温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記を全て見る
みんなの新着日記を見る
😶 GMは神様でもないし、PLはお客様でもない TRPGとは、全員で作っていく物語である。 であるからして、卓に参加するプレイヤーはGMもPLも本来はすべからく同等の存在で、各自GMという役割を、PLという役割をプレイするものだという観念は私の中にある。 ……であるからして。 「GM、PLが敵に見え始めたら一旦やめた方がいい」と言っておきたい。 それから、GM各位には「GMはPLに奉仕するもの」という気持ちでやらないことをおすすめしておく。 どちらにせよ、GMにしろPLにしろ相手が一緒に遊ぶうえでの「仲間」であることを忘れてはならないということである。 これを忘れるとよくやりがちな失敗は大抵の場合、卓の雰囲気を著しく破壊する物ばかりだ。 長々と語りすぎてしまう吟遊化、GMの独占、マンチキン……エトセトラエトセトラ。 相手が自分に奉仕してくれることを期待するべきではないし、逆に、自分が相手に奉仕しすぎる義務もない。 つまりは「一緒に楽しみましょう」という気持ちを持って臨むことが最も望ましい(少なくとも初対面やそれに近しい関係の相手には)と言える。 GMは神ではない。PLはお客様ではない。 要するにどちらも同等の存在と言いたいわけだ。GMは万能でもなければ全知全能でもなく、PLは与えられる権利が少ない。 だがどちらが上ということも下ということもない。 GMはあまりPLに理不尽ではよくない。PLはGMが眉をひそめた時、多少の譲歩は覚悟する必要もある。 何だろうと、共に遊ぶゲームである以上は、相手に対する多少の尊重を忘れていてはできないのである。 屈伸煽りしたくなる時でもぐっと我慢することが、このゲームを遊ぶうえでのコツだ。 ……それはそれとして、私は暇な時に多少ボードゲームのようなものもプレイしているのだが、近頃「のびのびTRPG ソード」を入手してちょっとやってみた。 簡単に言えば、TRPGで行われる工程を簡略化、カードに記載して、シナリオを用意することなく想像力で補いつつカードに従って場面を進めていくことが出来るという代物である。 インスタントなTRPGとでも言おうか。 1人から5人までプレイできるようである。 このゲーム、上手いと思ったのが、プレイする以上必ず全員にGMが渡るようになっている。 GMなんて出来ないよ、という人でも、引いたカードの内容を読み上げるだけなので、苦労することはない。 ただロールプレイの可否などを決めるなどといった裁定も簡単にあるため、気楽にGMをすることが出来る。 なかなかどうして、簡略化されたものではあるがTRPGの体験ツールとしてよく出来ていると思う。 前のシーンと脈絡のないシーンカードが出てきて、適当にこじつけするのも面白いし。 「TRPGのGMに興味はあるけど自信はない」「TRPGやってみたいけど相手がいない」といったありがちな悩みにインスタントに応えているボードゲームである。
レスポンスはありません。
コメント欄:(最大1000文字)
web全体で公開 友達まで公開 本人にのみ公開 ※投稿するにはログインが必要です。