ノッピラーさんの日記

ノッピラーさんが書いた日記の一覧を閲覧できます。

日記一覧

ノッピラー
ノッピラー日記
2024/02/17 20:30[web全体で公開]
😶 ケダモノオペラ「百年にも満たない話」
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)
いいね! 14
ノッピラー
ノッピラー日記
2022/11/29 23:28[web全体で公開]
😶 演じ分ける高揚感、失い続ける寂寥感
先日、こちら(https://sites.google.com/view/yugaminoakashic/)の「歪みのアカシック」体験卓に参加してきました。
現在、仮設サイトと体験版が無料で公開されているこのシステム。地球に記録された「誰かの記憶」と、その記憶から得た「秘術」で戦う、いわゆる「異能力バトルもの」ではあるのですが、ツボを突いてきた点がいくつかありました。

1. 多重人格 RP
多重人格の PC を作成したことがある方もいるでしょうが、歪みのアカシックではデフォルトがこう。シナリオ中では、判定(あるいは PL のノリ)次第で人格が定期的に入れ替わります。
あくまで PC 達は記憶(=他の人格)に支配されることに抵抗しながら戦いを続けているので、良い状態ではないはずですが……さておき、PL は気楽に RP を楽しめます。
例えば、現代人三人が話していた場面が急に武将達による軍議に変わったり、時代も生まれた国も(場合によっては生きている世界すら)違う人物が喧嘩したりする可能性もあるわけです。
興が乗り過ぎると、カオス化して収拾がつかなくなる可能性も懸念されますが……それはシステムが悪い(掌返し)

2.クレシャス(煩悩)の消費
「誰かの記憶」に支配されずに自我を保つための、PC 達がデフォルトで持っているリソース的な物。
思い出の写真だったり、昔から好きな食べ物だったり、愛着のある道具だったり……そんなものを PC 作成時に7個決めます。そしてシナリオ中で「消費」していきます。
消費されたものに対する執着心や思い出を、知らず知らずの内に PC は失っていきます。思い出の写真は、何気ない一枚に。愛着のある道具は、よくあるツールに。
そしてシナリオのエンディングで、このクレシャスを失った PC の場面が展開されるわけです。
日常を勝ち取る一方で、大事なものを取りこぼす。そして、そのことに PC は気が付かない。これがとても良いですね。センチメンタル全開。
場合によっては、形容しがたい喪失感の余韻を引き続ける可能性もありますが……これはシステムが悪い。

好き嫌いが分かれる点もある一方、こういうシステムは好きな人はとことん嵌まるというのがお決まりです。私はやられました。
「歴史上の人物や、空想上の人物を RP してみたい」「ビターエンドやメリーバッドエンド系も楽しめる」
そんな方には是非オススメできる内容でしたので、興味があれば仮設サイトを覗いてみると楽しいかもしれません。
いいね! 21
ノッピラー
ノッピラー日記
2021/12/13 00:07[web全体で公開]
😶 歯車の塔の探空士リレー CP 折り返し!
先日(二週間前)現在参加している歯車の塔の探空士、リレー CP 第三話(私の GM 回)が終了しました。
PL は勿論 GM も楽しいのが TRPG なので、その両方で参加できるのがリレー CP の魅力ですね。何より GM が交代する……つまり話の紡ぎ手が毎回変わるので、物語の展開が卓メンバーの誰にも読めないのも楽しいところ。
既にいくつかの伏線が張られており、私も少し回収しつつ(無責任に)フラグを放り投げてきましたが、さてさて後続の GM 担当がどのように展開してくるのか心待ちにしておきましょう。

ということで、以下は各 PC の雑感と GM 日記です。
今回は折角のリレー CP なので、完全オリジナルでシナリオを用意しました。
「兄妹ものが作りたい……ついでに雪の中飛ばせてみたいな。しかし、ストーリーも進めなければ」
三日三晩こねくり回した末、思っていたよりシリアスなシナリオが完成しました。まあ、CP の第三話ですからね(自己肯定)

PC:トルク(PL:ワラビもちさん)
本 CP は第一話で、謎の老人から古い飛空艇を譲り受けて始まったのですが、その中で眠っていて目覚めたコッペリア……という立ち位置。第一話はワラビもちさんの GM 回でしたので、その ED で満を持してのこの登場。コンシューマー版であれば間違いなくメインヒロイン。
基本的に何でもそつなくこなす有能(メイド)ですが、鉄面皮で常識に欠けるところがある彼女。ストーリーを進めていく中で仲間や依頼人との交流を通して徐々に表情が柔らかくなっていくのが尊い。
今回の第三話ではメインテーマとマッチしていたこともあって大きな成長を見せてくれました。ええ、勿論 TRPG ですから表情なんて見えませんけどね。でも伝わってきます。そういうものです。

PC:エルネスティーネ(PL:氷山さん)
アンティークの放浪娘。吸血衝動を抑えるために愛用のナイフを定期的に舐めている。他になかったのか。
実は良家の生まれで、第二話では彼女の実家騒動に巻き込まれました。色々と緩い雰囲気を持った彼女が抱える「姉」としての立ち位置と故郷への複雑な感情が垣間見える内容でした。この辺りを踏まえた今後の展開にも期待が高まる所。
血を吸いたい吸いたいと RP 上では豪語しているものの、今の所「吸血鬼」を発動できた試しがありません。第三話ではついに依頼人に手を出し掛けましたが、航行イベント表のイタズラにより不発。頑張れ。

PC:モーブ(PL:水津さん)
女好きのリットラ。NPC への対応が男女で清々しいまでに変わるのが面白い。とはいえ飛空艇内の女性メンバーは曲者揃いのため、割と早い段階で弄られキャラに落ち着きました。
狙ったアピールは大体頓挫するものの、自然に出る行動の節々で好感度を上げていく。一歩進んでまた下がるようなことを繰り返すヘタレ力を持っていますが、砲撃手としては優秀。
第三話では依頼人含めモーブくん+女性キャラ 4 人という構成でしたが、大きな変化は起こらず。この調子で最終話までにフラグは立つのだろうか。

PC:アーリャ・スヴェトロヴァ(PL:N サブさん)
声を出すことができないフローレス。前回の電波系コッペリアといい、何故 N サブさんは自ら RP 難易度を上げていくのか。
見た目は妖精、振舞いもまた妖精。悪戯っぽく微笑む様はまさに可憐なフローレスの少女といったところですが、本質は本能と自由を好む快楽主義者。往々にしてその被害はモーブ君に集中する。
一方で年相応な反応を見せるところもしばしば。甘いものに釣られたり、同姓の友達と楽しそうにお茶したり……なるほど、可愛い。
第三話ではついに声を出せない理由が判明しました。いつか声を出して笑ってもらいたい。

PC:オスカー・スヴェトロヴァ(PL:私)
柔和な学者肌のモダンタイムズを考えていたのですが、個性スキルで「毒舌」を引いたので天然毒吐きキャラに路線変更。さらに RP を重ねていく間に単なる皮肉屋眼鏡になりました。
アーリャさんとは兄妹設定でシスコンです。この辺りの深堀りもどこかでやっていきたいなと画策中。

このメンバーの旅も、もう半分が終わったのだと思うと、とても早く感じます。まだまだ多くの謎が残された CP ですが、最後には全員が笑って終われると信じています。
最大の敵は長旅表、次点で戦闘フェイズです。自分達のダイス目を信じましょう。

 ”濛々と噴き上がる蒸気と黒煙の風に乗って、さぁ、冒険の旅に出よう”

【CM】
「空の旅」「飛空艇戦」「チームメイトとの協力」この辺りのワードにフィーリングを得た方は「歯車の塔の探空士」で検索! 空飛ぼうぜ!
いいね! 18
ノッピラー
ノッピラー日記
2021/08/23 14:58[web全体で公開]
😶 【DLH】説明はあとだ! 早く乗れ!(長文)
私が感じた、デッドラインヒーローズというシステムの欠点を上げましょう。

 PC 設定と感想文の作成に、時間がかかることです(個人差があります)

はい。ということで先週、ニジさん主催のデッドラインヒーローズ「説明はあとだ! 早く乗れ!」が完結しました。
ニジさん曰く参加 PC 次第で 9 割違う内容になるということらしく、ネタバレ ok とまで宣言されました。実際、全てのシーンや NPC が PC 向けに作成されていましたからね!(……これ、私たちがキャラシ提出してから 2 週間程度で組み上げたってことですか?)
とはいえ一応、ネタバレは極力抑えて書いておきます。

さて、どこかで聴いたことがあるようなセリフをタイトルに頂く本シナリオ。ヒロイック感を盛大に積んだ雰囲気なのかなーと思いつつ突入したわけですが、やはりそれだけで終わることはありませんでした。
そもそもエントリーの時点で一人はまだ「ヒーローではない」状態から始まりますからね。謳い文句は

  「これはキミがヒーローになるまでの物語だ」

王道ですね。しかし王道には王道たる所以があるわけです。必ず面白くなるだろうという確信の下で参加し、実際面白くなりました。
ということで、以下は各参加者(GM、PC)について感想です。

【GM:ニジさん】
三か月前に続いて、今回もお誘い頂きました。ありがとうございます!

開幕から怒涛の展開となった今回のシナリオですが、二日目に突如
「クエリー(対象は私の PC)を一つ追加させてください」
という宣言。嫌な予感と期待を抱きつつ快諾し、問題のクエリーへ。
……うん、重いですね。明るい物言いに今まで誤魔化されてきましたが、そろそろ気が付きました。この人も道徳の授業受けていないタイプです(暴言)
とはいえそれを乗り越えた果てにあるもの……という内容も用意されていまして。そこにしっかりと PC の設定が反映されていますから「この人、本当に良くキャラシ読んでくれているな」ってなります。好きです。

そして例によって NPC の RP がお上手。今回はヴィランの種類が多かったこともあって幅の広さが感じられました。
可愛いから下劣までありましたが、ご本人としては「嫌な奴の RP で生き生きする」らしい。まあ、GM ってそういう所ありますよね(共感)
ちなみに私は「卑怯侍」ことマシンナイトくんが好きです。「弱い者いじめは…あぁ…止められぬなぁ!!」

演出とか展開の構成については、どのシーンも各 PC 用にカスタマイズされていて、とても楽しかったです。しかしその中でも、今回の個人的一番は最後の各 PC の余韻フェイズ。エントリー(OP)の文章と、エンディングの締めとの結びつけ上手すぎて、最後に変な声が出ました。
シナリオを通すことで言葉の意味合いが変わるという内容は、PC の変化が感じられる表現で大好きです。こういうシナリオ、私も作ってみたいですね!


【PC:ラフメイカー(南瀬 倭)】PL:廻さん
ヒーロー名も好きですが、長く呼び続けていた本名も馴染み深いので一緒に記載。某楽曲を思い浮かべた方もいるかもしれませんが、ご本人の推し曲でもあるそうです。
廻さんとは今回が初同卓で、どんな方なのかなーと最初は手探り気味だったのですが……結論だけ言えば、とてもやりやすかったです。やっぱりテキセでもボイセでも、楽しそうにセッションしていることが伝わって来る人って良いですよね!

さて、そんな廻さんの演じた南瀬くんは、開幕ではヒーローでもない割と普通の男子高校生。
幼馴染を庇う為、サイオンに真正面から特攻できる程度の気概と無鉄砲さを持った、技術士の孫。よく今まで生きてた。偉い。
ですがそんな愚直さもひっくるめてニューヒーローにふさわしい立ち振る舞いでした。幾度となく窮地に立たされながらも、折れない、曲げない、諦めない。
個人的に印象に残っているのは……やはりこのシナリオのターニングポイントと言える覚醒シーンですね!

 「戦うための力がほしい」ずっとそう考えていた。でも今は違う。「守るための力がほしい」

このモノローグからアーティファクトが発動してテクノマンサーとして覚醒! ええ、私はこういうのを見に来たんですよ(外野気分)
で、そのパワーの表現がまた格好良いんですねぇ! その場を動かず、手をかざして機械を分解・再構築していくの、 SF チックかつテクノマンサーっぽくて大好きです。

私の PC はそんな彼の先輩として絡ませて頂いたわけですが、本当に良い後輩を持ったなぁ、と(感情移入)
序盤と終盤で先輩後輩の立場が良い感じに入れ替わるシナリオ構成も相まって、徐々にイケメン度が上がっていきました。私の急な振りにもバッチリ対応して頂きまして。おかげさまで綺麗に決まりました。この対応力、ここにも RP 巧者がいた!

あとクエリー・チャレンジなど、要所要所での幼馴染との絡みはニヤニヤしながら見守っていました。
最終的に、余韻フェイズで絶妙な距離感で終わりましたが、二人とも幸せになって欲しいと思います。この世界観では望むべくもないかもしれませんが、彼ならあるいは……!


【PC:T・ディーラー】PL:私
今までは丁寧な口調の PC ばかりだったので、今回は荒い言葉遣いの PC で参加しました。こいつ「ク〇野郎」って言い過ぎでは?(ログを読みつつ)
設定を考えたあたりで廻さんとオリジン(テクノマンサー)が被ったことに気が付きましたが、それはそれで面白いということで続行。結果的にしっかりと噛み合いました!

今回一番やりたかったことは「大事な物を後輩に直して貰う」ということ。
シナリオの流れ次第では難しいかと思いましたが、廻さんのご協力もありクライマックスで見事な終幕に繋がりました。ニジさん、廻さん、ダイスの女神様、ありがとうございました。

余韻フェイズでも最後に言いたいこと言って綺麗に終われたので、今回の PC も継続使用することは無いと思います。彼女の物語も終わりました。
( 4 日かけて作成した PC が 4 日で使えなくなりました! なんだこのシステム、燃費悪いな!)

【最後に】
当然のように予備日もフル消費して総セッション時間は約 13 時間! 実に充実した時間を過ごすことができました。
同卓して頂いたお二人とも、ありがとうございました! また次のセッションにて!
いいね! 24
ノッピラー
ノッピラー日記
2021/08/20 19:56[web全体で公開]
😶 燃えるシナリオ
これ、半分ぐらいオリジナルシナリオでは?(終了後、シナリオ詳細を確認した PL の呟き)

8月中は色々とご縁に恵まれまして、密度の高い TRPG 生活を送っております。健康と予定を守って楽しくセッションしましょう。
さて、そんな中 7 月より行っていた初ガーデンオーダー「火葬する獣」が完結しました。サンプルシナリオ且つ初顔合わせの卓メンバーだったので、緊張する所も最初はあったのですが、予想以上の盛り上がりを見せてくれました。いやー、楽しいですねぇ!

週をまたぎながら時間を空けてセッションを進めていると、それぞれの PL さんの中で PC のキャラ性がより固まって来るのでしょうか。終盤に近付くにつれてカッコいいセリフや抒情的な表現がどんどん出て来るんですね。で、そうすると自分もまた触発されるわけでして……演じていて楽しい。眺めていても楽しい。
個人的には、5 人もいた PC 達の全員が、何かを掴んで一歩進んだ点があったことが、非常によろしかったと思います。成長・前進は物語の華ですからね。そして誰か一人じゃなくて全員。うん、素晴らしい。

そしてそんな燃える展開を演出・補助して下さった GM に、深く感謝します。日常から戦闘までの細かい描写、NPC の RP も素晴らしい内容だったわけですが、冒頭で述べた通り中盤以降の半分はオリジナル展開でした。何しているんですかこの人。
「こういうことがしてみたい」と雑談で呟いたら、場面が用意されている。それも思ってもみなかった、意外な形で。これは PL としては非常に嬉しいですし、それに全力で報いるしか無いというものです。無事 GM の酒の肴になれたかはともかくとして、表現したいことを表現する機会を頂けたおかげで、より満足度の高いセッションとなりました。ありがとうございました!

最後に、色々と絡んでくれたり面白い流れを見せたりしてくれた他 PL の皆さん。そしてガーデンオーダー初にも関わらず進行を務め、PC 達の個性を生かした素晴らしい展開を作り上げてくれた GM さん。本当にありがとうございました。またどこかの卓でお会いしましょう!
いいね! 20
ノッピラー
ノッピラー日記
2021/07/06 09:59[web全体で公開]
😶 生まれたての キャラシの 前にはただ
果てしない未来(可能性)があって

新しいキャラシを作ったときというのは、どうしてこうもワクワクするのでしょう。そしてそれが、初めて遊ぶシステムの物となれば尚更です。
先日、初めてガーデンオーダーの卓に参加させて頂きました。と言ってもまだ導入~合流部だけなのですが、GM・他 PL 共に積極的に RP して下さる方々なので、とても楽しかったです。PC 同士の関係性が徐々に見えて来るこの時間が好き。

さて、このシステム、一番最初に他 PC を一人選んでコネクション(関係性)を決定するのですが、それ用のランダム表が用意されています。勿論自分で決めても良いのですが、折角なのでダイスを振ったところ、早くも想定外の方向に転がりました。
最初からしっかりと関係性を話し合ってセッションを始めるのも楽しいですが、こうして即興で対応し作り上げていくのも、TRPG らしさがあって良いですね。キャラシが完成した時には思っていなかった人間性が見えてきて面白い。

とりあえず私は、コネクションを踏まえてやりたいことの伏線だけ撒いてきました。これを生かすことができるかは話の流れ次第としか言えませんが、上手く嵌まれば良し。嵌まらなくても、その場で出来上がる新たなストーリーを楽しみたいと思います。PC の前には果てしない無限の可能性が広がっている。

次回は少し先の日程になりますが、今回集まった五人がどういった展開を見せて(あるいは魅せて)くれるのか楽しみです。戦闘もしっかりあるシステムですし、技能大喜利もできるシステムなので、自分も色々と頑張りたいですね。同卓者の皆さん、引き続きよろしくお願いします。
いいね! 18
ノッピラー
ノッピラー日記
2021/06/03 21:19[web全体で公開]
😶 【DLH】シミュラークルシミュレーション(ネタバレ無・長文)
「参加者全員が楽しむことができた」ことがセッションの「成功」を意味するとしたら、多分面子の時点で勝利していたと思います。

ということでニジさんGM、DLH「シミュラークルシミュレーション」無事通過して参りました。
シナリオの詳細に関しては触れられませんが、楽しむところは楽しんで、悩むところは悩んで、テンション上げるところは上げて……感情がコースアウト仕掛けました。なんて展開を考えるのでしょうね、この方は。
そも卓の開始前に GM から貰っていた忠告である程度の衝撃は覚悟していましたが、実際にシナリオに対面してみると、
「そうか、そうか、つまりきみはそんな(シナリオを作る)やつなんだな」
エーミールもかくやといった心境になりました。面倒くさい表現で申し訳ないですが、それだけ心に来るものがあった……という賞賛です。お見事でした。
一つ言えることは、このセッションの為にエントリーを読み、頭を捻り、じっくりキャラクターを考えた時間は 100% 報われたということです。
設定も、相方さんとの打ち合わせも、考えていた伏線も、全て出し切ることができました。これも PC に合わせて舞台を準備し、卓中も柔軟に要望に応えてくれたニジさんのお陰です。本当にありがとうございました!
ということで以下、各参加者(GM、PC)について感想を。

GM:ニジさん
事の起こりは五月初旬。ニジさんからセッションのお誘いを受け、相方の名前(しょーちゃんさん)を同時に聞き、
「いや絶対おもろいやん」
と二つ返事で承諾。いや、だって絶対おもろいやん(復唱)
ニジさんとは DLH で一度 PL として同卓させて頂いておりまして、GM としての噂も多方面から聞いていたので、お誘い頂き本当に嬉しかったです……!(「キミ番」とか、良く耳にしてました)

さて、GM を担当する際、PL に RP を促す手法というのは様々な物があると思います。NPC をけしかけるとか、ストレートに「RPどうぞ」と言ってしまうとか。
で、ニジさんはというと……とにかく描写で迫ってきます。こっちが RP 挟むか二の足を踏んでいると、目前の状況を秒単位で実況してくる。「これはとにかく動かないとマズイな!」って気分にさせてくれるんです。危機(鬼気)迫る演出とは正にこのことですね!(ウマいこと言ったつもり)
RP が求められていることを強烈に感じつつも、それが全て描写なので状況に没頭できる。この手法は素直に感心させられました(そもそも頭の回転とタイピング速度が合わさらないと不可能なのでは……?)凄い。
NPC にもかなり力が入っていて、端役まで個性たっぷり。そして PC の発言に対するレスポンスが早い。これはタイピング速度もさることながら、各キャラの設定がきちんと考えられているからだと思います。シナリオに対する熱意がこういうところに感じられますね。

そしてシナリオの最後の最後、余韻フェイズではこちらの急な提案に応じてくださいました。
元々用意されていた余韻フェイズも PC に合わせて用意して下さり、それもとても嬉しかったのですが、どうしても最後に行きたい場所ができてしまったので挟んで貰いました。
おかげ様で最後まで、自分の思った通りのキャラクターを表現することができたと思います。ありがとうございました!

PC:タナトス=アネモス(PL:しょーちゃんさん)
しょーちゃんさんは DLH の PL としては初同卓ですが、それなりの付き合いがあるので「なんかノリでやったらノリで返してくれるだろう」という安心感がありました。美しい信頼関係だー(棒)
冗談はさておき、RP が大好きな方なので、自分も全力でできるな! と楽しみにしてました。むしろ飲み込まれないかという不安もありましたが。

さて、そんな彼が演じてくれたのは 1400歳 超えの女性吸血鬼。血液でハルバードを生成するなど、戦闘に関する設定が最高に厨二してて好き。攻撃の際に唱える呪文はギリシャ語らしいです。格好良いが……学が足りないので読めん!

「この先の未来が…今までと同じ様に……さいっていにつまらない、絶望に満ちたもの。 ……一体誰が、そうやって決めたのかしら。」
「……それは…『自分』よ」(原文ママ)

この言い聞かせるような台詞が好きすぎて最後に拾いました。これは光属性(ただし、日光に弱い)
もとより女性 PC を演じるのが得意な彼ですが、今回もコミカルとシリアスを使い分けた魅力的な女性キャラを演じてくれました。長命であるゆえの悲劇的バックボーンと、それに裏付けられた優しさが光る。それでいて適度にポンコツな一面(G6 からお子様携帯支給されてるのホント笑う)を見せてくれるので、カッコカワイイという表現がピッタリでしたね。序盤の彼女のクエリーは笑って、唸って、頷きながら見てました。

PC 同士が合流してからは相談(とノリ)で色々やらせて頂きました。チャレンジ判定での協力とか、クライマックスでの連携攻撃とか最高に楽しかったです。特に終盤のクエリーでは、
「あなたの光属性を見せてください」
という私の雑な要望に対し、しっかりと設定を活かしつつ感情の乗った RP で応えて頂きまして、おかげでこちらも無理のない、納得のいく RP ができました。あの流れは、彼女でなければ成立しなかったと思います。一緒に走り抜けてくれてありがとうございました!

PC:フルプライド(PL:私)
最初に二つのエントリーを見た時は凄く悩んだのですが、より早く設定が頭に降りてきた家庭持ちのエントリーを選びました。
設定の味付けに使えるかもしれないと、配偶者の名前だけ GM に事前質問。その回答を聞いた瞬間にカチリと嵌まり込む音がして、一気にイメージと仕込みが完成しました。これは運命だったのかもしれません(過言)
当初はコミカルな設定を付ける予定でしたが、前述の理由もあってだんだんとシリアス設定に。しかし、結果的にシナリオにマッチした PC になったと思います。セッション中はコミカルもできたのでとても満足。
総じてこのシナリオの為に作ったキャラと言えるので、継続で使うことはないと思います。彼の物語は完結しました。そう言い切れる卓を経験できたことが、何より幸せだと感じています。


当初は 2~3 日( 6~9 時間)予定のセッションでしたが、最終的に 4 日間(12時間)の長丁場に。でもこのシナリオを堪能するなら最低でも 3 日は必要だと思います。はい。
GM 及びシナリオ作者のニジさん、一緒に悩みながら乗り越えてくれたしょーちゃんさん、ありがとうございました。また次のセッションでお会いしましょう!

PS. ログ読み返してみたらコズミックヒーリングの判定ダイス振ってないことに気が付きました。他にも細かい戦闘処理大分ガバってました。申し訳ない! 次に生かします! ルールとマナーを守って楽しく TRPG しよう!
いいね! 17
ノッピラー
ノッピラー日記
2021/05/26 21:25[web全体で公開]
😶 【歯車の塔の探空士】ソラカジキの季節
歯車の塔の探空士「ソラカジキの季節(岩塩様作)」無事完結となりました。ご参加頂いた PL の皆さん、ありがとうございました。
前回の野良卓が終了した後に「GM やってみたい欲」が生じ、休日一日費やして部屋を作成。勢いのまま同メンバーに招待を送って全員から快諾を頂き、無事開催の運びとなりました。やっぱりノリと勢いって大事ですね。ということで参加 PC 達の雑感をつらつらと。

PC:緑(PL : 水津さん)
フローレスを作成することが決まっていた中、引いた個性スキルは「ベテラン」と「貧民出身」
結果として出来上がったのはガサツなオッサンキャラ。フローレスのイメージを真正面から破壊していくキャラ付けが個人的にツボでした。弄られ役であり、ツッコミ役であり、いざという時は頼りになる立派な船長。こういう味のある愛すべきオッサンは大好きです。
傲慢フローレスを演じる……予定だったようですが、周囲が濃すぎてツッコミに回ることが多かった印象。頑張れ親父。

PC:レイス・サンズリバー(PL:氷山さん)
血色悪い系の天才アンティークお姉さん。笑い方が気持ち悪い(失礼)
天才設定だったのですが、中盤はダイス目に恵まれず失態をさらすことに。しかしそれが他の船員たちとの絆に繋がり、ドラマチックな展開を作ってくれました。やっぱり RP って良いですねぇ。
結果的に終盤は覚醒し、ダイスはほぼ負けなしで、所持魔法のテレパシーも要所要所で活躍。一番成長が感じられたキャラでした。

PC:スピカ・メルナール(PL:ワラビもちさん)
リットラを詐称するモダンタイムズの子供であり、女の子に扮する男の子(男の娘)……ややこしい。なお、女性用給仕服を着用。年齢と性別を勘違いされているせいで、船内での母親的ポジションに。それで良いのか探空士。
最年少キャラでありながら、しっかり者で万能屋。調理、機械修理、偵察、あげくの果てに謎アイテムで敵船に乗り移り白兵戦……古来より執事とメイドは強キャラの風潮がありますが、彼女(彼)もその類のようです。白兵戦で殴り合いしている時は GM も楽しかった。

PC:芦葉・ガラテア(PL:Nサブさん)
「な、なんだこのみょうちくりんなコッペリアは!」
私の感想は、この NPC のセリフに集約されていた気がします。いや本当になんなんだこの電波キャラは()
しかし、その少し(あるいはかなり)ずれた発言と噛み合わない会話が見ている側としては面白かったです。だんだんと他 PC が扱いに慣れてきて、ツッコミの切れが上がっていくのも見所。間違いなくメンバーの一員なのだと感じさせるやり取りが微笑ましく映りました。最初は高性能ロボ PC になる予定だったらしいのですが……(本当か?)
しかしこの RP を最後まで貫き通した N サブさんにはお見事としか言えません。自分だったら途中でネタ切れする自信があります。

飛空艇建造含め、計五日間にわたる長いセッションでしたが、無事に四人の旅を見届けることができました。参加者の皆さん、改めてありがとうございました。このシステム、やはり GM も楽しいですね!
いずれまた、募集をかけてみることがあるかもしれませんので、その際は探空士の諸兄姉方、よろしくお願いします! 空飛ぼうぜ!

【濛々と噴き上がる蒸気と黒煙の風に乗って、さぁ、冒険の旅に出よう】
いいね! 14
ノッピラー
ノッピラー日記
2021/05/02 14:46[web全体で公開]
😶 GW 卓日記
タイマンボイセって、長考増えますね!
募集の声に乗っかり、みおとさん GM の下で CoC「カタシロ」通過してきました。テキセかボイセか選ばせて頂けるとのことだったので、久しぶりにボイセで挑戦したのですが、これが実に難しい。
今まで参加してきたボイセはPL 4~5 人のシナリオばかりでタイマンはこれが初。自 PC の沈黙がそのまま卓の沈黙になるので、黙ると焦燥感が襲い来る……! タイマンボイセで喋り続けられる人を改めて尊敬します。
とはいえ長考が多いというのは、それだけシナリオに没頭して進められたということでもあります。正直に言うと PL としては悩んでいる間も楽しいのです。根気強く付き合ってくれた GM のみおとさん、本当にありがとうございました。序盤の会話は純粋に面白かったです() 

そして GW 二日目、本日の夜は「歯車の塔の探空士」に GM として参加します。既にリプレイ(?)が投稿されていて GM としてはテンションが上がっております。さてさて、どんな冒険と RP を見せてくれるのでしょうか。
【濛々と噴き上がる蒸気と黒煙の風に乗って、さぁ、冒険の旅に出よう】(このキャッチフレーズがホント好き)
いいね! 16
ノッピラー
ノッピラー日記
2021/04/18 21:09[web全体で公開]
😶 DLH「魔法使いと少年」
(▼ ネタバレを含むコメントを読む。 ▼)
いいね! 14