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🤔 TRPGリプレイ。ではないので此方かな。(クッソ長い故、畳) (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼) 作家を仕事にしている人の中にはTRPGユーザーがそれなりに居るらしい。という所からTRPGに興味を持った人の暇つぶし、これ以上タスクを増やすつもりは無いから本当にリプレイを投稿する予定は今のところはないかなー。 ある部屋の一室で一組の男女がボードゲームに興じていた。音楽もなく、にぎやかしもない静かな空間でコマをさし合う音だけが響き春先の陽光が2人を照らしていた。 女声「ひまだわー。なんか面白い事ないかしら?」 男声「言ってくれるな。長期休暇にどこに行っても人ばかりで出かけたくないといったのは君だろう。」 女声「でもねー。これで15戦目よ。はい王手。」 男声「悪い、王手飛車取りだ。」 女声「んな。なんで。」 男声「何でも何も盤面をよく見てみろ、こことここ。」 女声「あ、あー誘いだったのかー。ええとそうなると。うん、どう頑張っても4手後に負ける。」 男声「そういう事だ。」 女声「くそー。もう一戦。」 男声「飽きたのではないのか。」 女声「それとこれはベツ。次は負かすんだから。」 男声「はいはい。これで9勝6敗っと。」 対局動画の録画を止めるためにスマホのカメラを操作した男が飲み物を飲もうとコップに手を伸ばすがすでに空っぽであったことに気が付き逡巡していると女が立ち上がりペットボトル入りのコーヒーを冷蔵庫から持ってくる。 女声「良いのは撮れた。」 男声「まあまあ、我々「西木野ボードゲーム同好会」の宣伝動画としては悪くない。」 そう言って男性は自分たちの部屋を見回す。「西木野ボードゲーム同好会」を先輩たちから受け継いで早2年、先輩たちがかき集めたボードゲームやカードゲーム、TRPG関連書籍その全てに手を付けられた訳ではないがともすればボードゲーム喫茶を開けるのではないかと思えるほどの物品が部室を占拠していた。 女声「助けにはなった。」 男声「だいぶな。」 女声「ふふふ、嬉しい。」 女が男にペットボトル入りのコーヒーを渡す。女が誘うような目で男を見るが。 男声「その視線はやめてくれ、変な気を起こしそうになる。」 女声「…え、そんな目をしてた。」 男声「してた。肉食獣の目だったぞ。」 女声「むー。」 そんな中、部室の扉が開かれ2名の部員が入ってくる。 ハスキー声「いやーお二人さんは今日もお暑いねー?」 子供声「糖吐きそう。二人ともお酒を飲める年なんだからもう最後の一線を越えちまったら?というか越えろ。キスシーンを鑑賞させろ。録画して弄り回してやる。」 2人はA4サイズの手荷物と飲み物を手に部室にズケズケと入ってくると自分たちの定位置に座ると荷物を広げ始めた。 男声「買い出しお疲れ様。」 子供声「無問題、てかほら確かに3冊買ってきたぞ。」 女声「確かに、レシートは?」 ハスキー声「はいこれ。帳簿係も大変ね。」 女声「学校に買わせる事が出来るのだから役得よ。役得。」 男声「予算申請書を書くのは部長の俺なんだぞ。」 ハスキー声「いつも感謝しています部長?」 そしてハスキー声の女はA4サイズの本を机の上に放り投げるように置いた。 ~ソード・ワールド2.5 サプリメント エンシャントブルー-七王群島の夜明け-~ 子供声「欲しがっていたのはこれだろ?」 女声「うん、コレコレ。」 男声「作家を目指す為に引き出しを増やす為だったか?」 女声「そうそう、なんか面白そうなギミックがありそうなのよね。さっそく読ませてもらうわね。」 ハスキー声「副部長の病気がまた始まった。あ、部長?動画の伸びはどう?」 男声「通には受けているレベル。」 子供声「チ、まだ足りないか。」 ハスキー声「監督志望だっけ?大変ねー?」 子供声「お前はなんでそんな気楽なんだよ。この前の試験だって赤点ギリギリだっただろ。」 ハスキー声「私直感型だしー。適当な人材派遣会社で働くつもりだし―。」 子供声「それでいいのかよ。」 ハスキー声「私が納得できるならそれでいい?」 そんな会話をしていると女が食い気味に立ち上がり声を上げた。 女声「ねえ、みんなコレでリプレイ動画を作らない。」 一同「「へ」「面白そう!」「質は担保できるのか」。」 男声「いやいや、まだ発売、一週間もしてないぞ。マズいだろ。」 ハスキー声「良いんじゃない?最新ゲームを発売三日目で配信している配信者も居るし?」 子供声「俺は良いぞ、内容次第だけど撮影から完成まで一、二週間はかかる。」 女声「なら決まりね。確か必要なルルブやサプリは部室にあったわよね。」 男声「あるな。PCの作成レギュレーションは?」 女声「初期作成で1人当たり2人のPCを作ってね。」 子供声「GMは副部長がやるのか。」 女声「ほら、パソ研が読み上げツールを文化祭で発表していたでしょあれ使いましょう。」 子供声「あれは既製品の機能を借りて自動読み上げするMODだぞ。それでいいのか?」 ハスキー声「もとになった既製品にAIが導入されたとか言ってなかったけ?パソ研に言えばモニターを兼ねて貸してもらえない?」 子供声「モニターってお前、ちょっと聞いてくる。」 男声「行ってらっしゃい。さてと、俺はこの山から昔使ったMAP類を発掘するか。」 女声「よろしくー。私はルールをもう少し確認しておくね。」 ハスキー声「私はー。」 男声、女声「「キャラクターシート類のコピーよろしく。」」 ハスキー声「了解!」 以上、販促にでもなれば幸いです。
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