鴉山 響一さんの日記
鴉山 響一さんが書いた日記の一覧を閲覧できます。
日記一覧
鴉山 響一 | |
2017/01/03 17:07[web全体で公開] |
鴉山 響一 | |
2016/12/20 10:33[web全体で公開] |
😶 ラハシアについて 昨夜、COBRAさんの主催で名作として名高いCD&Dモジュール、「ラハシア」に参加してきました。私がRPGを始めた30年くらい前から「名作だ、これは名作だ」と散々いろいろな人が言っていたのでぜひ体験してみたかったんですよね。 セッション自体はまだまだ序盤?の部分までしか進んでいないのですが、セッションやストーリィ内容とは別のことで所感を。 この「ラハシア」ですが、ファンタジー小説家として名高いトレイシー&ローラ・ヒックマン作ですが、曰くがあり、もともとは彼ら自身の出版社からこの作品を世に出す予定だったのですが、身内の裏切りにあい会社は倒産。そこでやむなく変転を経てTSRに身売りしたのだそうです。それを踏まえると、もしかしたら「そうだったのか」と思うことがあります。 それは、このモジュールは全編エルフの里で起きた事件を背景としているのですが、その割に出てくる固有名詞が「ラヒブ」「シスワ」など、アラビックなものばかりなんですよね。主人公のラハシアだってそう考えればアラビックな気がします。ラハーシャと発音した方がそれっぽいのかな。 つまり、ヒックマンの最初の作品では、実はアラビアンナイト的な世界観だったのではないでしょうか。もうひとつ、同時に作成していた作品名が「ファラオ」と知って、なおさらその印象は高まりました。そもそも最初期の200部しか印刷されなかった「ラハシア」の表紙はでかでかとムスク。ところが、先ほどの事情があり、スポンサー(TSR?)などからの改変要求があり、アラビックな舞台ではなく、エルフの里での事件になってしまったのではないでしょうか。 ……と思って更に調べてみたら、当初のラハシアにはなんと副題がついていまして、その名も「Secret of Indonesian」! アラビックじゃないのかよ……いやいや、日本人がイメージする砂漠の桃源郷ではなく、インドネシアだって広義にはアラビック世界。 とまあ、裏事情はともかく、セッションはとても楽しく進んでいます。 私の演じているシーフは、暗闇なのを良いことにヒロインのラハシアちゃんに手を握ってもらって先導してもらおうと試みるも、無粋な、まことに無粋な(大切なことなので二度言いました)坊さんによってそれを阻まれてしまいました。それがPC的には残念で、PL的には美味しいシーンをありがとうございました、なセッションでした。
鴉山 響一 | |
2016/12/13 12:13[web全体で公開] |
😶 シルヴァーコード 私は死んだことがありませんし(当たり前だ)、死の淵を彷徨った経験も幸いにしてありません。 今回、「復活の呪文」によって蘇生されたキャラクタの述懐をするにあたって参考としたのは、98年にレースで瀕死の重傷を負った太田哲也さんの著書と、脳移植を取り扱った大沢在昌さんのサスペンス「天使の牙」より参考にさせていただきました。両方ともに良書ですので、ぜひ手に取ってご覧になることをお勧めします。 なお、このセッションでは重要な述懐のシーンでしたので、もう少し尺を取ってやるべきだったと、すこし反省しています。
鴉山 響一 | |
2016/12/04 16:14[web全体で公開] |
😶 サレットの女騎士篇、進んでいます。 「サレットの女騎士篇」をテオドシアスさんと少しずつ進めているのですが、今回からベテランプレイヤのえぢさんにも盗人ラディガーとして加わっていただきました。例によって数回に分けてリプレイをアップして行きます。 教会のエゴによって蘇生させられた少女騎士・アイリーンですが、重臣会議での有効なカードと確信していたにも拘らず、結果としては逆効果でエルドラインからきっぱりと相対する意思表示を受けてしまい、存在が陳腐化してしまいました。 父親であるフリードリヒ・エルドラインは、公には娘の蘇生を認めませんでしたがそれは娘の生き死にを政治の道具にされたことに憤りを感じたからこそであろうと思われます(本心は分かりませんが)。その一方で、アイリーンの身柄を確保するために隠密裏に動きます。それがどのような形に結実するのか……これから数回のセッションで明らかになると思います。 ……しかし、えぢさん、テオドシアスさん、お二人とも巧いですね。ベテランらしいロールプレイに、マスタは本当に幸せです。ご関心のある方はぜひ見学もおススメです!
鴉山 響一 | |
2016/11/28 01:53[web全体で公開] |
😶 セッションレポート(リプレイ)を書く動機について 現在、AD&D1eにて「ヒューナースドルフ男爵領キャンペーン・第二部」を行っています。 第二部から大きく方針を変えました。これはずいぶん以前から「第二部になったらそうしよう」と考えていたためです。 何が変わったかと言うと、提示するセッションによって参加するPCが変更になるということです。いわゆるフリーキャンペーンと呼ばれるものに近い印象を受けるかもしれませんが、実態はかなり違います。 なぜなら、ストーリィの展開によって参加PCが変わって行き、ある時はA, B,Cという三人のキャラクターが、そして並行してD, Eが、更にストーリィが進みA,C, D, Fが集まってプレイする……という、かなり特殊な環境です。つまり集まれる人だけでセッションを続けていくスタイルとは異なり、「必要なPLを集めて」セッションを続けていくわけです。 現在は、 「重臣会議篇」……以下の2名のPC。 クレイグ・ロイツベルガー ゲルハルト・ローンフェル 「みずうみ篇」……以下の3名のPC。 ミッター ローレン卿 ルーシア・パゼロス(重臣会議篇に入れるべきか?) 「サレットの女騎士篇」……以下の1名のPC。 クリスティン 以上の3つのストーリィが並行して進んています。 そして近い内にそれぞれ別の篇のpC同士が合流して新たな展開が始まることになります。そもそも、リプレイでアップしたように「重臣会議」は物別れに終わりましたので、クレイグとゲルハルトがともにセッションに参加することは当面無いでしょう。 このようなキャンペーンの展開は他に聞いたことがありません。ちょっと考えてみればわかることで、恐ろしく手間がかかるからです。ではなぜあえてその手間が掛かることを試みたのか。 答えは簡単。 やってみたかったから。 なんせ様々な群像劇を特等席で鑑賞することができる。DMならではの特権を満喫するにはそれしかないだろうと思ったからです。 である以上、公開可能な部分からリプレイなりセッションレポートなりを作らねばならないだろうと思うから、今後もでき次第アップして行きます(できるかなぁ~)。
鴉山 響一 | |
2016/11/17 00:26[web全体で公開] |
😶 リプレイ「ピクニック(後編)」をアップしました 前編に続いて後編をアップしました。 墜落死したあかがね色のドラゴンを調査に行くパーティ一行。 そこで見たものとは……と言った内容です。 AD&D1eの弓(Bow)はルール的に強く、更に選択ルールのWeapon Specialization(武器技能習熟化)をすると、更に強くなります。というか使い方ががらりと変わってきます。ただし、無敵ではなく、パーティ間の連携が取れていないと「打撃は強いが撃たれ弱い」ことになります。今回はたまたま上手く行きましたが、今後はどうなることやら。
鴉山 響一 | |
2016/11/16 15:42[web全体で公開] |
😶 リプレイ「ピクニック(前編)」をアップしました プレイヤであるテオドシアスさんとは実はセッションするようになったのはこの一、二週間、回数で三回程度(しかも一回当たり二時間程度)なんですが、非常にスムーズにセッションを進めています。これはひとえにテオドシアスさんがベテランのプレイヤであり、どのように動くべきか、どう発言すべきか、などを理解しているからなのでしょう。私の吟遊キャンペーンに参加していただいて本当に感謝です。 前回、今回とアイリーンの二人の妹たちが登場したので、苦手な「幼女RP」をしましたが慣れないことは疲れますね。もうね、私はずっと小悪党NPCをやっていたい。消しゴム一個の誤発注でこの世の終わりみたいなイビリっぷりを発揮してみたい。そして滅びたい(悪は滅びるところまでがセットです)。
鴉山 響一 | |
2016/11/14 01:06[web全体で公開] |
😶 こんなキャンペーンに参加してみたい ・疾走感がある。 ・謎もあるがリドルではなく人間関係が中心。 ・理不尽な能力を持ったガ……お子様は出てこない。 ・組織の為に詰め腹を切らされるのを甘んじる役どころもいたりする。 ・味方役も協力的な善人ばかりじゃないぞ。 ・カッコいい敵役もいるがお約束な三下チンピラも出てくる。 ・お約束と言われようがじわっと感情を揺さぶる話も織り込まれている。 ・ちゃんとカタルシスもある。 ・静かな余韻が残って終わる。 ……こんなキャンペーンシナリオ、誰か私にマスタをやってください。自分では到底デザインしてマスタリングできません。 プレイが出来るなら、ファンタジーでも現代物でもスペースオペラでも時代劇でも構いません。神話的生物がいても、自分の名前の最後に数字が割り振られていても問題ありません。 やってみたいんです。ええ。
鴉山 響一 | |
2016/11/13 00:07[web全体で公開] |
😶 私のキャンペーンの特徴 私が主宰しているAdvanced Dungeons & Dragonsのキャンペーンの特徴ってなんだろな、とふと思い立ちました。恐らく、現在の主流なキャンペーンやセッション、そしてマスタリングとは大きく異なるんだろうな……。そこで特徴と思われる事項を思いつくままに書き出してみます。 ・長いロングラン・キャンペーン。最近流行り(?)の全数回程度ではなく、数年以上を要します(1回ごとの平均時間はおよそ2時間程度でテキストオンセ主体)。また、第二部に移行してからは全員がひとつのパーティではなく、必要に応じて単独行動、あるいは異なるPCたちとチームを組んでセッションをする特殊なスタイル。 ・DMとして公平であれとは念頭に置きつつも、PC毎の露出率は割と顕著に差がある。 ・PCたちが動こうが動くまいが、世界は着々と動いて行く。大抵の場合において、PCが動かないあるいは下手を打ったなら状況は悪化して行く傾向にある。それなのにプレイヤーには即断即決を求めたがる。 ・いわゆる謎解き(リドル)はあまり出てこない(私が好まないからね)。その代わり、セッション中に提示される謎とは対人関係であったり、NPCの意図であったり。 ・経験点算出はセッションごとではなく、ひと段落つく度に計算(目減りしないように努力してます。ええしてますとも)。 ・パワーバランスよりもストーリィや状況重視。無為無策に強敵に突貫すると間違いなく全滅する。 ・重要キャラクターであっても容赦なく退場(死亡を含む)してもらうこともある。 ・そのくせ、偶発的遭遇を好み、結果としてデッドリーな状況を作り上げたりする。「この遭遇は回避できたんだよー」と言っておきながら、本当に回避されると「つまらん」とか嘯く。 ・割とロールプレイ(キャラクターの立ち位置の認識)もキャラプレイ(キャラクターとしての味付け)も要求したがる。 うーん、こうして書き出してみると、実に化石のようなマスタリングだと実感します。少なくとも、効率的ではないような気がします。しかも結構吟遊詩人タイプ(自己の世界観陶酔型?)であるようにも思います。 そんな困ったDMのマスタリングに毎回参加してくれるプレイヤーの皆さんに、many thanxです。ありがとう、ありがとう。 もし幸運にもこのキャンペーンがずっと続くのなら、皆さんとは5年とか10年と言うスパンでのお付き合いになるはずです。ライフワークという言葉は気軽に使うべき言葉ではありませんが、それに近いモノにしたいなとは考えています。 そして、なによりも、皆さんにお応えするために、今後より惹きつけられるストーリィ、NPCたち、そしてキャンペーンを目指して行きます。 ……いや違うな。本音を言えば、自分自身がワクワクできるキャンペーンをしたい、それに尽きるのだと思います。もちろん、自分の頭の中でこねくり回しているだけでは生まれない楽しさがあるから、皆さんとプレイをする楽しさが増幅するのだけれども。 何はともあれ、今後ともどうぞよろしく。 *また、奇特にもこんなキャンペーンに関心を寄せていただいたなら、ぜひご連絡ください。見学はいつでもウェルカムです。
鴉山 響一 | |
2016/11/09 01:21[web全体で公開] |
😶 小竜グレイヴン現る 本日はAD&D1eキャンペーンを急遽しました。 前回別行動を取ったコマドリに扮した修道士ルーシアと魔術師エルダが抜けた本体チームの方です。 こちらは、聖騎士ローレン卿を始め、教会からのお目付け役のミル司祭、行商人のミッターを中心とし、それぞれの従者やボディガード数名が同行しているチームです。 湖西岸の村ローレルス村でのミッションを終えて、首府に戻る船を待つパーティ一行。そのもとにエルダの使い魔の小竜グレイヴンが現れます。曰く、エルダの遺失物を回収して稼がないかとの話を持ち掛けられます。魔術師の所持品となれば高額の値が付くのを知っているミッターはわずかなエルダへの情もあり、ほかの教会チームに同道を相談しますが、「すでにこの地でのミッションは終えた。長居は無用」と主張するミル司祭の言葉には一理あります。 その一方で、前々回取り逃がしたアクアティックトロルの話を持ち出し、これを殲滅せねばこの村の平安が再び脅かされるかもしれないと主張する聖騎士ローレン卿の説得に、ついにミル司祭も折れました。カリスマのボーナスが+30%もあるってのはズルいよね。 ところで、なぜ使い魔グレイヴンがここに来たのか、エルダはどこへ行ったのか、肝心な情報はまだ誰も知りません。 更に、その頃、村に忍び寄る複数の怪しい影にもまた、誰も気づいていないのでした。 ……というところで時間切れ。 ミル司祭はいうなれば政治将校の役回りで、権威を笠に着る非常に厭な役どころですが、主張はいちいちもっともらしいこと言います。ミッターやローレンの反発もそれなりに高まってきているようですが、果たしてどうなることやら。私はNPCとしてミル司祭を扱っているとなんだか楽しいです(笑)。小悪党が好きなんでしょうねきっと。