ポール・ブリッツさんの日記 「老害の茶飲み話だが」

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ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ日記
2022/09/16 04:44[web全体で公開]
😶 老害の茶飲み話だが
80年代の終わりごろの話だったか、「トンネルズアンドトロールズ」というゲームの話。

「槍」というタイプの武器がある。両手持ちのものもあるが、基本、片手に盾を持ち、もう片手に槍を持って、敵に突撃をかける形で使うことは納得してくれると思う。持つのに腕力もそれほどいらず、基本突っ込むだけなので、さほど器用でない人でも使えるのが利点の武器だ。

さて、「トンネルズアンドトロールズ」では、二刀流のルールもあった。基本的に、ひとつずつの武器の必要筋力と必要器用度を加えて、合計値がそのときのキャラクターの筋力や器用度以下だったら持って普通に戦えるのだ。

この二つのルールが出会ってしまったところから、悲劇は始まった。「槍の二刀流」がプレイヤーの間で大流行したのだ。ルールに従って、誰でも大攻撃力が持てるのだから当然だ。問題点はただひとつ、「誰も長槍の二刀流というものがどういうものなのかヴィジュアルの面で想像も描写もできなかった」ということである。

サポート誌「ウォーロック」で大激論が起きたのは想像に難くないだろう。特に「キャラクターの美しさ」にこだわる某先生の怒りは激しかった。たいていの場合、槍の二刀流をするのが、高い筋力とまあまあの器用度を持つドワーフであったことが、怒りをさらに加速させた。「ドワーフが槍を二本持ってどうやって戦うのか考えたら頭がおかしくなりそうです」みたいなセリフがちょいちょい誌面に掲載された。

詳しく知りたい方は、国会図書館で旧ウォーロックのバックナンバーをあたってもらうとして、その後、日本で作られた一種の拡張ルール「ハイパーT&T」においては、武器にガチガチの制限がかけられ、剣の二刀流以外はほとんどの二刀流が不可になったとさ、という話。

示唆に富む話ではある。

え? 今の現行版である「トンネルズアンドトロールズ完全版」ではどうなったのかって?

まだ在庫がたくさんあるみたいなのでどうか買ってあげてください……。
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レスポンス

Kei
Keiポール・ブリッツ
2022/09/17 12:41[web全体で公開]
> 日記:老害の茶飲み話だが
どんなに高火力になったとしても、GMはこう考えるので……。
パーティの総合攻撃力は15d6+6かぁ、それじゃあモンスターレートは190くらいにしましょ。
りんりん丸
りんりん丸ポール・ブリッツ
2022/09/16 13:18[web全体で公開]
> 日記:老害の茶飲み話だが

ウォーロックも読んでたけど、T&Tはそんなに遊ばなかったです。
Fate zeroのディルムッドみたいな槍の二刀流はカッコいいけど、片方は短槍ですね。
ワシも「キャラクターの美しさ」にもこだわりたいので却下かなぁ、ぶっちゃけるとレイピア二刀流ってのも現実的には変だと思ってます。なので片方はダガーを持ちたい派ですが…いろいろ説明し出すと老害扱いなのでそっと黙って使います。
ログホラのにゃん太がやってるじゃないかって? あれはカッコいいですw
セス
セスポール・ブリッツ
2022/09/16 09:31[web全体で公開]
> 双槍将 董平

 実際には最初は長槍二槍流+短槍多槍流(背中に背負ってるとか)とかで、
長槍投槍したり近接では短槍でやり合ったりの複雑な実戦槍術だった
らしい・・・ほぼ民明書房らしかったとかwww
 
アイ・オウ(I.O)
アイ・オウ(I.O)ポール・ブリッツ
2022/09/16 08:49[web全体で公開]
> 日記:老害の茶飲み話だが
お茶に付き合います♪

自分の所属していたグループでT&Tが不評で遊ばない理由の一つが二刀流でした。
最大の理由はダイス計算が面倒だった事でしたが。

80年代は(良く云えば)大味のルールブックがたくさん発売されていて(別の意味で)面白かった時代でしたね。
WAST@ルセラフィム推し
WAST@ルセラフィム推しポール・ブリッツ
2022/09/16 05:55[web全体で公開]
> 日記:老害の茶飲み話だが
ウォーロックは購読できてなかったんでその話は知りませんでしたが

水滸伝を読んでる方はいらっしゃれば・・・

双槍将 董平
https://suiko108.exblog.jp/27683330/

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