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😶 感想について 今日はあえて綺麗事は言わないで、あけすけに言うので注意されたい。 オンセンに登録して私もつい最近同卓者が書いているのを見て知ったのだが、オンセンの日記の一部はセッション後の感想をしたためた「感想日記」が占めている。 私も毎回では無いものの、書く内容が浮かぶ時は書いている。過去に記した感想日記は管を巻いている日記の中に点々とあるので、遡っていいねをつけておいて欲しい。冗談だ。 それからそれとは別に、セッション後のアフタートークの時間はそれはそれは頑張ってGMを褒め称えるようにしている。つい最近のことだが。 GMはただでさえ大変だ。やることも責任も多い。たまには金でも貰わなきゃやってられないようないざこざまで起きるし、その処分は大体GMがしなければならない。 セッションのみならずPL間の関係に関してもきっちりとその権限を利用して裁定しなければならない苦労人枠というのはどのシステムでもさして変わりはあるまい。 そんな大変な役回りを請け負う以上、それが納得づくでのことでも、GMは多少面倒な自意識過剰さをもつものなのだ。 大体のGMはセッション後、「楽しんでもらえただろうか」という疑問、不安を抱く。ごくごく真っ当なGMなら特にだ。 「楽しんでもらいたい」という至極真っ当な善意の裏返しとして、多少なり神経質になると言える。 言わなくたってセッション中共にいたのだから分かりそうなものだが、と思うだろうが、GMはその点、人間とは別個の人格を持った個人個人であり、自分が楽しいからと言って他人が楽しいわけでないのを裁定者としてよく理解している。テーブルトークRPGの名の通り、あらゆるシステムのルールの枠組みの中でセッションを構築するにあたって必ず必要になってくるのは「会話」で、これを忘れては快いゲームなど出来はしないのだ。感想だって言わなければ分からない。これは真理である。 これが吟遊詩人なら、PLがどう思おうが自分が楽しければそれでいいのだからとにかく自分のしたいシーンをまくし立てて黙らせて語りを聞かせてスッキリしたと去ればいい。PLを黙らせておいて「どうです、いい話でしょう。楽しかったですか?」などと感想を聞ける厚顔無恥が居るならそれはそれですごいが。 さて、清廉潔白たるGMが感想を求めた時、PLがしてやれることは、それはもう丁寧にその裁定がいかに融通無碍で公明正大か、その語りがいかに音吐朗朗としていたかを雄弁に語り、その働きがなければこんにちの全員の喜びはなかったと称揚することである。いや、そこまではしなくていいが。私でもできる気がしないのに他人にサラリとやってのけられては困る。 面倒くさいだろうが、その通りで、GMは面倒くさいものなのだ。 あらゆる責任と心労を負いPLを裁定する立場で忙殺されながら、なけなしのモチベーションを上げなければならない。 感想をGMが求める時、それは、無償で時間と労力と精神をすり減らした彼らの、せめてもの報酬を求めているのであって、それは彼らの働きに比べれば些細で簡便なものである。出来うる限り答えておいたほうがいい。 上手い言葉が見つからなければ、特に印象に残ったシーンを抜粋してあれは良かったと言えばいい。 ちなみに、この世には褒め上手な人間が存在していて、それはそれは達者に相手を誉めそやしいい気分にさせて、自覚させないまま自分の欲しいものを差し出させることを得意としている。 これが一体何に使えるかと考えたら悪用ゲフンゲフン活用法は多岐に渡るだろう。つまり、できて損は無いから意識して出来るようになって置くと何かと得だと言うことだ。 たとえば、『交渉』とか。 アフタートークには、交渉を失敗したってロストしない素晴らしい練習相手がいるのだ。
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