ったルールだとか諸説あります。)これをもっとかんたんな(主に紙でできた)コマとマップにおきかえ、さまざまなテーマで遊べるようになったのが「ウォーゲーム」(正確にはシミュレーションゲーム)であり、日本では「ガンダム」などのアニメを題材にしたものがヒットしたこともありちょっとしたブームになりました。 
それにちょっと遅れて「ミニュチュアゲーマー」の中から当時流行していたファンタジー小説に影響を受けて「兵士」を「剣士」や「魔法使い」。敵を「モンスター」。 戦場を「宝が眠る洞窟」に変えて遊ぶ人たちがあらわれました。
ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツLeTS
2020/07/21 13:46[web全体で公開]
> 日記:TRPGについて考えていて、疑問。

頭角を現してきた新興の、アバロンヒル・クラシックなどの、いわゆる我々が考える「シミュレーションウォーゲーム」がもっぱらであったわけです。

なんでファンタジーというジャンルがメジャーにならなかったのか、これまた推測で申し訳ありませんが、「ファンタジーをシミュレーションする」って、なんのこっちゃ、と、当時の人間は考えてたんじゃないかなあ。ファンタジーというものは、定量化したり、法則化したりすることができない、つまり「シミュレートできないからファンタジー」なのであり、そんなもんやるのはムチャではないか、と。いや想像ですけどね。

そんな中に風穴を開けたのが、「D&D」(1974)と、デザイナーの話ではほぼ同時期に別の場所で開発されていた「T&T」(1975)だそうであります。その商業的成功により、ゲームメーカーも、そろってファンタジーゲームを著ぼちょぼながら作り始める。当時のゲームファンの認識では、まあ「ゲテモノ」感覚ではなかったのかと想像します。

TSR社が作った、D&Dをボードゲームにした「ダンジョン!」(1975)(続く)
ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツLeTS
2020/07/21 13:36[web全体で公開]
> 日記:TRPGについて考えていて、疑問。

押入れから、1985年の「幻想遊戯の夕べ」が特集されていたタクテクス誌を引っ張り出してきたのでそれをもとにして答えるであります。

タクテクスの記事によると、世界初の、オトナが遊べるファンタジーゲームは、「ファファード&グレイマウザー」シリーズで知られる作家のフリッツ・ライバーが、自分および身内が遊ぶために作った、「ランクマー」というシミュレーションゲームだったようです。それの原型ができたのが、1930年代ごろ。架空の都市ランクマーを舞台に、ファファードやグレイマウザーといった英雄を動かして遊ぶものだったそうであります。

で、それから1974年の「D&D」の発売までには……何か出てたのかもしれませんが、85年のタクテクスの記事では、「なにもない」。まったくの空白のようなんですね。

なぜか、というと推測になりますが、当時の常識では「ファンタジーゲームなんて作って採算が取れるとは誰も思っていなかったから作らなかった」のではないか、と。当時、ゲームファンが遊んでいたのは、ミニチュアを使った戦争ゲーム、いわゆる「ミニチュアゲーム」と、(続く)

コメントを書く

※投稿するにはログインが必要です。