ねおすろさんの日記

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ねおすろ
ねおすろ日記
2016/11/24 03:04[web全体で公開]
😶 片道勇者TRPGであそびました! その2
楽しかったです!

 一方、理術士と別れ、南へと向かった二人を待っていたのは……迷宮である。
 ……自分達が旅立った城で、あの老婆の言った通りだ。やはりここに迷宮があった。二人は迷うことなく、迷宮へと足を踏み入れる。
 勇者は迷宮あらば潜り、潜む魔物を打ち倒し、あるいは宝物を探し出し、力とするもの。闇に追われる身であっても、それは変わらない。この二人もその例にならわんとしていた。

 暗く、一歩前を見通すことで精一杯の石壁の中……。剣士と騎士の足取りも慎重となる。
 果たしてそこに現れたのは、腐臭を放つ動く死体であった。遠い国ではゾンビとも呼ばれる魔物である。いやゾンビは英語じゃないけど。
 二人はすぐさま剣を抜き放った。
 耳長の剣士が携えるのは、名高き耳長の鍛えし名剣である。その細く薄い刃は切れ味鋭く、しかし羽毛のように軽い。
 一方、騎士が備えた剣は対象的に、分厚く大きい。そして、鉄でできた鷹があしらわれている。今にも動き出し、獲物をその爪にかけんとするかのような造型。
 これを少しでも武器の心得あるものが見れば、驚愕を隠せなかっただろう。重さはすさまじくとも、威力においては耳長の剣をも凌ぐと言われる名剣、鷹躍る剣であった。遠い国ではイーグルブレイドとも言うそうな。
 もはやこの世にこの二本を超える剣となれば、伝説に微かに語られる聖武具以外には存在せぬ、とすら言われるのだ。
 世界を救わんとする勇者たちにこの剣を贈ったのは、かの名君ヴィクター王であった。この一事をもってしても、王の期待たるやどれほどのものか。握る剣に、使命の重さも加わるようであった。

 ところで理術士には理力の矢が贈られたのだが、いや確かに理力って書いてあるけど弓は使わねえよ! 三人の中で一番安いアイテムなあたり、割と軽んじられている気がした。なんか思わせぶりなRPばっかりしてるのがよくなかったのか。

 剣を抜いた二人の前に、二体の死体が近づく。不気味な臭気と、そのおぞましき様相がまず勇者たちに襲い掛かった。剣士は妖精の香りにたより正気を保たんとする(理術士のPLはそういうのはちょっとどうかとおもったが)。騎士はキリンなので、長い首をそらしその臭気を遠ざけんとする。
 しかし、剣は天下にその名を轟かせども、まだ勇者たちは未熟。その腐臭とおぞましさが、二人を惑わした。
 気づけば、背後に異音。もう二体の動死体が現れていたのだ。意志判定失敗であった。どっちも意志は0だったので厳しかったのである。

 背中合わせの二人を囲む、4体の死体。果たして彼らに勝ち目はあるのだろうか……。

つづく(かもしれない)
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ねおすろ
ねおすろ日記
2016/11/23 14:34[web全体で公開]
😶 片道勇者TRPGであそびました!
楽しかったです!

 飄々と風吹く草原……そこを行くのは三人の勇者であった。
 一人は剣士。少年と言ってもよい年頃だが、その赤い目は鋭い。そして、彼の耳は長く、尖っていた。遠い国ではエルフとも呼ばれる、耳長の一族である。彼の名はフロートと言った。
 もう一人は理術士。赤い衣に身を包んだその姿は、さほど歳を重ねたとも見えないが、奇妙に老成した雰囲気を纏っていた。フードに隠した目を覗くものがあれば、その赤錆びたような視線に身を竦ませたやもしれぬ。彼は己の名を名乗らなかったが、呼び名を欲すればレッドスピリットと答える。サイコロで決めた名前である。
 そして最後の一人は騎士。キリンである。その身を包んだ騎士の外套から伸びる首は長く、黄に茶の斑点をまとっている。獣人はさほど珍しくもない存在だが、かように人を脱した姿を取るものは珍しかった。彼は呪いを受け、獣に姿を変えられた人間だったのだ。その名を、クラウドと言う。

 三人はやがて、行く道を分かれた。理術士は北へ、そして剣士と騎士は南へ。彼らが目的を達するためには、世界に残る多くの力を束ねねばならぬ。そのために、一時行く先を分けたのだ。

 北に向かった理術士は、サボテンを村の空き家から盗んだところを衛兵に見つかりそうになり、口八丁でごまかしてその場を離れた。
 この行為を評して勇者らしからぬ、と断ずるのは簡単だろう。しかし、もはやこの世界を覆わんとする『闇』に対抗するためには、手段を選ぶこと自体が欺瞞とも言える。結果として、理術士は誰も傷つけることなくその場を立ち去ったのだ。
 経験値的にはいっそ戦闘してもよかったかな、とかPLは後で思ったが、しかしこのサボテンが後に彼らの運命を決する鍵となるは、まだこの時は誰も知らぬことであった……。

つづく(かもしれない)
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ねおすろ
ねおすろ日記
2016/11/17 01:23[web全体で公開]
😶 ドラクルージュのキャラメイクセッションをやりました!
楽しかったです!

ドラクルージュは、PCのデータ部分は3つの項目を選ぶだけと、とても簡単なのです。
でも、その代わりというわけではないでしょうが、決められる設定の表が色々あります。

PCの騎士(かつては吸血鬼と呼ばれた存在です)が、民(普通の人間)の頃の境遇、騎士になった時に何があったか、騎士になってから何があったか……。
ここまでは、他のゲームでもよくある項目です。

これに追加して、騎士になった年齢、騎士になってからの年齢、二つ名、外見(瞳、髪の色、特徴を二つ)、そして男女の名前表、家名表。一部のPCには、堕落の兆しというものも。これらを全部サイコロ二つで決められます。

更に、これらの項目のひとつひとつの量がハンパじゃないです!
まず、最初に決めた過去は全部36種類あります。D66と言って、二つの六面体サイコロを振って、片方を十、片方を一の位として読む振り方で決めるのです。
そして、二つ名は6×36で216種類あります。まあ、これはPCのデータを決定した時点で、36種類に絞られるのですが……いやそれでも多いよ! 二字熟語縛りでよくもここまで集めたな……と関心すること間違いなしです。
更に更に、名前は男女別、家名の表も6×36で216種類……。
外見の瞳、髪の色は10+1種類、そして特徴も36個……。
もう、この表を読んでいるだけで楽しくなります。

この項目の一つ一つがしっかりと作られていて、振ってしまえばまさにこのゲームの世界観にあったキャラクターが生まれるんですよ!
そして、輝かしい生まれのキャラクターが、次の表であっという間にどんぞこに落ちたり! その逆も! ダイスを振るだけでドラマが生まれていきます。
こういう落差が生まれるのも実にらしいんですね。

とにかく、この圧倒的な表の力はぜひ実際に読んでほしいですね。
そしてキャラクターを作ってみてください!
オンセンのキャラシートでしたら、TRPGの種別でドラクルージュを選べばテンプレも出てくるので入力は簡単です。
作ったら、みんなでドラクルージュを遊びましょう!

というわけで、次はセッションをやってみたいなーと思います。
ところでBBTもやりたいのでどっちにしようかな、と考え中です。
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ねおすろ
ねおすろ日記
2016/11/09 23:51[web全体で公開]
😶 ドラクルージュのキャラメイクをやってみる卓を立ててみました
基本的にセッション本編はしない予定ですが、興味があればぜひ!
ドラクルージュはすごくルールが独特だけどシンプルでわかりやすく、楽しいゲームだと思います。多分。
多分というのはまだ自分もTRPG祭の1時間卓で遊んだだけで、通してちゃんとやったことがあるわけではないので……。
いやでもすごい楽しかったんですよ。ほんとほんと、ほんとです。

このゲームのキャラクター作成はダイスを振って決めることができる沢山の設定表を参照して作るのですが、その表の内容もとても面白くて魅力的です。
なので、多分キャラクター作成だけでも楽しめるんじゃないかなー? どうかなー? と思ったのです。
そもそも、キャラクター作成はTRPGの中でも大きく楽しさを占める部分ですしね! キャラ作成だけをやってみる卓というのがあってもいいんじゃないかな、と思うんですよね。
ルールブック未所持の方でも募集しているので、ぜひ気軽に参加していただければと思います。
今回はうまくいったら、次回は作成していただいたキャラを使ったセッションをやってみたいな、と思っています。

ところでキャラはこちらに記入しながら、最終的には登録していただこうかなーと考えています。参照しやすいので。
http://character-sheets.appspot.com/dracurouge/

もちろん、手元に用意したキャラクターシートに記入していただいてもかまいませんがー。
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ねおすろ
ねおすろ日記
2016/11/07 13:45[web全体で公開]
😶 サイトをたのしんでいます
セッションをしたい!(挨拶)

今はオンセンをいろいろいじって楽しんでいます。みなさんの日記を読んだり、ルームを作ってテストしたり。
とにかく遊びたい気持ちが高まっていくので、何かそのうちにやりたいですね。その時はよろしくお願いしますこの日記を読んでいただいた方。
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