その頃の彼等6
小慶美(シャオ・チンメイ)演義・ターニングポイントでの登場人物達[web全体で公開] 0 | |
登録日:2022/09/24 20:37最終更新日:2022/09/24 20:37 |
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コメント一覧
73. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2023/06/09 20:31 |
【穢れ除けの散桜】編 用語とか状況 ・散桜病(さんおうびょう) エリアスの死後、穢れを有する人達にのみ発症し始めた病気とも呪いとも呼べる症状 体に桜の枝とも皹とも思える模様があらわれ、やがて蕾の模様、最後その蕾が開花に至ると末端から灰のように身体が崩壊するという、人としての形で死に至ることのない症状でもある これは穢れの度合いによって進行の早さが違うのではと患者のカルテから読み取れる ・十六名家の状況 主に玄陣営は半数近くが穢れ持ちの当主と言うことで戦力の大打撃を受けており、一部の名家の当主は別の人に代が替わっている こと、散桜病の発生起源がエリアスの死にあることを鑑みた桜以外の名家は今回の件について当主の座に戻ったフェルナンドに責任の追及を行っている ・聖罰隊の状況 穢れ撲滅に動く聖罰隊をはじめとした擯斥派(ひんせきは)は、散桜病を「神による浄化の祝福」と認識しており、これらについて解決に動こうとする人達の妨害に動いている ・奈落騎士の心境 魔域の核の中で眠るエリアスの魂に興味を持ちつつも、彼等が狙う肉体は軒並み蛮族であるため、散桜病が全国に範囲が広がるのを危惧している そのためエリアスの魂を完全に懐柔するか消滅させるかを考えあぐねている ・美徳の神罰 美徳の存在を知る者は散桜病の解決に神罰……それも、「特殊な力を無効化する」という噂がある“慈愛”の神罰が突破口になるのではと類推しているが、現在の“慈愛”の適合者は不明で探すところから始まる ********** 妄想書きつらね
72. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2023/06/08 20:25 |
陽月の桜が、この日散った 裏切り続けた父に失望して、 案に自分を家族と見ていない事実に絶望して、 父がいた暗闇の世界で、身体に刃を突き立てて、命を絶やした 「全ての穢れに呪いあれ」 遺された日記に刻まれた怨嗟の想い 彼の死後、デウスデアは穢れを蝕む異常事態が発生した 天秤の島・演義 『穢れ除けの散桜』編 ――これは呪詛なのか、それとも祝福なのか ********** 何か最近脳裏をよぎったワード達 エリアスが自害を決めた後、デウスデアでは穢れ持ちのみが発症する病とも呪いとも取れる奇怪な症状に悩まされるのと、魔域みたいなものが発生してるようなそんな演義 魔域の核の中を揺り籠にエリアスの魂がすやすやしてたり、 この症状を祝福であると肯定する聖罰隊が解決を妨害したり、 魔域の核を揺り籠にするエリアスの魂に興味を示した奈落騎士が動き出したりする そんなカオスものです
71. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2023/05/30 09:35 |
医竜してる世界ならキカートリークスで医者を続けてるでしょうから仕事で充実してるかもしれないですわね 下手すれば侵攻が完了する前に追放や処刑を受けてる可能性……
70. くっきー | |
2023/05/30 01:38 |
シアーズはいないが、ゼクリスが蛮王ではない感じの世界やんな(‘‘ キイチは生きてるから悲しみにくれている訳では無いが、寵愛も出来ない。だとゼクリス何して過ごすんかなぁ
68. くっきー | |
2023/05/29 17:50 |
例にもれずスパイ容疑で捕まるけど、キイチの情報で侵攻作戦が上手く行ってて処刑できないヴィルフリート君をリルズる(性転換)させてビキニアーマー着せたいなぁ(・。・
67. くっきー | |
2023/05/27 23:36 |
「…どうしてこうなった?」 キイチは目の前に鎮座している被り物を前に呟いた 古めかしさが歴史を感じさせる。この国でも屈指の財宝だろう ビール瓶の蓋も同じ名前なんだよな…などと現実逃避をしていた 王冠。デウスデアが帝国だった時代のものらしい…ということが分かっている。だがキイチはあまり興味が無かった 何故このような王冠が目の前にあるのか。現実から目を背けいま自分が座っている椅子を見る やや色が変わっているが、重厚な造りのそれは玉座と呼ばれるものだ 「オレが王って…なんの冗談だよ」 キイチ・アンジョウ・シュタム。今はキイチ・アンジョウ・S・フォン・デウスデア 「ほら、似合っていると思うけど」 くすくすと笑いながら美青年が称賛してくる 最も彼が本当は彼女であるというのは秘密だ 「エル、どうしてこうなったのか説明してほしいんだけど」 「公の場ではアステュアと呼んでくれよ。それで通っているんだから」 「分かったから!説明を!」 「前もいったと思うけど、君の持ち帰った情報でキカートリークス攻略が進んだからね。その功績を鑑みれば当然でしょ」 さも当たり前のことのように言っているが色々おかしい 「それでも剣の代表とかで良かっただろ!なんだよ王って!」 「まぁまぁ、こんな時代だから象徴が必要だと思わないかい?」 「何か王家と繋がりがあるわけでもないのに王って…」 あまりにも急な展開に頭が追いついていなかった 「ま、仕事は山ほどあるから、よろしくね」 そう言って彼(彼女)は立ち去った 「オレ、特別何か出来るとかそういうわけじゃないんだけど」 キイチの受難は始まったばかりだ
66. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2022/11/22 00:47 |
ふと思う 正史ではたまたま擯斥派(というか聖罰隊)がフェルナンドの不倫相手を処理(救済)したし、結果として不倫を暴いたけど 演義によっては現在進行形でフェルナンドの不倫が続行されている世界線があり得るってことかしら……? エリアスがフェルナンドの不倫現場を目撃する世界線……??? 不倫の事実を受け止められなさそう
65. 小慶美(シャオ・チンメイ) | |
2022/10/26 17:34 |
「のぅ、ゼリクス」 「お前がこの間買ってきた人間の奴隷。食用目的で買ったわけではないようじゃな?」 第一軍管区に構えられた屋敷の一画で、曾祖父が問いかける 「さては惚れたか?」 という一言を添えて 自分の成人を記念して見聞を広めるために出かけてみた第二軍管区、そこで出会った人間の奴隷・キイチ 食用奴隷として売られた彼女を高値で買い取ってから数か月の時を経てもなお手を付けてないから、誰かには見透かされはするだろうと思ったが…… 相手が相手だ、下手に嘘をついても大方こちらが墓穴を掘るだけだろう 「……一目見た瞬間、雷撃が走って……叶うなら、彼女を……」 自分の伴侶に迎えたい そう言葉にするのを自分の心は制止する。どこで誰が聞いているかもわからないから しかし曾祖父は自分が言いたいことを察したのか、微笑ましそうにこちらを見ていた 「のぅ、ゼリクス。今ドランデアでは、主の席が空いているのを知っておるよな?」 「……はい、そのため各所で跡目を争っているという話も……」 「それで思ったんじゃがな――」 「お前が“主”になれば、伴侶に誰を迎えても周りは咎めないのではないか?」 「若くして子爵級に近しい実力を有しておるお前なら、なれる可能性があると思うがのぅ」 「……俺が、“主”に……?」 正直、自分の欲望のためだけにその座を目指すなんて愚かしいとも思った しかし、それ以上に俺の心は、魂は。彼女と共に生きることを許される現実が欲しかった 曾祖父は俺よりも実力があるのにその座を目指さないのは、玉座に座るよりも一人の将として前線に立ちたいからだろう ……あの男も、俺が“主”になったら俺の魔術の才覚を認めてくれるだろうか? 「……」 やるしかない、と決意した後は早かった 戦略や歴史、政治など。“主”となるために必要な教養を習得するために俺は動き出した 彼女と共に生きれる世界にするために *** 破却の応報編 『前日譚・玉座の向こうに何がある』 主を目指す動機はかなり不純かもしれないけど、彼はいたって真剣です