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😶 どうしてXカードが使われたのか、というお話 ご機嫌よう。 わたくしの卓では明示的にXカードを使用することが多々ありますわ。特に注意を要するテーマのTRPGでは、Xカードを使用しないという選択肢はありませんの。そして先日の青髭の花嫁で、ついに実際にXカードが使われる時がやってきましたの。 青髭の花嫁自体が注意を要するテーマのTRPGですが、だからXカードが使われたのかというとちょっと違うかと存じますの。ですから、どうしてそこまでに至ったのかを、わたくしの視点ではありますが、メモしておきますわ。 まず、青髭の花嫁はホラーTRPGです。しかもPL自身の経験を恐怖の源泉として使うタイプの。つまり、PLとしてこうなったら嫌だ、怖い、ということが起こり得ます。そして、当日のセッションで、わたくしはPLが全然怖がっていないと思ってしまいました。RPの一環として表向き強がっていただけなのかもしれませんが、わたくしは、怖くないんだと思ってしまったのです。 それで、じゃあ、どうしたら本当にとても怖くなるのかって考えてしまいましたの。これがそんなに怖くないのなら、この延長線をどこまで突っ込んだら、PLの方たちは怖くなるのかしら? わたくしが考えるギリギリのライン。 普通に考えたら、これはアウトに決まっています。けれど、もしかしてこれでもセーフなの? 怖がってくれるの? という誘惑に勝てませんでしたの。まるで花嫁が禁じられた扉を開く誘惑に勝てなかったのと同じように。 もちろんこのエントリをご覧の皆さまは、そんなのアウトに決まってると仰るに決まっています。わたくしだってそう思います。けれど皆さんは、そんな誘惑に勝てなくなるほど追い込まれたことはないんじゃなくてかしら? 青髭の花嫁にはシナリオはありません。何がどう怖いのかは全部その場で描くしかありません。PLが怖くなかったとしたら、青髭ならでわの経験ができなかったとしたら、それは全てGMたるわたくしが至らないからです。まさしくそのように考えて、その場の雰囲気を軽口で誤魔化すことすらできないようなおぞましいものを描こうと考えてしまったのです。 Xカードを提示してくださったPLの方、ありがとうございました。Xカードを提示することに引け目を感じたり、わがままだと感じたりする必要はありません。わたくしがやり過ぎた時は、今日と同じようにしてくださいまし。
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