りちゃさんの過去のタイムライン
2020年09月
りちゃ | |
2020/09/30 03:53[web全体で公開] |
りちゃ | |
2020/09/27 18:59[web全体で公開] |
😶 腕に刻まれる死 それから ある日の夕方、わたしは自室で大学のレポートを仕上げていた。 あらかた書き終えて思い切り伸びをすると、肩がぽきりと鳴った。 思わず、あ、と小さく声を漏らして、そのままゆっくりと腕を下す。 異常がないことを確かめると、ため息をついて背もたれに倒れこんだ。 お医者さんはもう何ともないと言ってくれたけれど、体中がこわばるようなあの感覚はまだありありとした恐怖としてこびりついていた。 手首を返して腕時計を見ると、秒針がかちこちと時を刻んでいる。 同時に、その下の皮膚越しに血管が同じリズムで脈打つのを感じる。 次第に紅い血潮が次第に熱を帯び、どろどろと蠢くような錯覚を覚えた。 目が、霞む。 脈動が、早まる。 イメージが視界いっぱいに広がっていく。 そして冷えて固まったところからぷつりぷつりと人の顔が浮かんできて、口々にわたしを攻め立ててきた。 お前のせいだ、きっとうまくいかない、どうして助けてくれなかったの、楽にしてくれ、許さない。 ぞろり、ぞろりと腕から這い上る恐怖に顔を伏せそうになる。 と、部屋のドアがノックされる音がしてわたしは椅子から立ち上がった。 ドアをあけた母さんが、夕飯出来たからそろそろ降りてきなさいと声をかけてくる。 わたしは振り返らないまま、わかったすぐ行くよと答えた。 冷や汗が一筋、背中を伝っていく。 ひとつ、ふたつ、みっつ…。ゆっくりと数を数えながら深く息を吸って吐く。 それから、ぱん、と両手で頬を叩いた。 頬がじんわりと熱くなって、段々と気持ちが落ち着いていくのを感じた。 夕飯の食卓を囲みながら、父さんと母さんといつものように他愛のない話をした。 大学の話や、父さんの新しい赴任先の話、料理の味付けの話や、最近よく連絡を取るようになった年下の女の子の話。 物静かな父さんとハキハキした母さん、芯の強い父さんと心配性な母さん。 二人のやり取りを見ていると、ぴったりはまったパズルのピースみたいに感じたし、わたしはこの二人の娘なんだなとも感じた。 そうして三人で食卓を囲んでいられることの運の良さを噛みしめた。 おかわりいるでしょ?と手を出され、ごめんなさい、と言いかけて、ありがとうと茶碗を差し出した。 父さんにも母さんにもまだ言っていないけれど、わたしは大学を出たら父さんの働く研究所への就職を目指すことに決めた。 まだ未熟なわたしだけれど、忘れたお弁当を届ける以外にもこの幸福な食卓のためにできることがある気がしたから。 この腕に伝わるものはもう、死に向けて刻まれる印だけではないのだから。 ーーーーーーーー 先日、Adam様キーパーで内山靖二郎様作の「腕に刻まれる死」に、電子工学科2年生、音無 依子(おとなし よりこ)で参加させていただきました。 ずっといつかは行きたいシナリオランキング上位だった腕に刻まれる死にやっとやっと参加することができました。SeRA研究所を訪ねる理由にせっかくなのでと職員の父親に会いに行くをチョイスしたのですが、キーパーのAdamさんがにょきにょきとキャラの名前とグラをはやしてくださいまして、それがまたイメージぴったりで。それもあって、思い入れたっぷりに演じることができて大、大満足でした。また、とあるシーンでの100ファンは見学席大絶賛だったみたいで、そちらは当時の絶望感との温度差にいまだに落ち着かない気持ちです(笑) というわけで後日譚妄想です。 ごめんなさいが口癖の依子だったのですが、色んな人にわがままを受け止めてもらったり、はっぱをかけられたりと克服していってくれたと思います。探索メンバーが揃って長身だったのでコンプレックスだった身長のことを気にしなくて良かったのもよかったかなあ。最後の言葉はあれでよかったのか、とも悩みましたし悩んでますけど、ともあれひとつの答えとして心に刻んでいきたいと思います。 改めまして、Syeruさん、ネズミさん、カニまろさん、キーパーのAdamさん楽しい時間をありがとうございました。シナリオ製作者様の内山靖二郎様にも感謝です。 またよければ一緒に遊んでください。
りちゃ⇒マダラ | |
2020/09/21 02:25[web全体で公開] |
> 日記:キャンディ・レイン ちょっとあとのこと 青桐さん!青桐さんだったんだ!うわー、おおお、伝わった。そして活ける、わかる。あと伝言聞きました(笑) 卓詰まってる理由がわかる伝言でしたね!お疲れ様でした!明日も頑張りましょう!
gyubeffy3⇒りちゃ | |
2020/09/14 12:57[web全体で公開] |
前やったおふざけシナリオとうって変わって難しめのシナリオになりそうです。(グッドエンド到達がかなりシビアになりそう) 楽しみにしててください!!
りちゃ | |
2020/09/12 14:10[web全体で公開] |
😶 知ラナイ家 それから 朝倉太郎丸の病室を訪れると、部屋の主はいつもと変わらず虚空に視線を遊ばせたまま黙って来客を出迎えた。 こちらも勝手知ったもので窓際に向かうと一瞬の逡巡の後、カーテンを開いた。 窓の外には夕暮れの街が広がっている。 ビルの群れは暗がりに息をひそめながら所々を雲母のように煌めかせ、沈みかけた夕日は秋空を橙に灯しながら、たなびく雲を薄紫に染め上げていた。 時が止まったような錯覚を覚えて身じろぎすると、窓ガラスに反射した自分の姿がその所作を真似た。 その表情を注視するが、特に変化は見られない。 平凡な見慣れた冴えない男の顔だ。 そう、もうすっかり片付いた案件なのだ、あれは。 頭を振って窓に背を向けると朝倉は視線だけこちらに向けてきた。 やたら陽気な看護婦さんの言う通り、最初に比べると徐々に回復してきている。 LINEを開くと数日前の朝倉からの着信に目を落とした。 そして思い出す。あの知らない家での一件を。 だいたいずるいんだよ。 俺のせいだ、なんて。 あんな言い方されたらこっちだって怒れないじゃないか。 どうせこいつのことだ。一人でなんとかしようとしたのだろう。 こいつのたすきを継いだ形の俺たちは、最後に報われたような気がするけれど、こいつはどうなんだろう。 あまり気にしないような気もする。そういうやつだった。 持ってきた飲み物を仕舞おうと冷蔵庫を開けてみると、カットされたりんごと日持ちしそうな惣菜がひっそりと収まっていた。 少し迷った後、そのまま扉を閉じた。 これはこれで祈りの一種なのだという気がしたからだ。 あの娘たち、また見舞いに来てたみたいだぞ、と朝倉に声をかけた。 物静かな、けれど妙な説得力のあった縦坂さん。 てっきり本屋かと勝手に思っていたけれど、ティーショップで働いているのを窓越しに見かけて驚いた。 行動的で、泣いて笑って忙しそうだった南ちゃん。 保母さんだったとかでこちらはそう意外ではなかった。彼女の料理からは時折季節外れの花の香りがするような気がした。 どちらも美人で、朝倉がどこでどうやって彼女たちと知り合ったのか聞き出してやりたくなった。 早くよくなって起きて来いよ。 そうしてまた飲みに行こうぜ、学生の頃みたいにさ。 そこで俺らがどんだけ格好良くお前の後始末したか聞かせてやるよ。 ーーーーーーーー 先日、時雨様キーパーで八重樫アキノ様作の「知ラナイ家」に、事務員の仁井谷 円治(にいたに のぶはる)参加させていただきました。 21時に突然クトゥルフしたい、というわがままから実現した卓でしたけど、和製ホラー的な怖さがあって楽しかったです。描写やギミックは洋風な展開が多かった気がしますけど、舞台が日本の一般的な家屋ってだけで勝手に脳みそが和風ホラーフィルターをかけてしまうものなんですね。加えて迫りくる恐怖とちりばめられた罠がどこに潜んでいるかというどきどき感が終始あって、3人でお互いフォローし合いながら進められたのはチームとはいかないまでも仲間感あってよかったです。 というわけで後日譚妄想です。 キーパーの時雨さんがいつもやられていることだそうですが、NPCとの間の親密度を1d100で決めるのが面白かったです。マダラさんちの藍生さんが73とまずまずだったり、柏木さんとこの南ちゃんが32と、それって本当に仲よいの?という数字だったりする中、仁井谷は96を引いて、親友ポジションいただいちゃいました。そういう訳で、導入NPCだった朝倉が、プレイ中ずっと頭の片隅に居ついていて、あいつのためにも生きて帰らないとなあ責任感じそうだしというプレッシャーがあってそれもまた楽しでした。 改めまして、マダラさん、柏木さん、そしてキーパーの時雨さん楽しい時間をありがとうございました。シナリオ製作者の八重樫アキノ様にも感謝です。 またよければ一緒に遊んでください。
より⇒りちゃ | |
2020/09/12 03:22[web全体で公開] |
>りちゃさん 本当に楽しいロシアなシナリオでした!みんなで「○○ってどこ?!」って言ってました。笑 もう少し冷静なキャラな予定でしたが、こんなかんじになっちゃいましたけど、かわいいて言われたから良しとします
りちゃ⇒より | |
2020/09/10 21:21[web全体で公開] |
> 日記:狼を養うは脚 後日譚(&セッション振り返り感想等) わあ、たのしそう。ロシアなシナリオなのかな。ベットでじたばたしてるのかわいいなあー。
小笠原ナカジ⇒りちゃ | |
2020/09/08 22:09[web全体で公開] |
りちゃさん ありがたいことに応募いただけました…!今から緊張で中身が出てきそうです_:(´ཀ`」 ∠): わあああぜひぜひお願いします!ホントまじお世辞抜きに日程調整とかしてご一緒できたら幸いです…!
小笠原ナカジ⇒りちゃ | |
2020/09/08 01:38[web全体で公開] |
バタバタしててなかなかオンセンに顔出せずお返事遅くなりましたがコメントありがとうございました! 本当、凄く凄く思い入れの深いセッションでしたので、勝手にりちゃさんスペシャルサンクスだと思っております…! 今回、初めて尽くしで慌ただしく拙いセッションでしたが、自分が参加したときとはまた全然違うまた明日。で、これがKPの楽しさ…!とニヨニヨしっぱなしでした〜 改めて、素敵なシナリオを教えてくださって、ありがとうございました!
りちゃ | |
2020/09/08 01:19[web全体で公開] |
😶 夜華 それから 私はその日、いつものように喫茶ヴェローナで昼下がりを楽しんでいた。 足元には大きな紙袋。 買ったばかりの浴衣が包みの中に淑やかに収まっている。 夏も終盤に差し掛かっており、いささか時期を逸した感もあったが、沸きあがる高揚感を押しとどめるものではなかった。 そして、その勢いで翻訳の練習を兼ねて先日のことを文字に起こそうと考えてしまった。 これがいけなかった。 1時間もしないうちに私はテーブルに突っ伏していた。 何かの記憶違いではないかと、手帳をそっと開いて書きかけの手記に目を落とした。 最初は何もおかしくなかったはずだ。 舞台は夏祭りで、思いがけず美少年と二人きりになるくらいは青春ドラマの範疇だ。 まあ、美少年ではなく実際は年上だったのだけれど。 そのとてつもなく整った顔立ちの、背丈が私の頭二つ分くらい小さい男性と不思議な夜店を巡ることになった。 これもまだいい。不可思議な舞台のせいかそのギャップは好ましく映ったほどだ。 日本に来てからはついぞ聞く機会のなかった詩的な誉め言葉も、声を合わせた讃美歌も夏の熱気に中てられた素敵な思い出と言っていい。 けれど――。 その先を読み返すのに耐えきれず手帳を閉じて再びテーブルに突っ伏した。 さすがにこれは、何というかマニアックに過ぎると思う。 相手が美青年というのがまた背徳感を煽った。 両手で顔を覆っても、頭の中には鮮明にシーンの数々が止めどなく再生されていく。 思わず首筋に触れるとまだほんのり熱を持っているようだった。 とたんに彼の澄ました顔つきと言葉が蘇ってきた。 なんだか無性に悔しくなった私は、勘定を済ませると店を出てスマホを取り出した。 勢いのままに、そらで番号を入力して通話ボタンを押す。 どこからか祭り囃子が聞こえてくる。 今日が近所の神社の夏祭りだったことを思い出して、浴衣姿で彼の前に立つ私を想像した。 少しは驚かせられるだろうか。 そうなるといいなと思いながら、鳴り続くコール音に耳を澄ませた。 翻訳家とは情熱を伝える作業だと思う。 そしてそれはきっと人生においては特別なことではないのだろう。 ーーーーーーーー 先日、柏木様キーパーで草村英雄様作の「夜華」に、アメリカ人翻訳家Angelina Sullivan(アンジェリーナ サリバン)参加させていただきました。 不思議な祭りでわいきゃいしてきた訳です。途中から悪ノリ全開で楽しんじゃってましたけど、これはまずいですよ、まずかったですよね。アンジーはフットワークは軽いけど真面目寄りな子のはずだったんだけどなあ。こんなに日記を書きづらかったのは久しぶりです。楽しかったけどね!終盤の乱ちきの責任割合はキーパーに9割、相方だった天地志乃君のキャラ性能に1割といったところだと思います。願わくば同じ境遇を嘆きあえる被害者が増えてほしいところです。 という訳で後日譚妄想です。 と言っても完全な負け戦というか、終始振り回されてたアンジーに対して志乃君は全くと言っていいほど動じていなかったので、逆襲を試みますという話なんですけど、これがまた勝てる気がしません。絶対無理でしょう。かわいそう!キーパーにはシナリオ概要を伏せて始めたためのマッチングということで責任がありありなので、次回クリチケを5枚くらいいただかないといけないなと思いました。 改めまして、時雨さん、そしてキーパーの柏木さん楽しい時間をありがとうございました。シナリオ製作者の草村英雄様にも感謝です。 またよければ一緒に遊んでください。
いわしのアタマ⇒りちゃ | |
2020/09/07 19:11[web全体で公開] |
よかった、安心しました~! あひるさんとやなせさんは、私はまだご一緒したことのない方ですね。(よくお見かけしますが!) こちらこそよろしくお願いします!!
いわしのアタマ⇒りちゃ | |
2020/09/07 18:19[web全体で公開] |
初めまして。友達申請いただきありがとうございます! いわしのアタマと申します。 今度、12星座館殺人事件でご一緒させていただきます。(同名の人違いでしたらすみません。) よろしくお願いいたします!
りちゃ⇒マダラ | |
2020/09/03 00:51[web全体で公開] |
> 日記:白夜の歌 ちょっとあとのこと 伝言ありがとうございました! 静葉さんの生活感というか、現実感というか、3単語追撃の中にポルノグラフィティだとかが混じってくるのが好きでした。地に足がついてる感。 そして、無い物ねだりじゃなくてあるもので頑張るたくましさもあるなあって思ってて、カメラがないなら心のカメラだ!みたいに指でフレーム作ってたやつ、南波もあっちで使わてもらってます。いいわあ。 マッチングサイトに挑戦してみたり、鯖の味噌煮食べてるのもいいなあ。意外なようですごくしっくりきました。 チームForteは、気持ち的な前衛後衛、ステータス的な前衛後衛、ぶっとび度的な前衛後衛が入り混じってて楽しかったなあ。ナイスネーミングでした! 頑張れ静葉さん!またね!