指輪物語ロールプレイングシリーズ 粥村の冒険者

書籍説明

指輪物語ロールプレイングシリーズ 粥村の冒険者 システム:

指輪物語RPG

明るい ☆☆☆★☆ ダーク
書籍種類: サプリメント リアル ☆★☆☆☆ ファンタジー
発行年月: 1987-01 直感的 ☆☆☆★☆ 頭脳的
所持する人: 7人 短時間 ☆☆☆☆★ 長時間
コメント数: 1件 初心者向け ☆☆☆☆★ 玄人向け
出版社:ホビージャパン

「指輪物語ロールプレイング」のモジュールです。
アルノール王国の2本の主要街道、東海道と緑街道の交差点に位置する粥村と中つ国でも有数の貿易の中心、
宿場町であるサルバッドを徹底紹介。

指輪物語ロールプレイングシリーズ 粥村の冒険者へのコメント一覧

ポール・ブリッツ
1. ポール・ブリッツ
2021/04/27 01:13
「指輪物語」でも重要なシーンとして出てきた粥村。そこはごく落ち着いた素朴な村……などではない。常に野生生物の脅威と、焦茶国人の流入に対峙し続けなければならず、村を一歩踏み出せばそこはまさに常在戦場とでもいうべき厳しい世界なのだ。すぐそばには、恐ろしいアンデッドである塚人の住む古代の墳墓もあるし、気の休まることのない場所である。それでも中つ国の中ではいくらか安全ではあるが。

併録された、焦茶国との戦いに疲弊し、いまにも敗北を喫しようとしている王国の首都、サルバッドの冒険はさらに過酷だ。町は通りにまで戦場からの避難民があふれ、町の規律は乱れに乱れ、行政官も民衆も疲弊し、盗賊と暗殺者が跳梁跋扈する頽廃ぶりを見せている。そんな中でも人びとは生きようとし、あがくが、それもまた一時の夢、サルバッドは陥落し、略奪を受けて人ひとり住まぬ廃墟となると、「指輪物語」の追補編の年表には記されているのだ。そんな魔都でのサバイバルは、まさに「指輪物語」の醍醐味とも言えるハードボイルドな冒険を保証してくれるだろう。君は生き延びることができるか。

リアル志向にはたまらないサプリメントである。
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