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😶 DLH【イカロスの蜂】エンディング (▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)↓DLH【イカロスの蜂】クライマックス https://trpgsession.click/comment-detail.php?c=117okayu&i=117okayu_170496340707 「こういったことがしたいのですが、いいですか?」と言える相手と言うものは貴重なものだ。 今回のシナリオも相当相談した。自分はこうしたいのだが良いだろうか、といったことを何度も確認したし、相手の相談も聞きながら、ストーリーを共に練り上げていった。 GMとPLで協力して作り上げるストーリーを楽しむ……そこに重点を置いたセッションだったと思う。かといえ、こういったセッションは特に楽しいものなのだが、いつでもできるわけではなく、やはり「こういったことがしたい」という相談ができる相手を得るためには、互いのプレイ嗜好の把握や、信頼関係を積み重ねていかなければ、なかなか難しい。 一緒に物語を練り上げていく過程を一緒に楽しめる相手というのは、得るのにちょっと一苦労必要なものだ。そういった相手を一人でも多く得るためには、常日頃からの同卓者への尊重の気持ちが必要だと思うのだ。 ◆ストーリー(エンディング) 無限の再生能力を持つホワイトファイアの前に、レッドサンとブルーマンデーは追い詰められる。 それでもレッドサンは、ブルーマンデーを信じて彼を守り、前線で戦い続ける。バディが傷ついていく焦燥の中、ブルーマンデーはふと、頭上の太陽が、月に隠れて日食を起こしていることに気が付いた。脳裏に、天を指したブレイド・ビーの姿が浮かび上がる。 攻撃の手を止めたブルーマンデーが、静かに隠れ始めた太陽を指差した。レッドサンはそれに気づき、来るべき時を共に待つ。太陽が完全に翳った時……ホワイトファイアの力が、わずかに弱まる。 「──今だ!」 号令を聞き、レッドサンが動き出す。彼の攻撃は、狂いなくホワイトファイアの“黒点”を貫いた。 皆既日食が終わると同時に、ホワイトファイアは暗赤色のちり芥になり、落ちた。 ヒーローが勝利したのだ。 ホワイトファイアの“落陽”と同時に、周囲に訪れる静寂。 余韻に浸っていたブルーマンデーの耳に、何かが倒れるような異音が届いた。思わず振り向くと、そこにはレッドサンが、気息奄々として倒れていた。周囲には血の海が広がっていた。この傷ではもう長くないであろうことを、物語るように。 慄くブルーマンデーに、レッドサンは「大丈夫」と語り掛け、静かに寂滅していくのだった──。 数週間後。レッドサンが戦場にて斃れたと思っているブルーマンデーは、絶望を抱えたまま生活していた。かつての相棒をこの手で介錯したばかりか、新しい相棒までをも失って、ヒーローを続ける理由も見失いつつあった。そんな彼に、整備士であるコウジは驚き半分、呆れ半分にこう告げた。「レッドくん、生きてます」 ブルーマンデーは希望を取り戻し、レッドサンを探して走り始めた。 一方そのころ、レッドサンは、とある花屋で花束を購入していた。ブレイド・ビーが生前、人に遭えば花束を渡していたその習慣に倣ったのだった。誰に渡すものやら、少々ぎこちない様子で、彼もまた花屋を発った。 かくして、ブレイド・ビーの眠る共同墓地で、ブルーマンデーとレッドサンの二人は再会した。ブルーマンデーのかつての相棒が身に着けていたスーツを思わせる紫が空を染め始める夕焼けのもと、彼らは、ヒーローとして、バディとしての気持ちを新たにするのであった。 ◆ブルーマンデー 「ビー……終わらせよう。お前の戦いも、俺たちの戦いも。大団円だ!」 「誇れるかよ、勝ったって、お前ひとり守れなくて、ヒーローが誇れるもんか……!」 ホワイトファイアとの戦いに勝利したが、その戦いでレッドサンが死んだと思い込んでおり、絶望してヒーローをやめかける寸前になるまでレッドサンの生存を知らなかった。 コウジによりレッドサンの生存を告げられ、彼を探しに飛び出す。 そして、走り回った末足を止めた、ブレイド・ビーが眠る共同墓地で、レッドサンと再会するのであった。 ◆レッドサン 「まぁ~た、テメー。一人で抱えよーと、したろ。俺ァ、テメーに言ったはずだ。二人で生きて帰るって……」 「よう! 相変わらずシケた顔してンじゃねぇか、“憂鬱マンサーさん”よぉ」 ホワイトファイアとの戦いに勝利したが、その戦いで己の生命力をギリギリまで使い果たし、数週間昏睡していた。しかし、持ち前のタフさと、ブルーマンデーの治癒の力で持ち直し、復帰する。 ビーとの確執も解けた彼は、生前の彼女の習慣に倣い、久しぶりにブルーマンデーに会いに行くついでに花束を購入する。 ブレイド・ビーの眠る共同墓地にてブルーマンデーと再び会い、ビーの墓にも供花したのだった。 ◆代田 工事(ダイダ コウジ) 「ねぇ、ジョン? 彼女…ビーは、ヤツの死は報われたと思いますか」 「あ、そうそう。松坂牛&回らないお寿司、三ツ星レストランのフルコース、私楽しみにしていますねぇ」 G6で整備士として活動するテクノマンサー。歯に衣着せぬ物言いをするが、時折核心を突いたような発言をすることも。
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