校長室#1
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登録日:2020/06/04 07:41最終更新日:2020/07/17 07:29 |
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コメント一覧
50. 鏑矢 | |
2020/07/03 20:10 |
「『あっち』ってなんだい?」 話しながら、蒼一くんはキャビネットをのぞき込みます。 キャビネットは、木製のわりとがっしりしているものです。 上半分が、ガラス戸のついた観音開きのもので、中が見えます。 ぱっと見で、学校年鑑というような類の分厚いものが、ずらっと並んでました。 「これでも、オカルトにはいくらか詳しいんだぜ。知っていることを話してくれたらありがたいんだけどな。僕も光くんも、なにもわからないで連れてこられたからね」 「なるほど」 ミサキちゃんは、軽くうなずき、考え込むように顎に手を当てます。 「きみがうわごとで言っていた、言葉の意味も知りたいしね……ツバサがどうしたこうしたとか、ね」 「ツバサ?」 ミサキちゃんが、怪訝そうな声をあげます。 〈心理学〉をどうぞ。 さて。 鍵穴が付いているのは、ガラス戸のない下半分で、やはり観音開きです。 見付けた鍵を鍵穴に差し込むと、多少ガタツキましたが、最終的にはぴったりハマり、鍵は比較的すんなり開いてしまいます。 「ツバサって、あたしが言ったの?…何だろ?」 ミサキちゃんは、再び考え込みそうになりましたが、慌てて首を振りました。 「それはいいや。…あと10分って言ってたね、そっちに手と頭を動かそう。ホラ、アンタも」 窓際でカーテンに手をかけている光くんをうながして、ソファから立ち上がります。 (続きます)
49. ポール・ブリッツ | |
2020/07/03 19:39 |
「『あっち』ってなんだい?」とキャビネットをごそごそしながら。「これでも、オカルトにはいくらか詳しいんだぜ。知っていることを話してくれたらありがたいんだけどな。僕も光くんも、なにもわからないで連れてこられたからね。きみがうわごとで言っていた、言葉の意味も知りたいしね……ツバサがどうしたこうしたとか、ね」 「ぼくの顔についてなら、ただの現代医学の力不足さ。ボクシングの試合会場で、ノックアウトされて意識朦朧のぼくの顔面に、天井から照明が落っこちてきたんだ。医者の話では、顔面の頭蓋骨と、顔を作る皮膚と筋肉はめちゃくちゃなことになったけど、視覚も、嗅覚も、聴覚も、味覚も、ほとんど影響はなかったというのは、ほんとうにぼくは運がとてもいいみたいだそうだよ」
48. 鏑矢 | |
2020/07/03 09:04 |
>「だから大丈夫~!」 ごめんなさい。 セリフをちゃんと見てなかったです(>人<; 「ほっぺ?あ~そっかそっか!僕のせいでほっぺ赤くなっちゃったんだ~ごめんなさい。アハハハハ でも、こんな力強く殴ったんじゃなくって、起きないからペチペチ応急手当的な感じで叩いただけだからねっ!」 テヘって感じであやまる。 「テヘって、アンタ、小学生か。一番ダメなタイプだな…。てゆーか、カマかけただけなのに、面白いように白状したね」 「で、あのお話する化け物の人は陰山さんっていうの。と~ってもいい人だよ!だから大丈夫~! そして、僕は光ね!一条寺光。君は?」 「アタシは、ミサキ。よろしく、イチジョージくん、カゲヤマさん」 >カーテンをめくって外を見たいです。 「え、カーテン開ける派?アタシは、閉まってる方がいいな」 そして、よく分からない事を言います。 「あっちの注意を引いちゃう事もあるしね」 さて、どうしましょうか?
45. リャナン | |
2020/07/03 08:36 |
殴られた頭を手で撫でながら 「ほっぺ?あ~そっかそっか!僕のせいでほっぺ赤くなっちゃったんだ~ごめんなさい。アハハハハ でも、こんな力強く殴ったんじゃなくって、起きないからペチペチ応急手当的な感じで叩いただけだからねっ!」 テヘって感じであやまる。 「で、あのお話する化け物の人は陰山さんっていうの。と~ってもいい人だよ!だから大丈夫~! そして、僕は光ね!一条寺光。君は?」 と尋ねた後、引き続きカーテンをめくって外を見たいです。
44. 鏑矢 | |
2020/07/03 08:28 |
「え~!!!僕達逃げなきゃなの?悪いことした記憶ないけどなぁ… あと10分でお迎えくるとかじゃないの~?」 …って叫んだ光くんの頭を、ショートカットの女の子ちゃんが脱いだ革靴でぶん殴ります。 (茶番的誇張表現です) 「アンタ、あたしの頬っぺ、叩いたでしょ!」 「なんだかわかんないけど、あと10分だそうだ。どうやらぼくたち、この部屋から逃げなきゃならないみたいだね。翼のある鳥なら、逃げられるだろうから、窓から逃げろってことかもしれないね。すると、カーテンをめくった先が、まともな日本の空じゃない可能性は十分に高いんじゃないかな」 「窓からねぇ~」 …と、立ち上がって、窓に向かおうとする光くんの首根っこを掴むと、後頭部をはげるんじゃないかという勢いでぶん殴ります。 (茶番的誇張表現です) 「逃げるな!」 さて、光くんからの仕返しがなければ、彼女はそれで気が済んだみたいで、革靴を履き直して立ち上がります。 周囲を見渡してーー「校長室かな?」と呟きますーー執務机の前に立っている怪人(蒼一くんの事です)を見ると、ぎょっとします。 そして、光君に尋ねます。 「え、アレをやっつければいいの?」 さて、あと10分しかないそうですが、どうしましょうか?
43. リャナン | |
2020/07/03 08:14 |
「え~!!!僕達逃げなきゃなの?悪いことした記憶ないけどなぁ… あと10分でお迎えくるとかじゃないの~?」 とまだ能天気な光です。 「窓からねぇ~」 と言ってカーテンをめくろうと思います。
42. ポール・ブリッツ | |
2020/07/03 02:49 |
受話器を戻す。 「なんだかわかんないけど、あと10分だそうだ。どうやらぼくたち、この部屋から逃げなきゃならないみたいだね。翼のある鳥なら、逃げられるだろうから、窓から逃げろってことかもしれないね。すると、カーテンをめくった先が、まともな日本の空じゃない可能性は十分に高いんじゃないかな」 とりあえず鍵でキャビネットを開けようとしてみる。
41. 鏑矢 | |
2020/07/03 02:37 |
>〈アイデア〉ロール いえ、それだけ例というか、考えをあげていただければ充分ですw 現役の高校生って、黒電話の実物を見た事あるのかなぁ。見て、それがなんなのか分かるのかな、かけられるのかな、って思ってちょっとやってみたかっただけなのでw ちなみに、うちの職場のアルバイトちゃん(19)は知らなかったですw 「え、ホント?黒電話知らない?」 「あー、昔の映画とかで見た事があるような」 「そ、そうか」 閑話休題(それはさておき)。 では、蒼一くんは、勘で受話器を持ち上げると、話しかけます。 「もしもし」 受話器の向こうからは、ツーーーって音がしばらくなった後、ガチャガチャってなにか変な音がして、割れたような声がしました。 「アト、10分ダ」 ガチャン。ツーーー…。 さて、どうしましょうか?