教室3c#2
鏑矢倉庫[web全体で公開] 2 | |
登録日:2020/05/18 17:46最終更新日:2020/07/13 07:09 |
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コメント一覧
54. 鏑矢 | |
2020/06/06 14:38 |
>「何だぁ…てっきりこれからカオル君に力づくであんな事やそんな事されるのかと…」 >と冗談半分に言うが、小さく安堵の溜息を吐く…。 「そういうヤツもいるからな、気をつけろよ」 返っていたのは、わりと真面目な声色でしたw 「それで…結局どうなの?その時計から出なかったら、私から取る?」 「それは出なかった時に考える。…恋花ちゃんも、今のうちに逃げ出したらいいんじゃない?」 そう言いながら、カオルくんは、顎で後方の戸を示し、自分は背を向けて、再び時計に取り掛かります。 しかし、黒板の上の時計は、やはり何かに引っかかっていて外れないようです。 取り外すには、何かの道具が必要です。 後方の棚には、いくつか調べてないところがありますが、道具を探し出し、時計を外し…と、今更それをやっていると、間違いなく時間がなくなります。 カオルくんは、時間は分らなくなるが、どうせあと10分ちょっとだしこの状態のまま時計をぶっ壊しちゃうか、思い切って、この時計は無視する事にして別の場所を探すか、と言ってきます。 さて、どうしましょうか? あ、そうだな。 〈目星〉での判定もお願いします。
53. いちにい | |
2020/06/06 06:38 |
こめかみに指を当ててむむむ…。 「んん~?……違うの?」 「何だぁ…てっきりこれからカオル君に力づくであんな事やそんな事されるのかと…」 と冗談半分に言うが、小さく安堵の溜息を吐く…。 「それで…結局どうなの?その時計から出なかったら、私から取る?」 >心理学 私も今でも不思議に思ってます()
52. 鏑矢 | |
2020/06/06 02:21 |
「当然。鍵が足りなかったら奪い合いが起こりうるのくらい想像してた」 「当然っていうのは、それはそれで怖い想像だなぁ」 半笑いのカオルくん。 「2人がそれに気付いてなかったら……黙って譲る事も考えた。後味悪いのは大嫌いだからね」 「後味?」 「けど君のせいで大分狂っちゃったよ」 「何が狂ったんだ?」 きょとんとした顔のカオルくん。 「か弱い女子に乱暴するくらいなら、最初っからユカリさんに渡さないんじゃない?」 「ユカリちゃんは、ああいう人だけど、か弱い女子というのとは、ちょっと違うような気がするな…」 「…まぁ、奪い合いで勝ち目が薄いのは事実だね」 「奪い合いって、マジであり得る事なんだぜ。まぁ、恋花ちゃんが分かってるならそれで…。 …え?」 しばらく、不自然な沈黙が流れ…。 「ま、待った。恋花ちゃん、なんか勘違いしてない?」 カオルくん、慌て出しますw さて、どうしますか?
50. いちにい | |
2020/06/05 20:22 |
彼の笑みに眉ひとつ動かさないし、想像が付いてたから振り返りもしない。 「テンケイ…天啓。なるほどね、けどどうだろう?私は私の意志で動いている”つもり”だよ」 ブレザーのポケットの、鍵が入ってない方に手を突っ込む。 「当然。鍵が足りなかったら奪い合いが起こりうるのくらい想像してた」 「2人がそれに気付いてなかったら……黙って譲る事も考えた。後味悪いのは大嫌いだからね」 やれやれと肩を竦める。困った様な…疲れた笑顔だ。 これほど”やれやれ”が似合う女子はいないだろう。 「けど君のせいで大分狂っちゃったよ」 「か弱い女子に乱暴するくらいなら、最初っからユカリさんに渡さないんじゃない?」 「…まぁ、奪い合いで勝ち目が薄いのは事実だね」
49. 鏑矢 | |
2020/06/05 18:23 |
「それでテンケイって何?……ユカリさんに確かめさせたらどうなるか想像付いてるんじゃない?」 恋花ちゃんの囁きに、カオルくんは、にやっと笑います。 「“テンケイ”は…」 カオルくんが言いかけた時、背後で小さい声があがります。 「あ、そうか!私…」 振り返ると、ユカリさんの姿はありません。カオルくんは、ぶるっと体を震わせます。 (今回は、正気度の判定はなしとします) 「何度見ても、あの消えるのってダメだな。…何の話だっけ?」 カオルくんは、恋花ちゃんが支えている机の上によっこいしょと乗り、黒板の上の時計をガチャガチャし始めます。 「あ、テンケイか。でも、そう呼んでるのは、コーメイ先輩くらいじゃないかな」 「さっきも言ったかもだけど、こういう時、こうすればいい、ああすればいい、こうしなさい、ああしなさい、っていう…。何だろ、指令って言ってたかな、命令って言ってたかな、なんかそんなのが聞こえるヤツがいるらしいんだ」 「俺は、今まで見た事がないから、分からないんだけどね。…でも、それが聞こえるヤツは、たいてい死ぬか、狂うらしいよ」 「さっき、コーメイ先輩が、アオイさんって人の話をした時、彼女がそうだったのかなって、ちょっと思った」 気が付くと、カオルくんは時計を動かす手を止めて、机の上から、恋花ちゃんを見下ろしてます。 「恋花ちゃん、俺が君から鍵を奪おうとしてるって、考えなかったの?」 さて、どうしましょうか?
48. いちにい | |
2020/06/05 17:42 |
「じゃあ、お願い」 と言いつつ机を支え… 「それでテンケイって何?……ユカリさんに確かめさせたらどうなるか想像付いてるんじゃない?」 ユカリさん…の部分だけ、カオル君だけに聞こえる様に呟きます。
47. 鏑矢 | |
2020/06/04 18:37 |
「……何でそう思ったの?」 一瞬だけ詰まって 「…無いよ」 恋花ちゃんが緊張したように言うと、カオルくんはバツの悪そうな表情をして、いや、と言いかけて、やはり一瞬詰まって…。 「なんか、やる事が分かってる、って感じがしたから。…そういうヤツがたまにいるんだよね」 「“テンケイ”の話?」 ユカリさんの不可解な言葉に、カオルくんが複雑な表情をします。 「まぁ、そんなところ。うん、そうじゃないんなら、時間もないし…」 彼は、自分の持っていた鍵をユカリさんに押し付けるように手渡して、言葉を続けます。 「ユカリさん、この鍵がちゃんとドアに合うか、試してみてよ」 「なに?」 「え?」 「ユカリさん、って」 ジトっとカオルくんを睨むユカリさんに、カオルくんは困ったような顔をします。 「なんだよ、いつも怒るくせに。…恋花ちゃん、その時計、外してみるんだろ。俺がやるから、机を支えておいてよ」 カオルくんは、そう言うと、恋花ちゃんと黒板下に向かおうとします。 さて、どうしましょうか? とりあえず、恋花ちゃんが机を支えてくれれば、カオルくんがそれに乗り、黒板の上の時計を確認する事になると思います。