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😶 キズナバレット【ラッシュ・トゥ!】KIZについて 今回は、ちくわぶGMのキズナバレット卓第2陣に特別に入らせていただいた。第1陣は残念ながら日程の関係で参加できなかったが、なんと第2陣をしていただけることになったのである。限られた時間を割いていただいたことは大変恐縮であるとともに、感謝に堪えない。 2陣のほうはちくわぶさんの僅かな空き日程で予定を合わせたため、2回で必ず終わらせるためにGMC(GMPC)を使ってタイマンでキズナバレットの体験卓を行った。 ちくわぶさんはとても時間管理がお上手な方で、第1回目の4時間ですでにクライマックスのボスの辞世の句ターンまでおわっていたので、第2回目は22時半くらいで滞りなくセッションが終了した。総合して6時間半程度で雑談も含めて終わったということになる。 時間は限られていたが、たくさんロールプレイをさせていただいたため、とても満足だ。 さて、キズナバレットをたくさん堪能させていただいたので、まずはキズナバレットというシステムの感想から入っていこうと思う。 ◆キズナバレットとは? マモノスクランブルやブラッドパスを手掛けるからすば晴さんの作品である。“キセキ使い”という異能力者の被害者死体からつくられた戦闘人形(キリング・ドール)、“ハウンド”と、その力の制御を担うパートナー“オーナー”のバディやトリオを形成し、戦うシステムだ。 ダブルクロスのロイスのように、思い出や特定の人物やモノに対する感情“キズナ”というものが増えていき、そのたびにキャラクターが成長していくのだが、シナリオを終えるたびにその“キズナ”が必ず1つは破壊されていく。 シナリオでロストする基準は破壊されたキズナの量次第なので、けっこう容赦なくキャラクターがロストに着々と近づいていくシステムである。 しかし、その分いつか来る別れを理解しているバディものの悲哀を表現しやすい。 ◆キズナバレットの良いところ ●武器は何でも好きなものが使える キズナバレットのキャラクターシートには、キャラクターの演出に使用する[ヒトガラ]というデータがある。これはキャラクターのロールプレイに活用するもので、特にそれそのものに決まったデータがあるわけではない。 その中で、「おもな武器」という項目があり、これは戦闘になった時にキャラクターが使用する武器を記入するところだ。 で、これはロケランを持っていようがアサルトライフルを持っていようが、ハンドガンを持っていようが、アクションゲームにありがちなネタ武器を持っていようが演出が変わるだけで特にこれといった効果はない。何を設定しても、何かが変わるわけではない。何なら、その時々に合わせて他の武器を使っても構わないらしい。 ……つまり、逆に言えば、「何を設定しても構わない」わけだ。GMが良いと言ったなら、レイトウカジキマグロをぶん回してもいいし、盾でぶん殴ってもいい。身体強化された人造兵器のため、超能力的なモノはたぶん使えないくらいだ。 おそらくキズナバレットのキャラクターたちは、たまに完全にネタだろそれ、みたいなシロモノを戦場に持ち込んでいるバディがいるのではないだろうか? ●リソース管理は頭を使う 戦闘中、PCたちは“励起値”というポイントを使ってスキルを使用したり、行動することができる。この励起値は情報収集シーンで良い結果を出したり、テーマに沿ったロールプレイをしたりすることで得られる。 励起値をなるべく上手く集め、戦闘でラウンドごとに上手く使い切っていくことが大切だ。リソース管理には頭を使う。 初期作成のキャラクターでは取得スキルが少ないこともあって、キャラクター固有のスキルを使いこなすなどの変則的な戦略よりもむしろ、限られたリソースをどう使っていくかの戦略が必要になってくるので、これもまた楽しい要素となる。 ●シナリオを終えるたび強くなる。強くなるたびロストが近づく。 シナリオの中で、PCたちは“キズナ”と呼ばれる、思い出、人や物に対する感情を得る。しかし、戦いで力を使うたびに、そのキズナはひとつひとつ破壊されていく。 シナリオが終了したら、バディであるどちらかのキャラクターのキズナは破壊される。あまりに多くのキズナが破壊されたキャラクターはロストが近づく。しかし、キズナが破壊されるたびにスキルを取得することができるため、だんだんと強くなっていくことも可能なのだ。 私はたまにはこうして「いつか必ずロストする」システムでキャラクターを使い切っても良いよなあ、と思っているので、キズナバレットは無限にやりたい。 バディは失うまでがバディなところがあると思っている。
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