うま骨さんの日記 「【SW2.5】バードについての一考察④~正統派編~」

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2018/12/22 20:45[web全体で公開]
😆 【SW2.5】バードについての一考察④~正統派編~
さて、それでは前回(過去日記に①~③があります)に引き続きまして、バードについての考察を進めていきます。

今回のテーマは「正統派バードを活躍させるには」です。

いくつかポイントごとに章立てて自論を展開していきますので、興味を持っていただけた方は是非お付き合いください。

※なお、ここではひとまず、呪歌で楽素を溜めるタイプのバードを便宜的に「正統派」と定義しておきます。
あくまで呼称を簡潔にするためですので、あらかじめご了承ください。


【ポイント1.正統派は終律だけに終わらない】

バードに終律という派手でわかりやすい戦闘手段が実装されたことで、呪歌をまるで、楽素を溜めるために挟まざるを得ない、一回休みのようなものとして捉えるようになってはいませんか?
終律は、あくまでバードの新たな一側面でしかありません。魔法ダメージを出す手段としては、他の技能に比べると融通が利かない点で特に不利です。
終律特化の殴られ型と差別化するためにも、終律と対を成す呪歌を活かす道にこそ、正統派バードの活路があると言えるでしょう。


【ポイント2.メインにすえるべき呪歌】

もっとも、大半の呪歌の効果は、はっきり言って地味です。何かの判定値を+1したり-1したりがせいぜいでは、添え物に見えても仕方ないというもの。
その上効果時間も、原則1ラウンドになってしまいました。一度かければ手放しでいい支援魔法と比べると、実際心もとないのは事実です。
ただ、効果時間が1ラウンドになったことで、強化というか、ほとんど別物の存在価値を手に入れた呪歌が一つあります。
そう、”ララバイ”です。


【ポイント3.”ララバイ”の使い方】

2.5での”ララバイ”の効果ですが、わかりやすく表現するとこうなります。
「2ラウンドに1回、敵のラウンドのみをスキップさせる」
これが一体どういうことか、今から順を追って説明していきましょう。

①”ララバイ”を、他のデバフ系呪歌と同様に、PCラウンドの最後に使用する。
②次のPCラウンドでは逆に、最速で”ララバイ”以外の行動をする(基本的には終律でいい)。
③更に次のラウンドでは①に戻って、以下繰り返す。

こうすることで、味方を行動不能にすることなく(※重要)、敵の行動だけを1回分スキップすることができました。
もちろん敵の抵抗を抜けていればですが、上手く決まれば相手はこちらの半分しか行動できないわけです。言うまでもなく、これは圧倒的なアドバンテージになります。

それに何より、これはバードにしかできないユニークな役割です。

同じような効果の真語魔法”ナップ”と違い、”ララバイ”には補助動作で起こせるとは書かれていません。
たとえ抵抗した敵がいても、誰かを起こすのには主動作が要ります。結局行動できる人数は変わりません。
そして効果範囲も最初から前衛後衛無差別、鷹の目要らずです。


【ポイント4.実際にはどういうビルドになるのか】

敵の精神抵抗力を抜いていかなければならないので、7レベルで必ず【スキルフルプレイ】を取りましょう。
判定回数が2回になれば達成値はかなり安定します。”ララバイ”の準備段階で楽素を溜める際の事故も減らせて、一石二鳥です。
当然ながら能力値は精神力特化。スカウトを並行して【ファストアクション】も是非取得しておきたいところ。
ということは種族は……はい、グラスランナーが最も適していますね♪(隠しきれない贔屓)


【ポイント5.戦闘時における各ラウンドでの行動シミュレート】

1ラウンド目に【ファストアクション】で、『ミューズのホルン』を使用しながら”ブレイク”と”アトリビュート”を演奏、鎮静4と魅了4の楽素を一気に溜める。
2ラウンド目は、『安寧のリュート』に取り替え(ミューズのホルンは歌唱不可)つつ、ラウンド最後に”ララバイ”。
3ラウンド目は、最速行動で”終律:蛇穴の苦鳴”。(鎮静6→3、魅了5)
4ラウンド目はまたラウンド最後に”ララバイ”。
5ラウンド目に”終律:蛇穴の苦鳴”を使うと次ラウンドに”ララバイ”が使えなくなるので、他の終律などでお茶を濁す。
→2ラウンド目に戻ってループ


【ポイント6.想定される弱点とその対策】

”ララバイ”特化といっていいので、”ララバイ”が絶対に効かない「精神効果属性無効」の敵とは、非常に相性が悪いです。
何も考えず終律砲台に徹しようとしても、鎮静系統の呪歌はデバフに偏っているため、呪歌を使うラウンドはむしろ味方の邪魔にしかなりません。
逆に高揚系統の呪歌は、バフ効果が敵に及ばない分、むしろ他の敵より得意と言えます。
そこで、”モラル”と高揚系の攻撃用終律1つ、そして『激情のリュート』を用意しておくことで、何の対策もないよりは少しだけ有利に立ち回れると思います。
(『激情のリュート』に関していえば、魅了の楽素だけで”終律:夏の生命”が使用できるようになるため、鎮静系をメインにしているバードでも用意しておく価値は元々あります)


さて、見てきてどうだったでしょうか。
正統派バードの有用さを、少しでも示せたでしょうか。

でも実は、もう一つ紹介したい型がでてきたので、バード考察はまだ続きます。
それが終わっても、今度は呪歌一つ一つを分類&評価するのもやっておきたいと思っていたりしますんで……目標は、Ⅲが出るまででしょうか。

と、できそうにない予告をしたところで、続く!
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