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😊 「っと…失礼、この角度で攻撃するのはフェアじゃないね…」 (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)(長くなってしまったので折り畳み) タイトルは「幽遊白書」で敵役の戸愚呂弟が、主人公の幽助に言ったセリフです。 「戸愚呂弟の放った一撃を回避すれば幽助はまだ立っていられる。 だがそうした場合後ろにいるヒロインたちが風圧で死ぬ」 という状況を見て拳を振り下ろすのを止め、戦いを一時中止するべく口にした彼のキャラを象徴する一言です。 このセリフを思い出したのは昨日のギルティウィッチーズのセッション中でした。 「過去PCの親友であったが敵役である魔女の支配下にあり、最終的に決戦フェイズで戦うことになる」 というNPCが現在やっているシナリオ内には設定されています。 GM側としては 「特性上最後まで脱落しない保証があるし、若干シーン内に登場させて魔女の片棒を担がせていいよね」 と思いPCたちの前に数度登場させてみたのですが想定したよりPCたちが慈悲深く、かつ私も心のどこかで 「この子をひどい目に合わせるのは本意ではない」 と思っていたようで、最終的に彼女がPCたちを救う形で決戦フェイズに入ってしまいました。さぁ困った、 昔から言われている『ゴブリンのジレンマ』に抵触しかねないぞ・・・と悩むGM。 ギルティウィッチーズは魔女がPCたちの心のうちを探り、【背徳】や【幸福】を崩していくゲームです。そして 「彼女を魔女が洗脳した」などの理由をつけて敵対させることも簡単でした。しかし 「PCたちの持つ【背徳】【幸福】は『破壊していいよ』という前提のもとPLがキャラクターシートに書き込んだ ものだ。それ以外の大事なものを壊してPLたちの倫理観を試し、これ以上不幸を招くのはフェアなのか?」 と考え、私は一度キーボードから手を放しました。少し思案したのち 「GMにも責任がある。彼女は決戦フェイズ中、基本パス(待機)以外の行動はとらない」 と書き込み、最終的にPLたちがそれを受け入れてくれたのでその場はめでたしめでたし、決戦フェイズに突入して 決着をつけようということになっています。結論は何かというと、 「HPやMPみたいに『システム上GMが減らしていい』と明言されているもの以外に手をつけるときは、細心の 注意とPL/GM間の同意が必要だよね」 ということです。GMはPCたちを不幸にするためではなく、ルールに則った戦いをして彼らの強さ、魅力を 引き立てるために存在しているのですから。
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