これ楽しい(かも)
Kei布教[web全体で公開] 3 | |
登録日:2024/02/21 00:12最終更新日:2024/07/26 01:15 |
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コメント一覧
6. 聖岳生馬 | |
2024/04/01 12:02 |
つまり「SVALBARD 」という作品はループものをTRPGで行う、と? 時間はループしていないようですね(作品内世界の制限の8時間が有る為)。 普通のTRPGシステムで同じことを繰り返すのはおおむね苦痛ですがw しかしワンテーマものは色々狙えますねぇ。
5. Kei | |
2024/04/01 01:47 |
コミュを立てたはいいものの、ライブラリを眺めてもわたくしの興味の関係かナラティブ系 TRPG ばかり。そんな中にキラリと光る逸品が(楽しいかどうかはともかく)ございました。 というわけで SVALBARD を紹介しましょう。 えーと、このゲームは紹介するとネタバレになってしまうのですが、どのみち訳せばネタを知ってしまうのですし(遊ぼうとしたら自分で訳すしかありません)、よいですわね? 北極海に浮かぶスバールバル諸島には旧ソ連の秘密施設がありました。施設は放棄されていたと思われていましたが、密かに軍事技術の研究が続けられていました。そして、奇妙な通信によって、ここで何かが起こっていることが分かります。PC はエリート特殊部隊の一員として、ここで何が起こっているのかを突き止めるために派遣されます。回収は 8 時間後、それまでに合流地点に戻らなければ死亡とみなされます。 という導入なのですが、施設の中はまさにダンジョンな上、敵側の精鋭部隊も確実に PC の命を狙ってきます。不用意に先に進めば確実に死にますし、必要な情報を集めていなければ簡単に手詰まりになります。一方で、誰か一人でも死んだ場合、それまでに得た情報は全て知っている状態でパーティ全体がスタート地点にリスポーンします。 あと一つ悪いお知らせなのですが、この施設で進行中の事象を止めなければ、アザトースが召喚されて世界は終わります。残り時間の制限があります。つまり、正解のルートは一つではありませんが、無駄の多いルートでは時間切れになります。 というわけで(このゲームがほんとうに楽しいのかどうかはわたくしもちょっと不安なのですが)何度も何度も死に戻りながら最適解を見つけて世界を救ってみるのもいいんじゃないかしら?
4. Kei | |
2024/02/25 20:07 |
これまで紹介した Without Number も Fabula Ultima もメジャーなんじゃないかしら? というお叱りの声が聞こえてきましたので、それでは、Talislanta の紹介をしましょうか。 Talislanta はファンタジー TRPG ですが、エルフも人間もドワーフもオークも「いない」ことがウリの TRPG です。元々は D&D のキャンペーン設定から始まったようですが、最終的に別物のゲームとなりました。ヨーロッパの神話や伝承を元にしないため「エルフはいない」というスローガンを掲げ、このスローガンで有名になりました。後に Lady Blackbird や Blades in the Dark を生み出す John Harper もデザインに関わっていました。 システム的には能力値+技能の古き良きTRPG風(クラス制ではなくライフパス制です)で、能力値や技能から算出した修正値に d20 と難易度による修正を加えて表を参照する形式です。古き良き TRPG らしく能力値も技能も数がそこそこあります。加えて、判定には部分的成功という概念があります。ファンブルやクリティカルに相当するものもあります。またファンタジー TRPG ですので当然魔法もありますが、魔法には モード という概念があり、モードは呪文の外見や形とは関係がありません。面白そうな仕組みとして、キャラクター自身はモード概念を知らずに魔法を行使します。知らないモードの魔法は効果を発揮しません(呪文を唱えても何も起こりません)。それぞれのモードに対して呪文リストがありますが、そういったリストがサンプルだという扱いになっている点も楽しそうですわね。 最新版となる6版がクラウドファンディング中ですが、これ以前の版はほぼ全てが公式サイトから無償でダウンロードできます(権利の関係でしょうが、無償 PDF には一部のイラストは掲載されていません)。
3. Kei | |
2024/02/24 18:40 |
それでは今回は、JRPG リスペクトに溢れる TRPG、Fabula Ultima を紹介しましょう。 古き良き JRPG のテイストで英雄になって悪を倒すファンタジー TRPG で、2023年の ENNIE Awards のベストゲーム部門を受賞しています。 システム面では、基本となるルールは りゅうたま みたいな感じで、能力値に d6 〜 d10 のダイスを割り当て、場面に応じて二つを組み合わせて合計値で判定するとか、そういった感じですね。そのほか PC 間の絆やヒーローポイント的なものあります。 ゲーム自体の雰囲気はブレイブリーデフォルト、キングダムハーツ、オクトパストラベラー、ファイナルファンタジーといった感じのものを目指してデザインされたようです(と書かれています)。悪役についてもゲーム的な仕組みがあったりします。 クイックスタートは DTRPG で無償で入手できます(わたくしもクイックスタートのみ持っています)。クイックスタートでは4種類の作成済みキャラクターとシナリオが用意されていますが、シナリオは導入からシーンの目的地に向かう理由を PC に尋ねたり、結構ナラティブも意識した形かしら。このシナリオを遊びながら、必要なことはその場に書いてあってルールについても学ぶことができるみたいな構成になっています。
2. ポール・ブリッツ | |
2024/02/21 21:21 |
ウィズアウトナンバーってことは、もしかして懐かしの「番外地」シリーズ?!(そうか?(^_^;)) 「星間番外地」「異世界番外地」「サイバー番外地」……。 くっ、そそる、そそるううっっ!(だから番外地じゃねえって(^_^;)) ♪ 春に 春に追われて 北の果て(だから違うって(^_^;))
1. Kei | |
2024/02/21 20:54 |
思いのほかお集まりいただいて驚いているのですが、それでは、わたくし個人としてはまだ紹介したことがない筈のゲームでも取り上げてみましょう。初めての回は、Without Number シリーズなんてどうかしら。 基本システムは OGL 系の D20 ですわ。シリーズといってもゲームシステムが互換なだけでそれぞれ別のゲームとして遊べます。共通しているのは、サンドボックスで世界を作るための膨大な表かしら。 Stars Without Number は星々の海を旅する系のゲームで、超能力ありエイリアンあり宇宙船戦闘あり……つまり、遊びやすくなった Traveller とも言えるかしら。 Worlds Without Number はファンタジー舞台版。一応舞台設定は遥か未来ですが、ゲームとしては剣と魔法ものです。 Cities Without Number はサイバーパンク版になりなすわね。 完全版ルルブは有料ですが、恐ろしいことに各作品ともそれだけでゲームを行うことのできる無料版がございます(有料版から若干の要素が削除されているようです)。これがまたとんでもなボリュームで、大量の表を前に一生遊べそうなくらい。というかこの表のために入手してもいいくらいと存じますわ。