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😶 ここがあの悪霊のハウスね、というお話 探索者「ここがあの悪霊の、ハウスね」 探索者「ちょっと、開けてよ、ねえコービット、いるんでしょ? コービット、開けてよコービット!」 (ガチャリとドアが開きました。ですが、チェーンがかかっているようで、少ししか開きません) NPC「え? なんですか? どなたですか? え?」 探索者「コービット! いるんでしょ! コービット、出しなさいよ!」 NPC「コービット?」 探索者「ウォルター・コービット!」 NPC「ウォルト……? えっちょっと人違いじゃないですか?」 探索者「とぼけないでよ! すっとぼけないでよ! ネタは光ってるのよ、出しなさいよ!」 --- ご機嫌よう。 CoCをプレイしている方でしたら「悪霊の家」をプレイされたことがあったり、読んでいたり、何かしらリプレイ程度には接していたりするんじゃないかしら。 さて。「悪霊の家」はとてもプレイしやすい入門シナリオかと存じますが、では、GMのみなさんにお尋ねします。いまこの場で、何ならCoCのルールブックも手元になく、ついでにネットにも繋がらず、紙とペンと、あとはまあ6面ダイスくらいはある、という環境だとしたら、「悪霊の家」できますか? わたくし、これ、全然余裕でできるはずだって思うんですね。もちろん、細部とかぜんぜん違うでしょうし、本来のシナリオからしたらだいぶ端折った形になるかとは思いますし、そもそもちゃんとしたCoCのルール運用ができませんが、それでもちゃんと「悪霊の家」になるかと。 どんな風にするかというと、ルール面は、PCのステータスは狂気点だけにしてしまいます(SANをひっくり返します)。運用はネクロニカと同じ。狂気判定に失敗したら(1d6で1,2,3が出たら)狂気点を追加して、4点になったら永続的狂気(ロスト)にしましょう。その他のチェックは全部省略します。技能とか能力値とか使いません。というかルールを覚えていませんし、6面ダイス1個でd100を再現するなんて面倒はしたくありませんし不要です。 コービットの家に至る過程も、全部省略して必要な情報を渡してしまいましょう。なんやかんやあって(もう少し適当に何か話します)曰く付きのハウスに到着しました。 それで生まれたのが、冒頭のシーンです(古い。 あとはまあ適当に演出して、適当に狂気判定をしてですね。コービットの姿が見当たらない、としたら? というのを、どうにかしてくださいねってPLに丸投げしたら、おしまいです。 いま適当にでっち上げましたが、どうでしょう? ちゃんと「悪霊の家」になっていませんか? 探索者が生還すれば「悪霊の家」ではなくなっているはずですし、購入&リフォーム(もしくはリフォーム販売でもいいですが)までしていただくことにして、タイトルもでっち上げてしまいましょう。「劇的ビフォーアフター:ここがあの悪霊のハウス」……これで完璧ですね。 CoCを例に挙げましたが、これくらいなら、何度かプレイしたTRPGに付属している「入門用」シナリオ程度のシナリオだったら、何もなくてもその場でできそう、という印象を持たれたのではないでしょうか。これからGMに挑戦される方々も、こんな軽いノリと準備でいいんだなって、気軽に挑戦していただければと存じます。
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