Keiさんの日記 「古代ローマのお勉強の続きですの」

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Kei
Kei日記
2023/05/20 20:36[web全体で公開]
😶 古代ローマのお勉強の続きですの
ご機嫌よう。

では、ネロ帝について少しお話ししましょうか。

ネロ帝がいかな暴君だったかということはここでは語りませんの。ここでお話しするのは、彼の「妻」についてですの。

ネロは母親を殺していますが(面倒なことに母親との間にも性的な関係がありました)、その原因となったのは「サビナ」という結婚相手でした。この時代の例にも漏れずネロも何度も結婚しているのですが、とにかく、母親が彼女に反対したので処してしまい、兎にも角にもネロはサビナと結婚し(この時サビナは既婚でしたが離縁させられましたし、実はここに至るまでにも昼ドラもびっくりのドロドロ劇があります。サビナにとってもネロは三度目の結婚相手で、云々)、そうして、しばしの月日が流れるのですが、やがてサビナは先立ちます。というかサビナの死因はネロの暴力だという説もございますわね。どんなに男性視点で控えめに言っても、ネロはサビナを溺愛していたが、だからと言っていつも仲睦まじいわけではなく、むしろ夫婦喧嘩は絶えなかったし……というところでしょうか。まあ実際、事故だとしても手を下したのはネロと見て良さそうかしら。

ともあれ、このドロドロした何かはここでは当然終わりませんの。

ネロ帝の最後の相手は「男の娘」でした。

男の娘と結婚するなんてロマンあるかしら。男の娘概念は現代に特有のものではなく、記録にある限り古代ローマの頃にはそういう風習はございました。

実は古代ローマにも宦官制度がありました。ともあれ、彼はネロの奴隷で、ネロ自らに男性を切り取られ持参金まで与えられ妻として迎え入れられました。「彼」はサビナにとても似ていた、そして、恋が実って女性になったと紹介されました。その後仲睦まじくかどうかはわかりませんが、とにかく二人は生涯を共にしました。「彼女」はネロが自害する時にそれを見届け、介錯さえしたのです。

どうかしら? エモくないかしら? こういう歪んだ愛をテーマにしたTRPGないかしら(
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レスポンス

ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツKei
2023/05/21 03:52[web全体で公開]
> 日記:古代ローマのお勉強の続きですの
スウェトニウスは面白そうな逸話だったら何でもかんでも書く人だからなあ(笑)
浅き深淵のインスマスメン
浅き深淵のインスマスメンKei
2023/05/20 21:03[web全体で公開]
> 日記:古代ローマのお勉強の続きですの

???「流石は余!!逢瀬を征くときもオンリーワンの個性だな!!もっと褒めるが良い!!」
聖岳生馬
聖岳生馬Kei
2023/05/20 20:46[web全体で公開]
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古代ローマという時代で既に完成されすぎでしょう。

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