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😶 TRPGにおける「重い設定」の扱い方 重い設定のキャラクターをやってみたいという話を聞いて、大いに理解できるしやれる場をこちらもできれば用意したいところではあるが、それはそれとして「いざ重い設定が受け入れられるか否か」という点では“モノによっては”自信がないと言わざるを得ないし、恐らくご本人もそういうところはご承知の上で日記に吐き出して悩んでいるのだろうから、なんとも居た堪れない思いである。 そういう「重い設定」を持ち込みやすいような、ペアのPCを作ってそれぞれロールプレイ方針を打ち合わせて動かすことでロールプレイが楽しめるシステムはちゃんとある。ペアで打ち合わせてやるから事故が起きにくいし、起きたとしてもタイマン形式みたいなものなので、傷つく人数は少なくて済む。 まあ身も蓋もない話をしてしまうと、皆さますでにご存じの通り、過剰に「重い設定」というのはTRPGという場に持ち込むのは危険である。 それがやりたくなったら一旦止まって、十分な休息を取り、自分をいたわり、褒めちぎり、美味いものを食べまくり、あるていど負の感情を排出した方が健全である。 激重設定をやるには本当のところ、最大限の協調性と周囲への配慮が求められるので、逆にカロリーを使うのである。 それから、日頃のフラストレーションとかストレスをキャラクターに反映させて、TRPGのロールプレイでカタルシスを得る方法もあまりおすすめしない。なぜかというと、闇の感情を反映したキャラクターの相手になるのは自分以外の人間のため、キャラクターの地雷を意図せず踏み抜かれちまったり、あるいはあまりに闇の感情を反映しすぎて相手がこちらの意図しない不快感を感じてしまったりするからだ。 散々な過去から相手のPCとのかかわりを経て成長し、救われるつもりが、どんどんズブズブの泥沼にはまっていって、なんだか自分の心も泥沼中毒になっちゃったなんてよく聞く話である。 まあとはいえ、最初にも言った通りたまに「重い設定」持ち込みたくなる気持ちもよく分かる。 私だってホラ、つい調子に乗って「親友を刺しコロコロして鬱になった少年」とか「異能力を家族に金稼ぎに利用されて信じられなくなった元家出少年」とか「父親に母親をコロコロされたことをまるで知らないで父親を慕っている少年」とか、やったやった。 やったしその程度の重い設定ならダブルクロスで「ダイスロールでキャラクターの過去決めるぜww」ってやってたら当たり前のように完成する。ロールプレイに闇の感情をぶつけたりしない限り、フレーバー設定である限り、どんな設定をつけてもあるていど許されるはずだ。 ……まあ、たぶんだが、「重い設定」が嫌がられるのは、「設定メモが長すぎて覚えられないレベルなのでもうちょっと要約して欲しい」とか、「こっちがいくらテンション上げようと頑張ってもなんかスゲー鬱なロールプレイされて息がなかなか合わなくてツライ」とかそういう時だと思うので…… 「重い設定」を持ち込みたいときのコツと思われるものを、以下に記す。なお、あくまで個人的な感想なので、別段参考にするものでもない。 こんなどうでもいいコツに気を付けるよりも、自分のコンディションを整える方に注力した方が100倍は有益だ。 ●「その設定やめてね」と言われたら、また次の機会に持ち越す。 ●「重い設定」を持ち込んでいいかは同卓者にしっかり確認。ロールプレイの打ち合わせもしっかり行う。 ●設定は長くなっても良いが、他の人に読みやすいように重要なとこだけ要約した文章を上の方に書いておく。要約に書かなかった設定はロールプレイにあまり持ち込まないようにする。 ●「重い設定」は他人とのロールプレイにあまり持ち込まないようにする。重い設定は受け入れられる限り持っていても良いが、TRPGは「相手ありき」だと思ってあまり負の感情をロールプレイに持ち込みすぎないようにする。 ●自分を大事に。自分のキャラクターも大事に。無理はしないように。これが一番大事。
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