かもらいふさんの日記 「「春の野山に奔るは桜花」こぼれ話」

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2018/04/20 03:23[web全体で公開]
😶 「春の野山に奔るは桜花」こぼれ話
SW2.0総合コミュニティ1周年記念セッション「春の野山に奔るは桜花」、無事終了!
裁定ミスやGMの勘違いによる誤誘導等、反省点は色々ありつつも、
PLの皆様には概ね満足していただけたようで、一安心です。

ボス戦も、”結果的に”大した被害もない勝利でしたが、
パラライズがボスにブッ刺さらなかったら、或いはGMの出目が腐ってなければ、
どうなってたか分からんかったので、まあ難易度調整も悪くなかったのではないかと。

……いや、やっぱり取り巻きに「かばうⅠ」入れておくべきだったか(殺意)


以下、参加者にしか分からないこぼれ話。

今回のシナリオ、「春の野山に奔るは桜花」は「はるの のやまに はしるは おうか」と読みまして、
文字通りの「桜花(おうか)」と合わせて、ボスの「角が桜の樹になっている鹿」、
すなわち「桜鹿(おうか)」の意味も隠し持つタイトルとなっております。

で、この”頭から桜の生えた鹿”には、実は元ネタがあります。
小説「ほら吹き男爵の冒険」の中にエピソードに、
『銃の弾が切れていたので代わりにサクランボの種を鉄砲に込めて鹿を撃ったが逃がしてしまった。
 その数年後、頭から桜桃の木を生やした鹿と再遭遇、仕留めて美味しくいただいた』
というものがございまして、本セッションの大筋も、このお話を翻案した物です。

類似のお話としては日本の落語「頭山」、
(上方落語では「さくらんぼ」)という演目がありまして、
これは
『男がサクランボを種ごと食ったら頭から桜が生えてきた。すると近所の人々が花見に集まってきた。
 あまりにやかましいので桜を引っこ抜いたら穴ができて水が溜まり池になった。
 すると今度は近所の人々が釣りを始めて、釣り針をまぶたや鼻の穴に引っ掛けられる。
 男はこれにブチ切れ、自らの頭の穴に身を投げて死んでしまった』という、お話。

さすがにシュールすぎてお話自体をセッションには盛り込めなかったのですが、
この演目を持ちネタにしている「桂雀々」氏の名前や、
「頭山」という単語などはこっそりセッションに混ぜ込んだりしてました。

……というわけで、オマージュ元に敬意を捧げるのも兼ねて、ネタばらしをしてみました。
いやあ、やっぱりTRPGって楽しいですね!
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