ぱむださんの日記
ぱむださんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
ぱむだ | |
2024/06/27 11:49[web全体で公開] |
ぱむだ | |
2024/06/18 05:47[web全体で公開] |
😶 死は労働を辞める理由にはならない。Hypermall unlimited violence CRIT賞にノミネートされたTRPGのひとつ、ミートパンク企業暗殺TRPG「Hypermall unlimited violence」を入手しました。 すでに購入したパレスチナ支援バンドルに入っていたのでお得な気分です。 死後の世界にあるものがただの知覚を有した魂に加えられる永遠の拷問であり、あらゆる存在に対して一切の救いがないことが確認された未来。 人々は「ハイパーモール」という超巨大ショッピングモールの不死の住民となり、冷酷な企業倫理の過酷な労働に従事しています。 大事なのは、お前はクズだということ。 お前は肉クズだと認めること。 お前の頭を踏みつけるブーツをべろべろ舐めること。 生まれながらに労働を義務付けられた存在なのだから、ただ働き、感謝すればいいのだ。 フードコートの汚れた窓からしか、空は見えない。お前はハイパーモールで労働し続け、死んだら新しい肉体を借金してでも購入して、その借金を返すために更に働き続けるのだ。 ——こんなのは、人生じゃない! PCたちはハイパーモールの労働から離れるために(というのが主な事情ですが、多彩な背景が用意されています)、SLAUGHTR™ という暗殺斡旋アプリをダウンロードした職業暗殺者です。 ハイパーモールには「RESURRECTION MATRIX」という蘇生システムがあり、住民たちが死亡するとすぐさまCHRIST (Charon Holographics Resurrection Immortality System Tube)が生成した新しい肉体を与え復活させます。病気になった労働者は殺して新しい肉体を与え働かせる、合理的なシステムです。CHIRISTはモールの至る所にありますし、金持ちは専用のCHIRISTを抱えています。 こんなシステムがあるので、ハイパーモール内での暗殺は容易ではありません。 「RESURRECTION MATRIX」をハッキングしたり、殺しの場所を工夫したり、パーマネントデスキューブを設置したりして、復活できない形で対象を殺害する。それがPCたちの任務になります。 通常戦闘、社会戦闘、金融戦闘を駆使してターゲットを二度と戻ってこれない死の次元へ送り込みましょう。大事なのは、自分たちは死なないことです。なんせ殺されてしまうと命を買うことになり、収支がマイナスになってしまいます。 キャラメイクは多彩で直感的なデータが多数あり、特定分野の専門家、荒事屋、超能力者、ミュータント、精神生命体、パワースーツ兵士など、およそ近未来・未来の設定で思いつくキャラクターはだいたいできそうです。 悪趣味な設定にギラギラのルールブックなんですが、目を通したところシステム面もかなり整理して描かれていて理解しやすそうです。戦闘ルールは多彩ですが根本はシンプルで、一度覚えたらすぐ馴染みそう。
ぱむだ | |
2024/06/15 05:17[web全体で公開] |
😶 TRPGで心に残ったセリフ 色々なセッションで色々な楽しい思い出があって、すべてを語りつくすことはできないんですが… 初めて「ダンジョン・ワールド」のGMをしたセッションで、「神格といえるほど強い力を持っていない亜神が、人間の政治家と手を組んで大都市の人々に自分を信仰するよう仕向けた」という展開のストーリーになりました。 亜神は自分を崇める神殿を作らせ、敵対する聖職者を殺戮しましたが、プレイヤーたちに追い詰められ、ついには討ち滅ぼされました。 亜神を仕留めた攻撃が「代償のある成功」だったので、亜神は自分を滅ぼした魔法使いに呪いの刻印を刻みながら絶叫した……という演出になりました。 「消えるのは嫌だ!誰にも顧みられず、崇められることもないまま……!」 するとPCの吟遊詩人が言いました。 「そんなことないのに」 なんか、これがね……この時の言葉がなんか、すごく心に残ってて…… GMの視点からすると、単に悪い奴が陰謀を巡らせているだけなので、悪い奴は惨めに消えてしまえばいい、くらいの気持ちだったんです。 でも、実際に偽りでも信仰のポーズをとらせていた都市を見ていたPCは、どこかで「ひょっとしたらこの亜神を少しくらいは信仰してる人がいたんじゃないか」「何か困ったことや不安があるときに神様にお願いしようと思って、亜神に祈った人はいたんじゃないか」って思うのは自然なわけで…… そんな視点を持っていたこともすごいし、邪悪な敵が討ち滅ぼされたときに、その敵の唯一の救いになりうるような言葉を、最後の最後で自然にぽろっと言える、というのも本当にすごいと思いました。 私はすごくないので、「そう言って亜神は消えました」としか答えられなかったんですが。 TRPGは悪者を倒して終わるだけのゲームじゃないことも多いです。でも、プレイヤーが本当にそういう態度を取れるかっていうのはまた難しい話だなあとも思います。 自分が同じようにできるかどうか、というよりは、「なぜそれが難しいのか」を考えるきっかけになったセッションだったなあと思います。
ぱむだ | |
2024/06/14 00:25[web全体で公開] |
😶 海外の推理シナリオが こないだ読んだ海外の推理シナリオがあまりにも大味で「これは何をどう推理するの?」って内容だったので、うまく遊べるように変えられないかと思案しています。 シナリオざっくり要約すると「四人家族が喉を切られ惨殺されていた。犯人はこの家を留守だと思って上がり込んでたホームレスでした。」って内容で……本当にこれだけなんです。現場の状況とホームレスの追跡方法が書いてあって終わりでした。 個人的な印象として、「留守だと思って上がり込んだのを見つけられただけにしては被害があまりにも大きすぎる」っていうのがすごく引っ掛かります。銃を乱射して殺したならまだわかりますが、刃物を手に寝ている子供も殺して回るのは陰湿で凶暴すぎます。それもすべて一撃で喉を切り裂くという的確で殺意の高い方法です。最初にホームレスと出くわした子供だけは「頭を包丁で貫かれる」という更に恐ろしい方法で殺害されています。これについての説明は一切ありません。 一家殺害事件という凄惨でセンセーショナルな題材をTRPGに使用するなら、それがただのおびえるホームレスを探し出すだけで終わるセッションになるのは肩透かしという気がします。それなら食い逃げでもいいと思うし……実際、このシナリオの捜査パートを見た限りだと一家殺害事件である必要性があまりにも薄く、聞き込みと観察がモノを言う流れで、科学捜査や尋問などの要素もありません。というか、ミステリ的な推理の要素が全くありません。食い逃げ犯を捕まえるって内容のほうが規模や犯人のうかつさとしてもしっくりきます。 確かに凄惨な事件ほどしょうもない原因で引き起こされるのかもしれません。 ミステリ的に面白く、解き明かすべき謎がしっかりとある一家殺害事件のシナリオを作るには、どのようなひねりを加えればいいんでしょう。 ①犯人は複数いる 犯人として逮捕されたホームレスが殺したのは最初に出くわした子供1人だけです。他の家族を殺害した犯人は別にいました。 ②ほかの家族は事件より前に死んでいる ホームレスは最初に出くわした子供を殺しました。他の三人の家族はそれより前に殺害されています。家族を殺したのは子供かもしれないし、子供だけが生き延びたと思った矢先の不幸な遭遇だったのかもしれません。 ③家族のほうが何かおかしい 死体の中には、戸籍のない子供が混ざっています。これは誰の子供なんでしょう? ④死に方が異常である 四人の家族はこの一軒家の中では不可能な死に方をしています。なぜそうなったのかを解き明かさないと犯人を捕まえることはできません。 思いついたところで遊べるかどうかはわからないんですが……他にどんなのがあるかな。
ぱむだ | |
2024/05/11 01:42[web全体で公開] |
😶 Quest Frontsはいいぞ https://www.drivethrurpg.com/ja/product/360541/Quest-Fronts-1 Quest FrontsはIronswornの形式で書かれてますが、ファンタジー汎用シナリオ集です。 Ironswornはソロプレイ可能なRPGなので、つまりどんなシステムでも、一人でも複数人でも遊べるシナリオということです。強すぎる。 これに限らずIronswornというかPbtA系(ironswornはPbtAではないんですが、その影響が強いです)のシナリオは、日本のどのシステムっていうか一般的な同人シナリオ系とは全く書き方が異なるので戸惑うところもあるかもしれませんが、逆に英語が不得意な人にとっては読みやすくて助かります。 ランダムなイベントなどを考えるとっかかりがほしいときに使えるOracle(しかも1d100)が入っているのも好きすぎるんですが、シナリオ自体がシンプルで取り回しやすくて面白いです。 「場所」や「その場所に住む人々」を重視するironswornのシステムに沿った形式で書かれているので、冒険者が活躍するような普通のファンタジーシナリオはもちろん、規模や解決する課題を調整すれはグランクレストや天才軍師になろうのような戦記ものにまで役立てることができます。 シナリオをいくつか紹介すると… 【ブライトン集落で】 敗走した軍から逃げ出した脱走兵たちが略奪行為を行っています。それだけならいいんですが、脱走兵たちはとある有力貴族の荘園にまで迫りつつあります。もし貴族が脱走兵に殺された場合、脱走兵を出した国は苦境に立たされかねません。脱走兵が荘園に流れ込み、貴族をへ傷害を与えるのを止めましょう。(このシナリオは和風ファンタジーに改造してGURPSで遊んでる最中だったりします) 【けもののはらわたから】 坑道を深く掘りすぎた人々、鉱山の奥深くにある獣のねぐらを壊し、恐るべき害獣を解き放ってしまいました。問題は、この鉱山を所有しているアレモテは侵略行為を繰り返す残忍な国家であり、周囲の国や集落が害獣対策に協力してくれないということです。今のアレモテは屍だらけで、数少ない生き残りが身を寄せ合っています。どうにかして獣の恐怖を打ち払いましょう。 【ソンバー入植地の相続】 ソンバー入植地の首長が死亡し、息子がその地位を相続することが決まります。長老の書記官はその事態を受けて、PCに助けを求めます。時期首長であるその若者はカルト宗教の幹部です。彼は相続したこの地を根城に冒涜的で邪悪な計画を遂行するでしょう。しかし彼の相続は正当なものなので、カルトを退けるには彼を物理的に排除するしかないかもしれません。何にせよ、カルトとは言葉を交わすべきではありません。 【気がかりな夢】 あなたは鍛冶屋で鍛えてもらった新たな武器を手にしてから、奇妙な景色を夢に見るようになりました。それはいつも同じ景色で、あなたに何かを訴えかけているようです。武器を鍛えた鍛冶屋はいつの間にか姿を消しています。同じように奇妙な夢を見てついには狂い死にした人の噂を聞くにいたり、あなたは夢について調べざるを得なくなります。 全文無料で読み応えたつぷりです。シナリオのネタに困ったときに手元にあって損はないと思います。
ぱむだ | |
2024/04/24 02:07[web全体で公開] |
😶 PCが動く!!!!! 適当に買った超低スペックPCをだましだまし使ってるうちに複数人オンセで落ちまくるようになり、買い替えてから続きを……と言いつつもなかなか諸事情で買い換えられず不義理を働いていたのですが…… ついに!ついにPCを買い替えました! まともなスペックのPCってすごい……動く!動くんですよ!待ってなくていいの! もうなんというかかくなるうえはありとあらゆることをしたい!!!!!あまねく娯楽をこのPCで嘗め尽くしたい!!! あんまりTRPG関係なくてすみません。 オンセしたい!!!!!
ぱむだ | |
2023/11/19 01:16[web全体で公開] |
😶 NOVAはなんて良いゲーム Malströmさんから日本語版が発売されたTRPG「NOVA」、とてもいいゲームなのでどんどん遊びたいという気持ちでいます。 時はまさにポスト・アポカリプス。太陽は突如として爆発し、混迷と隠匿の霧が地上を覆い尽くし、暗闇の底で人々はただ怯えることしかできなかった……しかし、その時代は終わろうとしています。 太陽の欠片を用いた新たな動力源「サンウェル」。新時代の新技術で駆動する超高性能エグゾスーツ「スパーク」。 これらの登場により、人類は暗闇に立ち向かう用意を整えたのです。 PCたちは危険な薄闇(ダスク)を駆ける「スパーク」となり、サンウェルを擁する都市の発展を助けるために様々な冒険へ乗り出します。 この時代を生きる力なき人々の願いを乗せて活躍する「スパーク」の力は圧倒的です。ただでさえとんでもなく強いんですが、好き勝手に改造する(改造のことを「フレア」と言います)ことで更に驚異的な強さを誇ります。スパークたちのチームは変化と脅威に満ちた都市外の世界を簡単に踏破し、様々な危難をクールに乗り越えられるでしょう。 しかし、そんなスパークたちの敵は手ごわいものばかりです。邪悪なならず者たち、邪教の信奉者、冷酷な宇宙人、そして凶暴な異常生物……彼らもまたさまざまな「手だて」を用いてスパークたちの力を削いでいきます。 強いスパークのヒロイックな活躍が楽しめるほか、スパークの活躍によって変化する状況を楽しめるというのもNOVAの楽しみのひとつです。 それは直面した困難を乗り越えるということだけに留まりません。スパークが都市外を探索し成果を上げることで、都市や都市の人々に良い影響を与えることもあるでしょう。スパークはただの戦士ではなく、破滅の後の時代を生きる人々の希望の象徴でもあるのです。 システム的には「ナラティブ系」というやつで、データと判定でガチガチに固めるというよりは想像力豊かに自分のキャラクターの活躍や行動を描写し、他参加者との対話によって物語を広げていくタイプの作品です。(とはいえスパークのデータやそれを用いた改造ルール、判定のルールは単純ながらも楽しくて完成度が高いと思います) これが「ポスト・アポカリプス的な地上で探索して冒険する」って世界設定とシナジーがあってとても楽しい! 滅んだ文明の痕跡、厳しい環境、異常な植生、都市の現状、様々なものがプレイヤーたちへ自然に語りかけます――ここにあるものをどう使う?あなたはこれを見てどう思った?何のためなら戦える? (このへんはGMによりますが)世界観を踏まえている限り、解釈や設定はどこまでも自由でいいと思います。どんなに風変わりな鼻つまみ者でも、スパークを着て戦っている時はみんなヒーローです! ルールブックはフルカラーPDF、イラストもかっこいいし文書の配色もカッコいい。 ココフォリア公式素材(別売)を使えばイメージバッチリのココフォリアと敵キャラのグラフィックが一瞬で用意されるので、正直GMが事前にやらなきゃいけないことが極限まで少ない……なんとなくシナリオ用意しちゃうんですが、シナリオ無しでもストーリー展開できるようにランダム表が用意されてたりします。 とにかくNOVAはいいゲーム!いつか機会があったら一緒に遊んでください!
ぱむだ | |
2023/11/02 20:21[web全体で公開] |
😶 細かい名前を覚えられない 私「フタリソウサのシナリオ集買っておこうと思うんですよ、なんだっけ『怪盗からの挑戦状』と」 「怪盗の誘惑ですね」 私「そうそれです。あと『喧嘩するほど仲が良い』だっけ?」 「あなたと仲良くなる方法ですね」 私「そうそうそれです。あと『探偵バトルロイヤル』もほしい」 「探偵フェスティバルですね」 とりあえず全部買いました。