タッツーさんの日記 「ノックスの十戒」

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タッツー
タッツー日記
2021/12/06 20:07[web全体で公開]
😶 ノックスの十戒
ノックスの十戒をご存じだろうか。
1,犯人は「物語の当初」に登場していなければならない
2,探偵方法に、超自然能力を用いてはならない
3,犯行現場に、秘密の抜け穴・通路が2つ以上あってはならない
などなど…

ミステリー小説を執筆するうえで必修といえる要素であろう。
これはミステリー小説のみならず、クトゥルフやソードワールドといったTRPGのどんなジャンルのシナリオでも活用できるなと、ドラゴ〇ボー〇業&卒を見て最近思い始めた。

犯人→キャンペーンやセッションの黒幕、探偵方法→技能や判定、犯行現場…は事件が起こった場所や地方、町、遺跡が該当するか
サイドキック(主人公の親友枠らしい)は自分の判断を読者…つまりPLに判断を知らせるは、「NPCはPLの意見や行動を踏まえて次にこんな行動をしようとするよ」というアナウンスをすることで以下のシーンが出来上がりそう。

「こんな場所にいられるか!私は帰らせてもらう!」
地の文:〇〇は帰ろうとします。しかし、今帰すと犯人に殺害されるかもしれません
PL1「全力攻撃で気絶させていいですか?」
GM「どうぞ。命中判定お願いします。目標値は0です」

ノックスの十戒を作った人物は「自分でもなんでこれを作ったかわからん…」って言ってるくらいなので、ガチガチに縛られる必要はないと思うが、たまには故人が作りあげた知恵を使いシナリオを作ってみるのもいいだろう。


…犯人を物語の最初に登場していなければならないって、かなり難しいよなぁ
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レスポンス

metabouzu1973
metabouzu1973タッツー
2021/12/06 22:07[web全体で公開]
> 日記:ノックスの十戒
どうやら、他にも様々なバリエーションがあるそうです。参考にできるかどうかは、人それぞれですが。
https://blog.goo.ne.jp/eminus/e/f29748d8d426059ee0627f0c4db48a65
玄狼黒鉄
玄狼黒鉄タッツー
2021/12/06 20:57[web全体で公開]
> 日記:ノックスの十戒
このノックスの十戒がよく分かるのは「うみねこのなく頃に」でしょうか。
色々なブラフや伏線、幻想描写、ループの真実等…一つ一つが繊細に重なり合っている物語なのでお勧めしたいです。

5の「中国人を登場させてはいけない」に関しては…その…
多分人間離れした身体能力や、胡散臭く倫理に欠けた人物が登場すると訳が分からない事態になるからかと(;´・ω・)
今で言うリアル狂人、リア狂ですかね。出て来たら間違いなく推理難度が爆上がりします。
ただ単純な狂人だったら犯人を攪乱するきっかけになるので採用されるとは思いますが、
時代背景的に理解を超えた存在は真っ先に犯人ではないと感じますし、犯人だったらブーイング待ったなし(

TRPGでは凝った推理ものでない限りはそこまで拘らなくてもいいのかも。

問題は「サイドキックが犯人」「登場人物に科捜研等その手の人がいる」「現実的に可能かどうか不安定」等のケース。
要はグレーゾーンな部分が詰め切れてない部分があるのも事実なんですよね…

しかし、今でも推理の際に有効だったりするので、覚えていて損は無いと思いますよ~
ミッド
ミッドタッツー
2021/12/06 20:36[web全体で公開]
> 日記:ノックスの十戒
面白いですね! ガチガチに縛る必要が無いことから、犯人についてもゆるく考えてみました。
現代CoCで予告もなしにゴブリンを出したり、逆にSWで(ラクシアでも魔神でもない)神話生物を出す事が御法度であり、CoCで深きものが犯人であったりSWでオーガが犯人であったりする分には何ら問題がないのではないでしょうか?
なぜなら、ルールブックという「最初」に記されており、世界とPLに対して存在が保証されているのですから。
ポール・ブリッツ
ポール・ブリッツタッツー
2021/12/06 20:35[web全体で公開]
> 日記:ノックスの十戒

みんなが笑いものにする一番有名な条文「中国人を出してはいけない」だけど、ノックス先生、ギャグとして中国人を出しているだけで、いいたいことは「安易なご都合主義ばかりに頼っていてはダメ」ということだろうから、GMとしても肝に銘ずるべきだ、と思ったであります……。

ちなみにノックス先生の代表作「陸橋殺人事件」は電子書籍で読めますよ。間抜けな仲良しおっさん四人組が、ゴルフに興じドジを踏みまくりながら殺人事件の謎を追うユーモアミステリの傑作です。

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