ねおすろさんの日記 「ルールブックを持っていない人とオンセで遊ぶ大変さ」

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ねおすろ
ねおすろ日記
2017/05/21 23:07[web全体で公開]
😶 ルールブックを持っていない人とオンセで遊ぶ大変さ
 大変ですね! ぶっちゃけやめたほうがいいのでは!? これをやってる人はえらいなーと思います。尊敬します。

 どのあたりが大変かと言うと、説明が大変なのです。
 お手持ちのルールブックを開いてください。そして、PLが使う部分を見てみましょう。文章がたくさん載ってますね。本当にたくさんある……。こんなにたくさんの文章を書くのはさぞ大変だったでしょう。
 で、これを、ルールブックを持っている人は、持ってない人に全部説明しなくてはいけません。マジかよ。
 オンセだと、伝えられる情報はどうしても少なくなります。なので、これを文字、あるいは音声でひとつひとつ説明する必要があります。つまり、ここに載ってる文章を、ルルブを持っている人が説明しなくてはいけないのです。

 いや、別に全部説明する必要はないのだ、という考えもあります。使うところだけ説明すればいいのだ、と。
 まあそれはそのとおりなんですが、しかし、実際にはあまり使わないかな、という部分を急に使ったりすることもありますし、そもそも「使うところ」自体がたくさんたくさんある、というケースもあります。
 そして、この説明をGM、あるいはPLが行わなくてはいけないのです。

 実は、この「説明を行う」という行為自体が問題です。なぜなら、その分のコストを参加者が支払わなくてはならないからです。
 説明には時間や体力といったコストが必要になります。ルールブックを持っていない人(あるいは持ってても全然読んでない人)が参加する場合、そういったコストを余分に支払う必要があるわけです。しかも、たくさんの文章をわかりやすく説明する、という大変なコストです。

 GMがこの説明を全部担当するからOK、というのは間違いです。なぜなら、GMが説明すること自体で、その分の時間や体力というリソースを消費してしまうからです。GMの時間や体力というものは、PLたちにとってのリソースでもあるのです。もちろんこれは、セッション全体の時間消費にも直結します。
 結果的に余計にセッション時間がかかったり、そうでなければPLがこういったコストを支払うことになります。

 つまり、ルルブを持ってない人と遊ぶということによるコストというのは、基本的に参加者全体(もちろん説明してもらう人の時間も削れるので)にかかってくるのですよ。
 そういった負担をかけることをGMは覚悟しなければならないし、またPLにもそういった自覚を持ってもらう、自発的に自覚する必要があるのです。

 割と書いててうんざりしてきたな……。いや、僕はルルブ否所持PLオンセ(略した)を全否定しているわけではありません。ただ、大変なのです。そして、その大変さというのは参加者全体にかかる、ということです。それを自覚してやるのならばいいと思います。
 もちろん、ルルブ否所持PLの方にもこのあたりはわかってほしいなと思います。おわり。
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レスポンス

ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツねおすろ
2017/05/21 23:33[web全体で公開]
> 日記:ルールブックを持っていない人とオンセで遊ぶ大変さ

まあゲームにもよるのではないかと。TRPG自体が入手しにくかったころのシンプルなゲームは、「ルルブを持っていない相手」とのプレイが前提となっていたりするので、戦士主体のゲームだとルルブなしでもけっこうスムーズにプレイが成立したりします。

しかしクトゥルフレベルの複雑なゲームをルルブなしでやるのはそりゃ無理というものです。マスターにえらい負担がかかることは納得します。

いま、わたしの興味の対象は、そうした複雑なゲームをいかにエッセンスを失わずに必要最低限の能力値とシンプルなシステムで、ルルブなしでもわかりやすい形でできるように再構成するかです。

クトゥルフの短編シナリオを「ファイティング・ファンタジー」のシステムでいかにスムーズに再現するかが当面の目標です。

まあそういう考え方もあるということで……。

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