【ウタカゼ】「凍てつく大地」一日目だ……の内容

本作は、「小林正親、ウタカゼ・ゼミ、新紀元社」が権利を有する「小さな勇者のRPG ウタカゼ」の二次創作物です。

セッション内容

小さな勇者のRPG ウタカゼ
ウタカゼ
セッション 「凍てつく大地」一日目だ……


募集締め切り:

9/18(火) 00:00まで


募集方法・人数:

選考で4人 ( 参加決定:4人、選考中:0人 )


開催日時・プレイ時間:

9/18(火) 21:00から およそ3時間の予定


会場:

「凍てつく大地」一日目だ……


パスワード:

※ 参加しているプレイヤーかGMにのみ表示されます。


レイティング指定:

指定なし


セッション種別:

テキストセッション テキスト(テキセ)


スマホ参加:

できる


見学:

できない


詳細内容:

【備考】
「ひとまず……いつものように、開催予定だ。なにか不都合があれば、忌憚なく伝えてほしい」
「今回はマリンの故郷での話のようだ……な」


●プロローグ
……それは丁度、ウタカゼたちが、秋の収穫祭を見届けている頃です。

ネズミ族たちの住まうしっぽの王国の、最北端。どんよりとした空が、少しずつ力を失い辺りが暗くなっていく夕暮れ時。
名前もない小さな山には、麓にうらびれた寒村と、山奥にひっそりと建立するお寺があります。
普段ならばこの村も、実りの秋に精一杯その恵みをたたえ、来たる冬に備えている時期です。
しかし村人たちは誰もが浮かない顔。
なぜなら、青霧山脈から吹き降ろす冷たい風が、今年はすでに白い絵具を携えていたからです。雪は山全体を白い腕で抱きしめてしまい、森にも村にも冷たい頬化粧をほどこしてしまいました。
村の中を行き交うネズミ族たちも、ヒゲや毛皮の先を凍り付かせながら、それでも仕事の手をゆるめません。子供も大人も区別なく。突然の寒気によって、食糧の貯えも、ひと冬を越せるだけの薪の用意も、何も終わっていないのですから。
……ここはネズミ族たちの住まうしっぽの王国、その最北端。
凍てつく大地は容赦なく、静かにその村を包み込もうとしています。


●オープニングクエスト(だいたいの目安です)

あなたたちは村を訪れると、話を聞き、村の外にあるお寺に案内されました。
出迎えたお寺の僧侶たちは、特にマリンの姿を見ると大変喜んで、口々に兄弟、兄弟(シュンディー)と呼び、親し気にヒゲを震わせます。
案内された部屋には暖炉がしつらえてあり、ネズミたちは食べ物も勧めてくれました。それは、塩気も満足についていない僅かなお粥と、半分しなびたような野菜が少々。困っている村人たちのため、寺院ではさらに切り詰めているようでした。
暖炉の傍の椅子には、コビット族のギリエルモが座っていました。厚着をしているのでよくわかりませんが、両手を包帯でぐるぐる巻きにしています。
あなたたちは、彼から詳しい事情を聞き、協力を頼まれることになります。

……旅支度を済ませて出立しようとした貴方たちを、ギリエルモが呼び止めました。
今回は、シェットランド・シープドッグ(シェルティー)という、新たな仲間を紹介できると。それは茶色と黒の鮮やかな体を持ち、胸元には白い毛並みがふさふさした、温和でやさしい新たな騎乗動物(乗りイヌ)です。
千切って強く擦り込むとぽかぽかと暖かくなる薬草なども受け取って、あなたたちは新たな冒険の準備を始めました……。
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