その頃の彼等5
小慶美(シャオ・チンメイ)演義・ターニングポイントでの登場人物達[web全体で公開] 0 | |
登録日:2022/09/12 22:36最終更新日:2022/09/12 22:36 |
コメントを書く
このスレッドはコメントがいっぱいになりました。
新たに書き込みを行う場合は新しいスレッドを立ててください。
コメント一覧
51. ロウブリ | |
2022/09/22 22:26 |
ステュムパリデスルートはアリーシャが無理矢理勧誘するのかなあ、他のメンバーだと勧誘する時点で傷心ぶりを見て「あいつもうダメだな」って判断しそうだけどアリーシャは若いからそういう判断できなそうだし。反応ないなら無理やり連れていきそう。 そして、拾ってきたんだからお前が面倒見ろということで、死んだ目のウォラギネの口に無理やり飯をねじ込むアリーシャ、それを面白がるザンガと。
49. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2022/09/22 22:11 |
仮章の妄想はしたけど、ウォラギネ君が別の所に引き取られるパターンの妄想もしたい中の人 最初の内はかなり精神が不安定だからどこの陣営に身柄を引き取られても食事や睡眠が安定しなくて所によっては竜医師たちのお世話になってそうだなぁとか思ってた インタラプズ家に保護されるパターンと、ステュムパリデスに勧誘されるパターンと、元老院に逗留するパターンとかありそう
48. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2022/09/22 21:56 |
――味、というものがどういうものか わからなくなったのはいつからだろう ――食事の時間を苦痛と思うようになったのは、いつからだろう それでも、食事(苦痛)の時間を我慢したのは。数少ないあの人と共にいれる時間だったから あの人と言葉を交わす機会を探せる時間だったから ……結局、あの方は俺と言葉を交わしてくれなかった記憶だけが残ったが それでも、抗いたいと思うのは俺の我儘だろうか? 熾した火の傍らで、獲ったものを咀嚼する 相変わらず、味を感じない。ただ何かを口にしているという感覚だけが得られていく 急ごしらえの箱の中に、ごとりごとりと戦果を入れる 神将と名乗っていた奴を、ひたすらに狙った その果ての戦果が、この箱の中に眠っている ……あの方は、喜んでくれるだろうか? 俺が捧げたと知ったら、あの方は俺を認めてくれるだろうか? その手は俺を撫でてくれるだろうか その目は俺を見てくれるだろうか その口は俺に言葉をかけてくれるだろうか その■は―― 「……出来損ないの俺でも、認めてくれるだろうか……?」 虚ろとした赤の目は、やがてまどろみ、眠りにつく その翌朝、ジギスヴァルト邸にひとつの箱が届いたという 箱の中身を見た者は、何を思うだろうか *** 偽りの善悪編 仮章 『歪み澄み切るただ一つの敬愛』
47. ロウブリ | |
2022/09/22 00:39 |
ゼリクスの乱/変における奈落騎士たちの動向 そもそもの奈落騎士(王妃)の目的は ・奈落城の顕現のために、強力な超越者の遺体による莫大なリソース確保(ゼリクスORシアーズ、ステイシー、大罪バジリスク) ・ウェルニウス復活のため、依り代となる強力な肉体の確保(ゼクリスORシアーズ) この二つなので、ゼリクスの乱/変は両方満たせる可能性の高い王妃にとって逃しがたいターニングポイント、理想はゼリクスとシアーズ両方に勝利、かつ片方を生きたまま捕縛、大罪バジリスクの遺体も手に入れたい。 ゼリクスが大罪バジリスク含め鎧袖一色、シアーズと交戦→どちらかが追い詰められたタイミングで奈落騎士最強格とともに王妃自ら出陣、漁夫の利を狙う。 敗北→ゼリクスORシアーズに返り討ち、奈落騎士は壊滅、王妃も深手を負うため、数百年は奈落騎士は隠遁する。 勝利→奈落騎士は半壊しつつもシアーズ、ゼクリス、双方を撃破、片方をウェルニウスの肉体のために生かし、もう片方はリソースにする(寿命の長いゼリクスのほうがウェルニウスの肉体にはよさそうか)王+大罪+多数の戦闘で死亡した蛮族たちをリソースにして、奈落城をキカートリークスに顕現させる。そして、今度はウェルニウス確保のため、ハヴァルムへと向かう。 ゼリクスがシアーズと接触前に神将もしくは大罪に敗北する→万全のシアーズ&ステイシーに勝つのは厳しそうなので本格参戦はしない。ゼリクスと、ゼリクスに倒された大罪や神将の遺体確保には行くかもしれない。
46. くっきー | |
2022/09/19 22:10 |
夜遅く、煌々とマギスフィアの照明に照らされながらメディチ商会の頭目、アドリア・メディチは積み上がった報告書に目を通していた 「代表、お疲れさまです」 「あ、はい。お疲れさまです」 部下からメディチティーを淹れてもらうと、それを飲みながら再び仕事を始める 「…新造艦…ですか。発注元はメスティワール公国…。」 「ええ、最近よく発注されます。キカートリークスとの戦争特需ですね」 「でも宜しいのですか?あまりメスティワールに戦闘艦を渡しすぎるとデウスデアが狙われるのでは…?」 デウスデアが所有する軍艦の中で有力なのはトゥーエとパトリシェナだけである。他にも小さな軍艦はあるが、それらではメスティワールに販売している艦に後れを取ることだろう 「メスティワールに販売している船はどれも航続距離の短い砲艦ばかりです。ブルライトと貿易するには依然としてデウスデアを頼らざるを得ません。それに」 「デウスデアが海軍力に不安をもって新しい艦を発注してくれれば利益になりますから」 利益第一の彼女の計算高さに部下は舌を巻く 「そうでなくてもメスティワールがデウスデアに攻めてくる可能性は低いと思います。こうやって新造艦を建造し、職人さんたちのスキルを研いて技術を育てていく…それがメディチ商会の利益に繋がると思いますから」 報告書を整理した彼女は席を立つ 「さ、早く寝ましょう。明日も早いですからね」 黄金分銅は両天秤に振り分けられていくこととなる 〜〜〜 王の帰還編 建艦競争 メディチ視点で・。・ゞ
45. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2022/09/19 18:46 |
偽りの善悪編 『神将の階梯』『知識を継ぐもの』 ようやく文面を修正 多分美徳の一人に襲われた傷に、美徳側が有している特殊な何かが作用して衰弱してエノモタイアはこの世を去ったのかなと 皆様ご提案ありがとなのです
44. くっきー | |
2022/09/19 18:50 |
ズロラドスト州の豪華絢爛な一室にて、青年…と呼ぶにはいささか若い人物が食事をとっていた 頭から覗く小さな角を見ればナイトメアである事が分かるだろう テーブルの上に広がる、平民であれば1年に1度食べられたら良いような料理を前に、半分ほど食した所で彼は銀のナイフとフォークを置いた 「如何なされましたかヴァニタス様。お口に合いませんでしたか?」 ヴァニタスと呼ばれた青年は露骨につまらなさそうな表情で口を開く 「そうではない。だが黒毛ズロラドスト牛など食べ飽きた。もう下げていいぞ」 「はっ…」 片付ける使用人を背に、青年は窓を眺める (昨日と変わらぬ街並み、毎週同じ料理、繰り返す日々…退屈にも程がある) ワイバーンを駆る士族が羨ましく思う。何の制限もなく空を飛べるのであればどれほど気が晴れるだろうか 「魔動列車の一つでも走っていれば物流も変わるだろうに、父上は何を警戒しているのか」 魔動機文明に対して抵抗のない青年はデウスデアを経由してアウルボーイム州からギアナーン州まで通っている魔動列車がズロラドスト州にも開通する事を望んでいた。しかしベレスティールの反対もあって実現していない 「ヴェーフスハール王…か…」 雲の向こうに小さく見える浮遊領。ヴェーフスハール連邦の直轄領を眺めながら幾度となく繰り返してきた言葉 「いつか必ずその地位に就いてやる。そしてこの退屈な街を変えて見せよう」 青年の夢は壮大で野心的なものであった ~~ 偽りの善悪 見上げる者 黒毛ズロラドスト牛を美味しそうに食べるエイリークと対比で書いた・。・