温森おかゆ(まんじゅう)さんの日記 「クソゲーをいかに楽しむか」

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温森おかゆ(まんじゅう)
温森おかゆ(まんじゅう)日記
2023/11/14 01:37[web全体で公開]
😶 クソゲーをいかに楽しむか
 というマインドは、結構使えると思うのだが、どうだろうか。
 と、ファミコン~スーパーファミコンのスーパー・電源ゲーム・黎明期のプレイ動画を見ながら漠然と思っていた。
 TRPGにもクソゲーはあると思っている。いや、TRPGのシステムの何か一つをこき下ろすつもりはない。
 ただ、この世にKOTY(クソゲ・オブ・ザ・イヤー)と言うものがあるかぎり。というか、人の趣味嗜好が千差万別である限り。誰かにとっての「クソゲー」はいつの時代にも存在すると思っている。そしてそれは何も電源のあるゲームに限った話でもなかろう。

 TRPGのクソゲーとはなんだろうか。まあ、TRPGというものは土台をデザイナーが調整したゲームで、一般人からデザイナーまで幅広い人々が多くのシナリオを世に出すので、シナリオごとにバランスが大きく変わってくるということもあって「クソシナリオ」のほうがありうるのかもしれない。
 判定ひとつでPCがロストさせられるとか、ロスト率が異常に高いとか、異常に不親切だとか、まあ色々と。
 それをクソゲー要素と断じる条件にするか否かについては、やはり一人の人の嗜好のみに絞って判断しきれないものだと思う。それをクソと断じる人もいれば、条件次第で面白いと感じる人もいれば、別に普通と感じる人もいるのだろう。
 実際のところ、ファミコン時代とか言われる電源ゲーム黎明期はクソゲーの全盛期であった。バランスが取れていないのは当たり前、ちょっと進めば雑魚すら倒せなくなり、雑魚から手に入る経験値がしょぼくなるのも当たり前。昔は今と比べて、ゲームを作るにあたりゲームバランスの感覚が洗練されていなかったため、そんなゲームが世に送り出され、そしてそれが当然のように受け入れられていた時代だそうである。

 ……要するにクソゲーというものは、その要素に慣れてしまえばそれほどクソではなくなる、ということなのではないか?
 あるいはより快い感覚を知りさえしなければ、クソな作業ゲーだろうがクソなバランスだろうがそれが当たり前のように感じられるのではないか?

 そんなマインドは、TRPGにも使えるのではないだろうか。
 ……とはいえクソ要素に当たった時に、「あー慣れた。俺これ慣れたわ」と自己暗示するわけにもいかないし、慣れにも最初は苦しい時期もある。
 そういう時に使える方法として「セッション継続」を前提として私が思いつくのは、やはり「覚悟」これ一点のみである。
 クソ要素にあたってしまった。だが辞退はするほどでもない、あるいはしたくない。GMや他のプレイヤーにも不快感は抱かせたくない。ただクールにスマートに受け流したい……
 そんな時こそ「覚悟」なのではないだろうか。さながらバンジー直前の恐怖を飲み込むがごとく、さながら清水の舞台から飛び降りるがごとし。一点集中で覚悟を決め、ただその厳しい現実を右から左へと受け流す。日本男児の心意気。
 西に暴言暴力足手まといヒロインあれば、行って思いっきり茶化してやり
 東に高ロストのシナリオあれば、「どうせ死ぬんだから心配しなくてもいい」と言い
 地雷を踏んだら切り替えて、茶化すかその要素を別ベクトルで楽しむことにするかは自由である。
 なんにせよ、土壇場でも楽しむマインドはTRPGという娯楽において有用なものだと思う。

 まあ冗談はさておき、そうして耐えられるのならまだしも、「覚悟」や「忍耐」で片付かないようなクソ要素であるのなら、悪いことは言わないから悲しみを押して辞退することも視野に入れることができる、という前提はあるべきだ。思いやりを持ってシナリオを作ろうが、それでおまんま食ってるプロのデザイナーだろうが、やはり万人受けするようなゲームは作れない。だからと言って開き直って明らかにクソと分かっている要素を織り交ぜるのは全く感心しないが、世には「誰かの好きは誰かの地雷」という言葉があるように、思わぬところで地雷を踏み抜くこともありえるのである。
 その地雷を踏み抜いてしまった時の対応こそ、人の品性が出るのだと思う。
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レスポンス

Kei
Kei温森おかゆ(まんじゅう)
2023/11/14 20:16[web全体で公開]
> 日記:クソゲーをいかに楽しむか
KOTYといえば、TRPG界の「四八(仮)」と言われるゲームはございますわねw
ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツ温森おかゆ(まんじゅう)
2023/11/14 13:26[web全体で公開]
> 日記:クソゲーをいかに楽しむか
むしろTRPGのシステムというのは、ゲームソフトというよりは「ハードウェア」と解釈したほうがいろいろとクリアになる気がしてます。
マイナーなハードウェアとか、ダメなソフト(シナリオ)しか出てないハードウェアとかいう形ですね。
だから、マイナーでクソゲーしか出てないハードウェアでも、そのハードウェアが好きな人は激怒するだろう、ということで。世の中にはいまだにZX-81(パソコン黎明期にイギリスのシンクレア社が発表した超低性能超低価格パソコン。あまりの超低価格ゆえにホビーパソコンとして売れに売れた)でゲームを作ってるマニアがいますから、いいじゃんいまだに無印ナイトメア・ハンターで遊んだって……(笑)

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