橙さんの過去のタイムライン
2021年07月
橙 | |
2021/07/24 11:50[web全体で公開] |
4
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橙⇒はがね | |
2021/07/13 12:14[web全体で公開] |
> 日記:分かる人には分かる時事ネタ わかります。成人すると児童文学の棚をうろうろするの少しきつい。 怪盗側じゃなくて名探偵側を中心においたHOでも、きっと名探偵はPC4におかれている…(名推理
橙 | |
2021/07/13 03:20[web全体で公開] |
😶 【PC】ミトン・イリイチ・スヴィーニン【LOST】(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)※特にネタバレ要素はないんですが、長いので折りたたむために『あり』に設定しています* 2021.02.14~02.20『銀の時代』 :『ミトン・イリイチ・スヴィーニン』について 時代は他PCと同じく1927年。旧ソ連軍に属する軍人です。 GRUで暗躍する探索者を演りたくてWikiとか結構一生懸命漁ったんですけど、当時のロシア関係のデータや資料がなかなか見つからず。足りない知識面をKP陣にアドバイスして頂いて作成したPCでした。 作成する際にイメージした姿は、一面の銀世界の中にひとり佇む、真っ赤に染まった長剣を片手にぶら下げた青年です。 当時のロシア(旧ソ連)はロシア革命と最終戦争を経て、スターリンによる全体主義政治が幅をきかせはじめた頃。スターリンを崇拝しなければ粛清される、息の詰まる時代だったそうです。 ミトンはそんな体制に対して「いつか亡命してやる」と内心では中指を立てつつも、外面は真面目に仕事をこなし職務に貢献する人でした。賢く立ち回りながらも、ままならない現状に幾つも手を汚しては心を壊し、ただ大勢に抗う野心は決して失わない。最後に笑うのは俺だ、と言わんばかりの負けず嫌いな性格でもありました。 そんな彼に『銀の時代』に参加するにあたって、KPが『妹』をプレゼントしてくれました。 彼女は幼いながらに貧しい生家を助けようと働きに出る『お兄ちゃん』を心配して見送りに出てくる…そんな可愛くて自慢の妹でした。 『銀の時代』 2/14〜2/20間の五日卓に参加しました。 <GRU>…ロシア連邦軍における情報機関、その中でも対神話に特化した部隊<SV-8>に所属するヴァレリー、カミラ、ミトンの三人が<ニジニ・ノヴゴロド>における異常気象の調査に派遣される───のですが、導入はそれよりも任務を言い渡されるよりもずっと過去の時間から始まる。 ───この極北の大地で彼らはどんな人生を歩んできたのか、その始点には、ターニングポイントには何があったのか。 あまり馴染みのない(普段は米国を舞台にしたシナリオが多い)ロシアが舞台だったこともあってか、まず空気からロシアのものに差し変えられるような感覚のじっくりとした導入でした。ログを見返すと、PLもろともPCを舞台装置に取り込んでいく手腕が本当に凄い。それもこれもこの後めちゃくちゃじっくり美味しく焼き上げるためだと思うと…村焼き職人の二つ名は伊達じゃないですね(震撼 :LOST 魔術師の集団で<マスター>と称される程の強敵と、最後の最後…彼女にトドメを刺すその瞬間まで戦いきって、そして力尽きました。 ミトン・イリイチ・スヴィーニンの人生は、恵まれてはいなかったかもしれません。 けれど決して不幸だったとは思いませんし、最期も悪くはありませんでした。 ─── KP:ミトンさんは、全身が……傷だらけで、その乗り越えた<嵐>の大きさは KP:それだけで、見て取れるほどでしたが KP:……最期の顔は、何処か安らかなものでした <><><> KP:ミトンさんは……顔を上げると、古ぼけている KP:見慣れたドアノブを掴んでいました……白い、白い、世界の中心にその家はあるように KP:ずっと、思えて リージヤ・イリイチ・スヴィーニナ:「おかえりなさい、お兄ちゃん」扉の向こうには、家族の幸福がありました ─── ロスト後の最後のRP直後に差し込まれたこの描写に、あぁよかった、と本気で思いました。 あまりの厳しさに憎みすらしたこのロシアの大地、けれど、確かに彼らを育んだ母なる大地に受け止められた最期。ずっとずっと本当は望み続けていた家族の幸せを、彼はようやく手に取ることができました。 自分も雪国育ちなので、肌に触れる空気感とか雪景色に抱く寂寞感には覚えがあり。五日間、没入し続けた一卓でした。 デビュー卓でロストしてしまいましたが、この一卓に凝縮されたミトンの生き様は、演じた身で恐縮ですが見事だったと言えると思っています。 生き残ったカミラとヴァレリーに、これからの道行の幸福を。一人のPCの人生に、心からお疲れ様でした。
橙 | |
2021/07/11 19:23[web全体で公開] |
😆 【PC】ロブ・ボロー【case1〜4】(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)これは半年前に書いた記事です。 12/20~01/09 計4回のセッションに参加してきました。 2020.12.20『至福の一杯』 2021.01.02『真夜中の儀式』 2021.01.09『One Shot One Kiss』 2021.01.13『セベク』(6日卓) ※特にネタバレ要素はないんですが、長いので折りたたむために『あり』に設定しています* 今回のPC『ロブ・ボロー』について。 宇津瀬聡二と同じく<クロシェベルト探偵事務所>に所属する探偵。 聡二よりも若くて、ケルト系の狩猟民族出身のPCを作りたいと思って生まれた子です。 はじめロブは、集落でも特に頭が良い方の少年で、大学などの進学のためにアメリカに留学し、そのまま現地で探偵として就職した、という脳内設定でした。当初は武器もライフルではなく弓矢を使用するつもりでした。それがなんとまあ見事に殺意タッカイタカーイなスナイパーに成長して…。 『至福の一杯』 ある友人の家に、他の探索者諸君と一緒にお呼ばれしてコーヒーをご馳走されました。ビヤーキーコーヒーだったんですけど。思えばこの時から、ロブはビヤーキーと縁を結んでいたようです。 『真夜中の儀式』 ロブに設定が生え始めた回。 <EPH/イースト・パブリック・ハイスクール>と言う学校に通っていたことになったロブに、後輩と先輩の探索者仲間ができました。物語は先輩であるアイラが夢を見るところから。その夢で彼女は瓦礫の中で愛おしげに『鉄の魚』を抱え、とても幸せそうな心地でいました。────彼女の夢見るものは、世界平和。彼女はこの奇妙な幸福感に満ちた夢を、神話的事象ではないかととらえ、ロブとバンに相談します。 …正直、はじめにこの描写を読んだ時から、PLはこの『鉄の魚』の正体に心当たりがありました。まぁもしかしたら私の知らない神話生物なのかもしれない、と思って口には出しませんでしたが。嫌なもの連想しちゃったな、とは言いましたけど結果心当たりはバチ当たりしていました。…小学生くらいの頃、あの形を映像で目にした時から「こいつ魚みたいな形してんな」と思っていたんですよね。 ────人類が滅べば世界は恒久的に平和を手に入れられるよね、とか汚染された聖杯みたいなこと言うのはやめてクレメンス。 『One Shot One Kiss』 ありがたいことにロブの設定掘り下げ卓ということで開催して頂けた卓でした。 舞台はアーカムを離れ、<シカゴ>。ここで彼は<アーカム>に来る以前は、<シカゴ>のアイリッシュ系のストリートチルドレンだった事に。 導入では先輩探索者のジムさんと話しているところに、先々代所長と契約していたビヤーキー…『ロックボトム』が帰還。後の相棒との出会いがあり、<シカゴ>時代の幼馴染・アメリアとの再会もあり。 シカゴの探索者組織<グレーターズ>からの依頼(アメリア、ワフトはグレーターズの所属)を受け、違法酒場で起こった神話的事件の解決に乗り出す。<ノースサイド/アイリッシュ系>と<サウスサイド/イタリアン系>の両ギャングの抗争に端を発したと思われるこの事件に、アイリッシュ系人種のロブとアメリアはストリートチルドレン時代の伝手を使い、ノースサイドの違法酒場を仕切る男がかつて二人を守ってくれた兄貴分だと突き止め、彼を尋ねる。────が。 二人の知る”彼”はすでにこの世にはおらず、いたのは”彼”の皮を被ったナニカ。 ────を、踏まえての次卓。 『セベク』01/13~01/20間の六日卓 尊敬する探索者を一人喪い、再会したばかりの幼馴染ともゆったり会話をする時間も取れぬまま死に別れ。 ミ=ゴという神話生物を前に、それでもロックボトムとワフトの助けを得て生き残ったロブは、<グレーターズ>からの勧誘を断り<アーカム>でロックボトムと探偵業を続けていた。 過去の繋がりを全て喪くしたロブは、空いた穴の涼しさを埋めるように、ロックボトムと契約をしていた。 そんな中、<グレーターズ>がシカゴ…ひいてはアメリカ大陸の覇権をめぐって<暗黒のファラオ団>との戦いを始めることを耳にし、ロブ・ロック・タケルの3名は<アーカム>から<シカゴ>に向かう。 このシナリオは個々PCに生えた設定の一つ一つが重たくて…、特に<グレーターズ>の二人は家族を亡くし、あるいは取り戻し。全員で立ち向かって最良を掴み取りにいった、濃密な全6回でした。 前回卓の報酬で取得したメインタグ<迷彩>と<呼吸>を活用し、戦闘場面では活躍いたしました。 特にラスボス(仮)戦では天も味方してくれました。ロブの手番直前、KPCとして参加していたロックが戦闘不能になってしまい、しかし指揮官であるクレメンタインの言葉に戦闘を続行────手当てに走るのではなく、銃を撃つ事でロックを守ると決めた直後のダイスロール。 ‘‘‘ ロブ・ボロー:迷いを振り切るように、勝ちを取りに ロブ・ボロー:ccb<=85 ライフル Cthulhu : (1D100<=85) → 1 → 決定的成功/スペシャル ‘‘‘ 機械的処理、ただの乱数処理だとわかっていても、これはロブが引き寄せたんだと思って胸にくるものがありました。相棒とまだこの先も歩み続けたいロブの意志が、他の歴戦の探索者たちすら唖然とさせる弾丸を放ったのだと。この時PLは思わず涙ぐんで、そしてこのパーティの勝利を確信していました。 ────その後真のラスボス戦を経て。探索者らは家族を失い、または取り戻し、または誰かへと繋ぎ。以前と少し異なった日常を再び歩み始める。 エピローグでついにクレメンタインに外堀を埋められたロブとロックは、<クロシェベルト探偵事務所/シカゴ支部>の創設に伴い異動。ついでに支部長に就任させられることに。前回卓、絶望で後にした<シカゴ>の土地を、今度は新天地として再びロックと踏むことになるとは。感無量です。 まだ5卓経過してないのにこの濃密さ。 ロブのキャラクターを他PLさん方にも愛して頂けたからこそなんだろうな、と思いつつ。 これからの彼らが、暗雲を切り払って進み続けられるよう。