温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記 「アンサング・デュエット【星の海原】」

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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2024/08/07 23:26[web全体で公開]
😶 アンサング・デュエット【星の海原】
 ルールブック未所持参加可能の布教卓第2弾目、【星の海原】が無事終了した。今回はボイスセッションだったため、なるべくゆっくりロールプレイをしてもらいつつも進めて、かかった時間は2時間たらずほどだった。システム自体を軽くして、シナリオをサクッと短く遊べるようにして、ロールプレイを楽しむ時間を増やそうというどらこにあんさんの配慮が感じられる。

◆アンサング・デュエットとは
 現実と隣り合わせの危険な世界、異界。その真の姿を見抜く力があるがゆえに異界に狙われるシフターと、シフターを救い出すバインダーとなって、ふたりで奇妙な世界からの脱出を目指すTRPG。ロールプレイ重視のTRPGとなっており、ロールプレイをあまりしなければ一時間弱で終わってしまうこともある、アッサリ味のTRPG。だからこそ処理に時間を割くことなく、たっぷりとロールプレイを楽しむことができるものとなっている。
 このシステムでは、「隣にいる大切な人が、次第に変わり果てていく」という過程を描く「変異」というルールが特徴的だ。プレイヤーキャラクターには「フラグメント」という、その人の人となりやチャームポイントを表すデータがあり、異界の影響を受けてしまうたびに、このフラグメントが次第に別のものに「変異」してしまう。幻想的な異界にちなんだ、どこか美しい変異が多いので、隣に居た人が次第に「人ではない何か」に変わって行ったり……といったシチュエーションも楽しめる。

 今回アンサング・デュエットで回したシナリオは、「アンサング・デュエット リプライズ」に掲載されている公式シナリオ【星の海原】。大きく幻想的な海を舞台に、人々に忘れ去られていく海と空の物語たちが、「忘れないで」とバインダーとシフターに縋ってくる、どこか物悲しい世界の中を探索するシナリオである。
 そんな世界に迷い込んだのは、大人しくて押しに弱い男性のシフターと、非常に頼りになるしっかり者で明るいバインダー。水着姿を1番最初に見せたいがために海に誘ったり、終始手を繋ぎっぱなしだったり、お互いにかける言葉の数々が完全にカップルのそれなのにあくまで「幼馴染」だと思い込んでいたり、非常にじれったくなるほど清らかな(?)関係のおふたりだった。しかし、神がかったダイス目の荒ぶりにより、大の大人の男が大人の女性に「お姫様抱っこ」されてしまうなど、ある意味素晴らしい絵面のシチュエーションが多かった。

◆シフター:花笠 こと(はながさ こと) PL:いそべ
 花を愛し、花屋で働く大人しい男性。ダイス目に現れるほど非常に「押し」に弱く、またシナリオのところどころで縋られたり押し付けられたり言い寄られたりしたので、そういう場面でとにかく押しに負けて変異を受けてしまうという不憫な立場に。
 尾ひれが生えて歩けなくなり、バインダーの茉奈にお姫様抱っこで運ばれてしまうヒロイン男。しかし、異界に誘われかける茉奈に「俺だけ見てて」とイケボで告げる姿は紛うことなき正統派イケメンであった。

◆バインダー:水無月 茉奈(みなづき まな) PL:レイナ
 元気はつらつで明るい女性。幼いころから花笠と一緒に居た幼馴染であり、花笠に淡い想いはあるもののとにかく「無自覚」である。手を繋ぐなどのスキンシップがあっても平気だったり、水着を花笠に1番に見せたがったりするが、あくまで本人の中では「幼馴染」のつもりらしい。恐らく幼いころからこの幼馴染ふたりは、同級生たちから嫉妬と羨望と呆れと焦燥の視線を向けられてきたことだろう。無自覚だが、押しに弱い花笠の手を引いて水無月がさっさとその場から離れさせたり、支え方が完全に熟年夫婦のそれだった。これからも、ふたりはじわじわとその距離を縮めながら、仲良くいてほしいものだ。
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